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Lang ist Die Zeit, es ereignet sich aber Das Wahre.

bt / "These Re-Imagined Machines"

2011-06-01 17:01:29 | music11
Btrim



□ bt / "These Re-Imagined Machines"

♪ <script type="text/javascript" src="http://mediaplayer.yahoo.com/js"></script>Suddenly (Ferry Corsten Remix)
Always (Chicane Remix)

Release Date; 31/05/2011
Label; Nettwerk
Cat.No.; 30927
Format: 2xCDs
Notes: Complete Limited Edition Signed Box Set will be out June.

>> http://www.btmusic.com/
>> lens,align.: bt / "THESE HOPEFUL MACHINES" Review.


>> tracklisting.

(*…Previously Unreleased)

Disc 1
1. Le Nocturne De Lumiere (Cedric Gervais Remix)
2. Rose of Jericho (Adam K & Soha Remix)
3. Always (Funkagenda Mix)
4. Love Can Kill You (Moonbeam Remix)*
5. The Emergency (Marcus Schössow Remix)
6. Every Other Way (Josh Gabriel Remix)
7. Suddenly (Ferry Corsten Remix)
8. Forget Me (Mr Sam Remix)
9. The Unbreakable (Grayarea Mix)*


Disc 2
1. The Emergency (Lost Stories Remix vs. Dragon, Jontron, Manufactured Superstars Remix)*
2. Rose of Jericho (Sultan & Ned Shepard Remix)
3. A Million Stars (Digital Stories Remix)*
4. The Light In Things (tyDi Remix)*
5. Always (Chicane Remix)
6. The Unbreakable (Breakfast Remix)
7. Forget Me (Michael Cassette Mix)
8. Every Other Way (Armin van Buuren Remix)



Mixed by BT
Creative Direction : BT & Gavin Taylor
Art Direction / Design / Illustration : Gavin Taylor




本年はグラミーノミネートでも話題を呼んだ、アメリカン・テクノ/エレクトロポップを代表するBTの集大成的アルバム、"These Hopeful Machines"。

現在もトレンドのリーダーとして、あるいは唯一無二のオリジネイターとして求心力を発揮し続ける彼の、最新作にして最高傑作となったアルバム。それらの中から、同時代のシーンを牽引した盟友や、そのフォロワーたる瑞々しいアーティストの手によって生まれ変わったRemix楽曲を、BT自身が「アルバム」に綴った記念碑的作品が、この"These Re-Imagined Machines"。



BTは近年のライブにおいて、"Laptop Symphony"と称した、独自のカスタムソフトウェアを使用したDJスタイルを取っており、そのパフォーマンス自体が、自身のアーティスト楽曲を手がける上での創造性に溢れた、ユニークな手腕を反映したものとなっている。


いわば"These Re-Imagined Machines"は、決して広くはない市場においてインブリードな自律的進化を遂げて来たクラブ・ダンスミュージックのリミックス文化に対して、トラックメーカーとして一目置いて来たBTからの、一つの返答でもあろう。

また、リミキサーでありながら全楽曲のオーサーであるという強みも生かし、個々の楽曲の構成に対し、多分にオリジナルの要素を織り交ぜられることが面白い効果を齎している。



"These Hopeful Machines"を製作するにあたり、これまでの作品よりも多く『クラシック音楽』からの構成や要素を取り入れたというbt。そこにはテクノ・ダンスで培われた理論と蓄積が、まさしく芸術音楽とするに相応しい豊穣なテクストの端々を彩っていた。


曲の緩急を使い分け、バンドサウンドからアコースティック、オーケストラやノイズなど、音楽を構成する様々な音色をテクノロジーの下に融合させる、最先端のテクノロジーミュージックの『風』。ダンスビートは主要なファクターの一つでありながら、その先進性の全てを体現するものでは決してなかった。



"These Re-Imagined Machines"は、そんなオリジナル作品におけるテンションのピークを繋いでアクセラレートし、紛うことなき『ダンス』アルバムとしての機能性も強化しながら、同時にその芸術的意匠に触れることが出来るという、全く隙を見せない作品となっている。