ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

シネマ・オブ・ザ・イヤー・クアトロ2007

2007年12月26日 | 映画の話

S 栄えある「シネマ・オブ・ザ・イヤー・クアトロ2007」が発表される。
クアトロの父がこの一年間に見た映画の個人的な評価だ。ロバート・パーカーが勝手にワインに点数をつけるがごとく、勝手に映画に点数を付けたものを参考にしている。その対象作品は2006年と2007年のものに限られ、何と28作品しか見ていないという低レベルな評価である。しかし、その栄誉は永遠にクアトロの父の中で輝き続けるのである。点数順の評価は、一位「硫黄島からの手紙」二位「嫌われ松子の一生」三位「東京タワー/オカンとボクと、時々オトン」四位「エディット・ピアフ/愛の讃歌」五位「リトル・ミス・サンシャイン」となる。そこに、さらに個人的思い入れを加え、大賞は「エディット・ピアフ/愛の讃歌」に決定。久しぶりにフランス語の映画が楽しかった。
おまけとして、ワースト3の発表である。「涙そうそう」「スーパーマン・リターンズ」「虫師」である。
くれぐれも個人的な評価です。あしからず。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お正月のクアトロの顔

2007年12月25日 | パスタの話

Photo 例年だとクリスマス・イブが終わると一年が終わったと安堵するところだ。しかし、今年はおせち作りという最後の難関が待っている。それでも、今年を振り返る余裕は若干ある。この一年で記憶に残るパスタは何だろう。もちろん色々あるのだが、今年の年始めに売れた天然ホタテのクリームソースは意外なヒット商品だった。根強いファンも生まれ、ホタテの無い夏場にもホタテのパスタを食べたいと要望するお客さんが多かった。
なにせ、オホーツク海の天然ホタテ4年から5年ものを一枚丸ごと贅沢に使ったパスタだ。注文が入ってからシェフが殻をむくのだが、お客さんが見ていないとわざわざ大きな仕草で注目を集めてから殻をはずすというパフォーマンス付きだ。
年が明けて、1月5日土曜の折り込み誌プレステンにクアトロが登場する。そこでの1月の一押しパスタとして、この天然ホタテのクリームソースが登場する。シェフの顔写真が載る企画ということで、参加したクアトロだが、シェフの顔とホタテのパスタどっちが評判になるか楽しみである。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勝負ネクタイ

2007年12月24日 | クアトロ・スタジオーネの話

Photo 今日はクリスマス・イブ。レストランのクリスマス・メニューは一年の集大成である。お客様が喜んでくれるかどうかがそのレストランの通信簿のようなものだ。今年も勝負ネクタイを締めていざ出陣のクアトロの父だ。
今年のクアトロのクリスマス・メニューはこうだ。
乾杯のお酒は、シチリア・クズマーノの「ロゼッタ」、イチゴのようなフレーバーが心地よい。お酒がだめな人には、シチリアのブラッドオレンジジュースです。
前菜の一点目はサンダニエルの生ハムを切ります。
前菜二点目は、取り合わせである。
真鯛のカルパッチョ、イカのリゾットの詰め物、アンキモのフリット、ヒラメのインボルティーニにウニのソース、岩手・広田湾産の焼カキといった取り合わせだ。
魚料理は、茨城産アンコウのグリル/ズワイガニのソース。
肉料理は、松阪牛のシチュー
パスタはパルミジャーノのペンネ。
デザートはチョコレート・ムースとイチゴのケーキ。
このところ何年も同じネクタイをクリスマスに締めてきた。たくさんのクリスマスイブの恋人達を見つめてきたこのネクタイもかなりボロくなってきた。来年は買い換えようかな。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

未知との遭遇

2007年12月23日 | ワインの話

Photo_2 昨日からの雨がまだ残っている寒い朝。クアトロに未来からの訪問者がやって来た。純米大吟醸「菊盛2008」だった。
山田錦100%を使い、45%精米した大吟醸を袋吊りにして絞った贅沢すぎる日本酒である。熱処理殺菌もしない出来たての日本酒で、ビンの中には、うっすらとオリが泳いで霧がかかったようになっている。
その酒をグラスに注ぎ口に運ぼうとすると耳元でプチプチとはじける音がする。淡い発泡性の日本酒だ。そして味わいはとても爽やかな酸を持ち、高アルコールの甘みとが相まってとても飲み心地のよいお酒だ。
イタリアンの料理にも合う日本の微発泡ワインと云える。若干お店でもお売りはするが、あまり売れないことを期待しているクアトロの父である。クアトロの父は、お正月にゆっくりとこのお酒を楽しみたいと思っているのである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柚子は見ていた

2007年12月22日 | 個人的な話

S クアトロの家は豊四季駅のごく近くだ。柏駅から豊四季駅に電車が着き、柵を乗り越えて帰るとものの数秒で家に着く。改札へまじめに回るとかなり遠回りだ。柏駅のそばで勤務していたころは、帰宅は柵の乗り越えが常だった。
ある日、同じ柵を乗り越えようとしている若者がいた。しようのない奴だなと、自分は差し置いて思っていると、それは息子だった。
そんなことが繰り返されていると、ある日柵が突然高く張り替えられていたが、それにも負けずによじ登るクアトロの父だった。疲れて帰ったある日、自分の背丈より高いその柵から落下してしまったことがある。頭から落ちて一瞬脳しんとうを起こすクアトロの父だった。
頭から血を流すクアトロの父を、憐れんで見下ろしていたのはクアトロの家の柚子の木だった。今年はその木に柚子がたわわに実っている。
今日は冬至です。柚子を摘んできてクアトロの店頭に置いてあります。ご自由にお持ちください。今晩は、柚子湯にでも浸かってください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする