lens, align.

Lang ist Die Zeit, es ereignet sich aber Das Wahre.

Wide Angle.

2006-01-13 22:52:05 | music3

□ ニコンがフィルムカメラ市場から撤退

とうとう表明しましたね。実は職業柄、昨年から
内々で内通者から事情を聞いていたのですが、
(そういうことをブログにしろよw)
ベトナム戦争以来、一眼レフの定番として
プロ・アマ問わず支持を得てきたFシリーズを
持ってして、デジタルに特化するのはどうも
その光学性能を持て余してしまいそうな
気もするのですが。。NikonやCanonはどちらか
というと実験研究領域の大規模光学分野への
技術提供で活躍しているイメージが
個人的に強いので、そちらでのシェア拡大も
期待していきたいですね。ちなみに、
私が仕事で使わせてもらってるのはF3です。
見習いだけど、いちおープロだよね?(笑)



□ clip.

量子情報:時間制御された半導体量子もつれ光子対源
A semiconductor source of triggered entangled photon pairs
R. M. Stevenson, R. J. Young, P. Atkinson, K. Cooper, D. A. Ritchieand A. J. Shields
  Page 179
http://www.nature.com/nlink/v439/n7073/abs/nature04446.html

>> Entangled photon pairs generated 'on demand' have significant fundamental advantages over other schemes10, 11, 12, 13, which can suffer from multiple pair emission, or require post-selection techniques or the use of photon-number discriminating detectors. Furthermore, control over the pair generation time is essential for scaling many quantum information schemes beyond a few gates.

※…量子もつれ光子対は、次世代の情報技術、量子計算デバイスの基幹となるもの。自発的パラメトリック下方変換を用いて生成したエンタグルメント(非局所相関)状態にある1対の光子の片割れの状態から、もう一方の光子の偏光が決定できる為、ペアを隔てる距離に関係なく、情報を瞬時に伝達することが出来ます。従来は半導体結晶にレーザーを照射して光子対を放出させる方法が取られていましたが、従来の技術では大掛かりなインフラにコストを必要としていました。このテクストでは、単純な半導体発光によって光子対の放出を時間制御する可能性と必要性を示唆しています。



□ Tunes of the Day

□ Hybrid

Theme from Wide Angle
Finished Symphony



_*


sin.

2006-01-13 00:47:56 | art music

───罪の支払う報酬は死である。

       (ローマ人への手紙:6章23節)

人は生きる上で必然的に罪と過ちを犯している。
間接・直接に関わらず、罪とは観念的に『奪う』行為と直結し、
ある種の罪には、時に抗い難い恍惚が伴う。
恥辱と代償、告解と忘却。
罪の意識は人間に本能的、生理的反応を強制する。

罪への戒めと評価は、自己と他者のそれぞれで吟味され、
一定の客観と規律のもとに相対的な代価を決定するが、
それが残酷なものであれ、些細なものであれ、
自己の規律に反する行為は、本人にとって一律に
重い呵責となる。しかしどんなに悔い改めたつもりで
あっても、それが自分の中で思ったことでしかない限り、
恣意の中に罪を免れる余地を許してしまう。
贖罪は具現化されてこそ意味を持つのだ。

他者にとっては、罪人の犯した罪は
かれを取り巻く世界への好ましくない負荷を与える因子であり、
社会秩序を構成する「規律の変位」を制御するために
相応の裁きを必要とする。自己と他者、代価の基準となる
それぞれの規律はしばしば背反、拮抗し、結果として
お互いに変位を迫られる。『罪と罰』はぶつかり合う
ルールとルールの対評価である。

罪から目を背けるとき、
またはその罪によって何かが達せられるとき、
罪に対する肯定という評価が行われる。
その瞬間もまた、規律の変位する時である。

私達は常に誰かの罪を請け負って生きている。
知らず知らずの内に、良識の皮を被った背理に
操作されているかもしれない。誰が歴史を評価をするのか。
私達は何を食潰しながら生きているのか。
世界を見回して、人間の孤独な規律は、人間自身が
顧みるしかないのだから。



□ Tunes of the Day

□ Henryk Mikolaj Gorecki
/ "Symphony No.3 Op.36- Symphony of sorrowful songs"

Lento

グレツキ交響曲第3番作品36『悲歌のシンフォニー』。
カジミエシュ・コルト指揮、
ワルシャワ・フィルハーモニ管弦楽団、
ソプラノ、ヨアンナ・コショウスカによる演奏から、
第1楽章"Lento"。

クラスター等、前衛音楽の方法論を古典的な書法
に対する音楽的効果として用いるに留め、
情緒を重視した作曲技法で支持を得ているグレツキ。
1976年に作曲されたこの作品は、母と子の喪失を
テーマに、聖十字架修道院の哀歌、ザコパネ『パレス』の
第3独房の壁に彫刻された祈り、ポーランド、
オポーレ地方の伝統歌(聖母の祈りの冒頭)など、
楽章毎にそれぞれ異なる出典で詩を引用しています。

第1楽章はコントラバスがリードする定旋律から
導入されるカノンが中間部を挟むシンメトリー。
中間部手前に浮上するエオリア旋法の旋律が
とても綺麗。

───お前はすでに私から遠ざかる
     私の大事な希望よ

(15世紀、聖十字架修道院『リサゴーラ聖歌』より『哀歌』)



□ Patrick O'Hearn

Beautiful World



□ Amber

Sexual (Afterlife Mix)



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