巌流島で敗れた小次郎は、雪辱を果たすため新たな技を磨いていた。名付けて「赤ヤガラ返し」である。今晩は、クアトロで赤ヤガラの刺身と気の利いた白ワインでも合わせて決戦に備えようと思う小次郎であった。赤ヤガラの刺身はもっちりしてシコシコ、旨みが凝縮という感じである。さらに、グリルにすると甘みが出て濃厚なソースによく合う。辛口でかつ果実味のある白ワインを注文する。心が満たされた小次郎はもう武蔵の遅刻ぐらいでいらつくこともないのだ。しかし決闘自体がばかばかしくなった小次郎である。
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