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Lang ist Die Zeit, es ereignet sich aber Das Wahre.

見よ、あれが巴里の灯だ。

2008-04-25 20:34:48 | デジタル・インターネット
( ゜∀゜) カァー。。カァ。。。

MacBookのデータが飛びました。ミャハ☆

熊の子見ていた隠れんぼ~♪
お尻を出した子・・・

ヽ(`Д´)ノ一等賞!


うわーーーん、出てきてよー゜・(ノД`)


□ 終わりの始まり

ことの始まりは昨夜、帰宅してバッグからMacを取り出し電源を入れると、起動まで異様に時間がかかる。ユーザ辞書の呼び出しに手こずっているらしいのですが、なんとデスクトップ画面がブルースクリーンに戻り、再起動→読み込み→ブルースクリーン→再起動を繰り返すように。電源を入れ直しても症状は変わらず。Leopardのインストーラーからディスクユーティリティの「First Aid」で診断しても異常なし。

そろそろバックアップ用に"TimeMachine"を買おうかと思っていた矢先。データが破損したと見た私は、滅多なことはないだろうと浅はかな考えで、OSの再インストールを試みました。で、失敗しました。「ユーザ辞書」のアクセス権が壊れていたためらしいのですが、インストールが中断。おそるおそるリブートしてみると。。

\(^o^)/

ユーザアカウントが消えてしまい、生まれたままの姿に。とりあえず新しくユーザアカウントを作成してアクセスした後「移行アシスタント」にて、森の奥深くでSleeping Beautyよろしく眠っている前アカウントにアクセスしようとしたのですが、

当該ユーザアカウントがない。。

キーチェーンも向こう側なので、メインで使用してるバッファロールータのWEPパスワードも確認できず、FONルータから接続して解決策を探ることに。結果、シングルユーザーモードで立ち上げ、rootユーザとしてログイン。パスワードを設定し、新しいアカウントに管理者権限を与えたのち、そのアカウントでログイン(rootユーザは無効に)する。再び移行アシスタントから前ユーザアカウントのデータを継承する手続きに。

しかし、ファイルの取り出しの段階で致命的な事故が。。。


□ 二重のミス、一つのバグ。

Leopardの初期ロットには、アップグレード時にアカウントのパスワードをリセットしてしまうバグがあり、発売時には話題になっていたようですが、わたしはたまたま順調に移行できてしまったため、その顛末について関心を寄せることがありませんでした。予期できていたら、必ずバックアップを用意したのだけど、言い訳ですね。

ともあれ、今回のデータ消失の直接の原因は、ファイルの移行ミスです。データ移行時に、何度やり直してもプロセスの決まった時点"File name too long (63)"エラーで中断されることに。しかしアラートされた肝心のファイル名が文字化けしていて読めないため、フォルダを探し当てそれっぽい日本語名のファイルを探して、短く変更。リトライすると上手く継続された為、安心した矢先....(日本語名の長いファイルは置いておかないことをオススメします)


( ゜д゜ )

アプリケーションやキーチェーンは引き継いだのですが(ユーザ辞書は真っ白)、「データ」が移ってませんでした。HD要領が空きました。MacのアルゴリズムはWindowsと違い、移動に失敗したデータは上書きされて古い方が消えてしまうのが要因だそうです。救いだったのは、"File name too long"エラーが出るまでに移行が済んでいたデータはしっかりと残っていたこと。特に"Macintosh HD"フォルダ以下に置いてあった重要な書類等は無事でした。(優先して転送される?)全滅したのはユーザフォルダ以下の日本語名ファイル以降にあったほとんどのファイル。

どういうわけか調べたところ、とりあえずこれらは「消えてしまった」という結論。


現在に至っても、Finder上の操作に一々パスワード入力による許可を求められる状況を復旧できていません。アクセス権を修復しても無理のようで、同じ症例を探して解決中です。(元々使っていたアカウンドを使用)


□ 武器よ、さらば

さて、壊れてしまったのなら復元です。覆水盆にかえるのが文明の利器。修復にあたり、フリーソフトながら、有償ソフトに比べても十分過ぎる機能を誇るPhotorec、及びTestDiskを使用。Data Rescueも考慮しましたが、取り戻したいファイルのほとんどが大切とはいえ、必須とは言えないもの。mp3にしても、どうしても聴きたいものだけ買い直せばもっと安く済みます。


まずパーティションが見失われた可能性を鑑みて、TestDiskを起動。処理操作はターミナルを介して行われます。しかしそうではない模様。完全にユーザアカウントが上書きされてしまっただけのようです。ということで、Photorecで壊れたファイルから必要な形式だけ復元することに。

というのは、Photorecは復元力が強い反面、無数のファイルが重複してしまい、まともにやれば何十万ものデータが無尽蔵に生成されて、あっという間にHDが満杯になってしまいます。今回は画像やmp3、各種動画のみ指定しましたが、Macbookで6時間弱かかりました。

本当は上書きを防ぐため、HD上にパーティションを区切ってから他方に転送するのが原則なのですが、空き領域が確保できない恐れがあったので、半ばヤケな私はリスクを承知で進みました。


復元されたファイルはすべて"recup_dir"というフォルダに500件ずつ無造作に吐き出されます。ファイル名もパスも全て失われている上、同じ形式であればキャッシュから何から見境なく復元する為、数万のファイルから自分で選り分けなければなりません。タグ情報は生きている為、spotlightでタグを検索すれば、該当するファイルを一覧することも出来ます。

もっとスマートなやり方として、ターミナルコマンドで

find /フォルダパス/ -name "*.mp3" -size -ファイル容量 | xargs -I mv /フォルダパス/任意のフォルダ/


例えばこうすれば、「ファイル容量」の部分を任意のサイズに指定することで、指定容量未満のファイルを抽出することができます。(私の場合、上記の理由から"Permission Denied"を返されてしまいます。)というのは、実はPhotorecで復元されたmp3ファイルは、バラバラに壊れてしまっています。同じ曲でも、1分未満だったり、ほんの数秒だったり、完全な形のものもごちゃごちゃあちこちに存在してしまいます。これを選り分けるのは至難の業でしょう。購入した音楽ファイルならタグ管理されているはずなので、サイズが比較的大きいものを特定しておけば、飛躍的に効率があがるでしょう。


因に、iTunesで購入したものはiPod Touchから認証をやり直してMacBookにコピーすることが出来ました。その他のファイルも、何らかのソフトを使ってiPodから吸い出すことが出来そうです。本体中の離れたフォルダにあったmp3がどの程度復元されたのかは、まだまだ未知数です。


そんなわけで、今は復元された膨大なファイル量を前に茫然としているところですが、暇を見て少しずつでも整理していくしかないでしょうね。。何か間違いやアドバイスなどありましたら、ご指摘いただけると幸いです。


[追記]

jpgファイルの選別作業に入りました。
109個のrecup_dirの中から、
500ファイルx50フォルダ=25,000個のファイルを
目視で整理。およそ3時間。
もう半分。。。いやだぁ。。。

ファイルサイズでソートしてコピーしてから
元フォルダを削除すれば良いかもしれませんが、
小さくても重要なものがあるので大変です。