非国民通信

ノーモア・コイズミ

エロ拓とマツタケ

2007-01-16 23:52:37 | ニュース

山崎氏 北でマツタケに舌鼓(産経新聞)

 北朝鮮から帰国した自民党の山崎拓元副総裁が北朝鮮滞在中に、経済制裁のために日本に輸入されていない北朝鮮産マツタケに舌鼓をうっていたことが15日分かった。山崎氏自身が同日夕の民放ニュース番組で、明らかにした。

 新聞は皆同じではありません・・・ってのはどこのキャッチコピーだったでしょうか。たしかに世の中にはひと味もふた味も違った新聞があります。そんな中で新聞によって、取り上げるニュースもあれば切り捨てられるニュースもありまして、これは紙幅の制限もありますから、重要性が高いと判断されたものは掲載し、重要性が低いと判断されたものは見送られるわけです。

 たとえば昨日取り上げたニュース、社会奉仕活動の義務化云々は大手メディアでは毎日新聞だけが取り上げていました。毎日新聞の価値基準からすれば重要なニュースであり、他紙の価値基準からすればそれほど重要ではない、と。

 さて今日のニュースですが、これは産経新聞だけが取り上げています。他紙の価値基準からすればあまり重要でないニュースですが、産経新聞の価値基準からすれば広く国民に知らしめるべき重大事項なのでしょう。「エロ拓が松茸を咥えてるぞー!」と。

 山崎氏が松茸を喰らおうが愛人に股間の榎茸を咥えさせていようが国民にあまり関係はなさそうですが、どんなものでしょうかね。しかしせっかくの訪朝、日本側からも禁輸品である文明堂のカステラや日清のラ王など将軍様の好物を持って行けばもう少し交渉が進んだかもしれないと思うのですが。

「総理はおれが先」麻生氏、発言暴露され谷垣氏に不快感(朝日新聞)

 口は災いの元――。麻生外相は16日の閣議後会見で、自民党谷垣派会長の谷垣禎一前財務相が「おれに先に(総理を)やらせろ」という麻生氏の発言を暴露したことについて、「マナーとしてはいかがなものか」と不快感をあらわにした。

 谷垣氏は15日の講演で、麻生氏から「安倍(首相)に刃向かってできると思っているのか。だからおれと手を組もう」などと、派閥連携を打診されたことを明らかにしていた。

 麻生氏は会見で「こっちに対する返事をもらっていない」と発言内容を事実上認めた形だが、「その話を全然関係ないところでしゃべって、こっちにはまだ答えを言っていない。普通じゃちょっと考えられん」と怒り心頭の様子だった。

 政治家として国民に知られたくないような発言、後ろめたい発言をした段階ですでに麻生の失態だと思われますが、それを暴露されて逆ギレした模様です。この辺、身内では庇い合うのが党内の常識なんでしょうが、このように情報公開、暴露してくれた方が有権者としては歓迎できますね。

 また森元首相も16日の講演で、「(谷垣氏が)誰かに話したのが漏れ伝わったのではなく、講演でしゃべっている。(谷垣氏を)筋が通った政治家だなと見ていたが、これから彼に本当の話はしなくなる」と麻生氏をかばった。

 で、森元首相、首相時代は未発表の政策案や機密性の高い情報、問題のある考え等その他諸々を軽々しく口に出しては「失言」と咎められていた森さんが麻生氏をかばっています。麻生氏が打診した相手が森さんだったらどうでしたかね? 谷垣氏は意図的に打診の内容を公表したわけですが、森さんだったらついうっかりと口に出し、後になってから失言だったと責められるのがお決まりのパターンでした。今になって思えば森総理とは積極的に情報公開、包み隠さず本音を口にする正直な政治家でしたね。


 

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