昨日からの雨がまだ残っている寒い朝。クアトロに未来からの訪問者がやって来た。純米大吟醸「菊盛2008」だった。
山田錦100%を使い、45%精米した大吟醸を袋吊りにして絞った贅沢すぎる日本酒である。熱処理殺菌もしない出来たての日本酒で、ビンの中には、うっすらとオリが泳いで霧がかかったようになっている。
その酒をグラスに注ぎ口に運ぼうとすると耳元でプチプチとはじける音がする。淡い発泡性の日本酒だ。そして味わいはとても爽やかな酸を持ち、高アルコールの甘みとが相まってとても飲み心地のよいお酒だ。
イタリアンの料理にも合う日本の微発泡ワインと云える。若干お店でもお売りはするが、あまり売れないことを期待しているクアトロの父である。クアトロの父は、お正月にゆっくりとこのお酒を楽しみたいと思っているのである。
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