６周年企画を練るクアトロの父

ワインの試飲会に渋谷にやって来たクアトロの父。
来月の６周年企画に合わせて、ワイン・フェア同時開催を考えているクアトロの父は、その勉強のためにやって来た。
普段、都内に出ないクアトロの父は電車での移動が結構面倒だ。
駅の改札付近で人の流れを観察していると、流れに乗れない人や、改札の前で急に立ち止まる人がたまにいる。
改札をほとんどの人がスイカなりパスモなりを使ってスムーズに通過しているが、改札の直前になってキップなりカードなりをどのポケットにしまったか探し始める人がいる。
はじめの予想のポケットに入っていなかったためか、パニックに陥っている。
特に冬の厚着の時は大変だ。
改札の流れを止めて、あらゆるパケットを探し始める。
しまいには、洋服を全部脱ぎ始めるような勢いだ。
結局は一番はじめのポケットに入っている。
こういった準備の悪い人間は、他人に迷惑を掛けるのだから軽蔑に値する。
たっぷりと試飲してきたワインの中からどれを使おうかなと思案を続けるクアトロの父。
そう、改札の流れを止める人間はクアトロの父だった。
さらに家に帰ると、試飲会の資料がない。
柏のビックカメラのレジに置き忘れてきた。
一駅戻って取りに戻ったクアトロの父だ。
クアトロの父のワイン・フェアの思案に乞うご期待。