ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

風味立ちぬ

2013年07月27日 | 魚の話

Photo 岸和田産の特上イワシが入荷した。
このイワシにはいつも驚かされる。
たかがイワシなのに、ベールで包んだような脂の乗りがとても上品で高級な味わいだ。
イタリアンのクアトロだが、刺身にしてしょう油と生姜の風味でいただく。
舌に乗せると、体温で脂がトロリと溶ける。
もうたかがイワシとは呼べない。
この岸和田のイワシを開いて、香草パン粉焼きにする。
これがまた身がふっくらとして旨い。
脂が焼ける風味がまた絶妙だ。
昭和の昔には、庶民の味わいだったが、今では高級魚の仲間入りだろうか。
そんな余韻も、お酒で流して夏の英気を養おう。
空にはイワシ雲ならぬ、黒い雷雲が湧いてきた。

コメント
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