ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

作曲家の顔の紅茶

2012年08月14日 | Weblog
先日、ヨーロッパ旅行から帰ってきた知人からいただいたお土産です。


その名も「紅茶のシンフォニー」! モーツァルトやベートーヴェンなど、5人の大作曲家がそれぞれティーバッグになってるんですね。広げた両腕をカップの縁にかけて紅茶をいれるというわけです。何だかちょうどお風呂にはいってるみたいで面白いですね。ドイツ製です。さて、皆さんはこの似顔絵を見てちゃんと全員の名前を言えますか? わが教室の生徒はどうだろう? みんなにテストしてからこの紅茶を頂くことにしようかしら? これ、よく見ると作曲家にまつわるエピソードの小道具を作曲家が持っていたり、身に着けていたりします。これも面白い。この紅茶の絵だけで生徒たちにたくさんクイズが出来るという優れモノです。


続いてこちらはポーランドのウォッカ、「ショパン」です。ショパンといえばポーランド、ポーランドといえばショパン。そのポーランドでそのものずばり「ショパン」の名前を冠したウォッカです。これはじゃがいもを原料にしたポテトウォッカで、ボトルの裏には「ショパンの音楽のような洗練された味・・・」みたいなことが書いてある。ふ~む、ショパンじるしのポテトウォッカ、マズルカを弾く時にはこういうのをちょっとひっかけて景気づけして弾いた方がいいのかも・・・!!

ますます私もヨーロッパ旅行してみたくなりました

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曲の弾き始めと弾き終わり

2012年08月11日 | レッスンメモ
先日、発表会を終えて生徒たちの演奏を思い起こしています。

徹底したつもりが徹底できてないという事柄の中の一つに、曲の演奏を始めるときと終わるときのことがあります。

ステージに登場して客席に向かってお辞儀をして、それからピアノの前に座る。それから弾き始めるまでの間に一呼吸置くように指導しています。曲によって多少違いますが、とにかく椅子に座っていきなり弾き始めるのではなくて、自分の出す最初の音を頭の中でイメージしてから1小節分、拍を数えて、テンポを設定してから弾き始めるように指導しているのです。しかし、それでもつい、座るやいなや、いきなり弾き始めてしまう子も・・・、Oh, No!

曲の終わりもそうです。曲の最後の音まで弾き終わる。自分の作業として指を動かすことはもう終わっている。しかし、しかーし、ピアノの音は鍵盤に指を置いている間、まだ鳴り続けているということを忘れてはいけません。その音は大きなフルコンのピアノの箱鳴りを経て、そして会場の隅々まで行き渡る。その音の広がりと減衰を最後まで良く聴くこと、そうしてすべての音が消えた時こそが演奏の終わりなのです。そこまできちんと確認してから席を立たなければいけません。私はいつも「会場の後ろで聴いているお母さんたちのところまで音が届いたかな?それを確認するまで動かないで良く音を聴いておくのよ」と生徒たちには指導しています。それでも本番ではやっぱり最後の音符を弾き終わるとすぐ、さっと席を立つ生徒がちらほらと・・・。

きっと、間違えないように最後まで弾き通すという緊張感から少しでも早く解き放たれたいという気持ちの方が勝ってしまうんでしょうね。日頃の練習とは違って、ステージで演奏する場合には、こういう部分のメリハリで(お辞儀のしかたも含めて)、聴いている方の印象が随分違ってくるものです。もちろんしっかり出来ている生徒の方が多かったのですが、次回までには全員にこのことが徹底されるように、さらにしつこく指導していきたいと思っています(鬼コーチ?

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「グループ・アイ」

2012年08月10日 | レッスンメモ
今週は、年に一度の教室の一大イベント、発表会が終わった次の週なので、基本的にレッスンはお休みです。この間を利用して今月末に開催する「チャレンジセミナー」の打ち合わせ重ねています。昨日は皆で最終的なカリキュラムを確認し合いました。今回の内容は、前回よりもさらにバージョンアップした充実した内容になりました。面白いアイディアも満載で、子供たちと一緒に、去年よりも、もっともっと楽しくてためになるセミナーが出来ると思っています。

このセミナーを主催する「グループ・アイ」は、私が中心になって立ちあげたピアノ教育研究グループです。メンバーは私をいれて5人のピアノの先生たちです。ピアノに限らず、声楽やリトミックなどそれぞれ得意分野を持っていて、私自身とても良い刺激を受けています。

このようなセミナーに向けた打ち合わせでは、メンバーそれぞれが自分の持っている知識と経験を発表し合って、皆でそれを共有し、ますます良いものを作っていくことができます。これだけでも、とても勉強になります。こうした打ち合わせをもっと重ねて、本番のセミナーをもっと実り豊かなものにしていきたいと思っています。もちろん、この過程で得られた新たな発見や工夫は、セミナーだけではなくて、自分たちのピアノのレッスンにも、すぐに活かすことができます。

ピアノの先生というのは案外孤独なもので、ともすればレッスン室に閉じこもりがちになってしまいます。ピアノの教え方について一人で悩んでいるよりも、こうやって色んな先生たちと、色んな角度や切り口で一緒に研究していくと、とても面白いし、より効果的にお互いを高め合うことができると実感しています。

今年は5月に「ブルグミュラーの指導法」についてのセミナーも行うことができましたし、少しずつではありますが、グループ・アイの活動もようやく軌道にのってきて、私としては嬉しい限りです。

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仙台の旅

2012年08月09日 | レッスンメモ
発表会が終わり、一段落ついた6日から仙台に旅行してピアノ講師の梶原馨さんにお会いしてきました。梶原さんとはネットを通じてお友達になったのですが、お会いするのは今回が初めて。何年も前から「会いたいね」と言っていたのが、やっと実現しました。

仙台空港に降り立った時、この空港に津波が押し寄せて水をかぶった時のあの映像がよみがえりました(テレビの生中継で見た!)。空港から松島をちょっと見て、そのまま石巻へ連れて行ってもらい津波の爪痕を見てきました。「これでも、前に比べるとほとんどきれいになってきたのよ」と説明してくれたけど、焼けた小学校を目のあたりにしたときは絶句しました。道路も今はだいぶ整備されていて走れるようになっていましたが、所々の並木が枯れたままそのまま残っていたりするのを見て、強烈な印象を受けました。

 

ちょうど仙台は七夕祭りの真っ最中。かおるさんとちょっと七夕祭りに繰り出し、後はしっかりおしゃべり三昧。かおる亭では、ピアノの連弾をしたり、お嬢さんでやはりピアノの先生のさくら先生と2台のピアノデュオをやったりして楽しく過ごしました。教材の情報交換などもしてピアノの先生同士ならではのお話もたっぷりできました。



あっという間の楽しい時間を過ごした後、帰りの空港でびっくり。私とは入れ違いで仙台にやってきた関西と東京のお二人と空港でお会いしたのです。東北、関西、東京そして九州からピアノの先生大集合(笑)。早速空港で4人でランチ。いやはや、すごい時代になったものです・・・。



とても楽しくて濃い時間を過ごすことができました。これで私のオフ日も終わり。今日は朝から伴奏合わせやグループ「アイ」の会議、それに2台ピアノの合わせ練習といつもの日常が戻ってきました。三日間ピアノ弾いてない・・・。さあ、今から練習してきます!!


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みんな素晴らしい!

2012年08月05日 | レッスンメモ
昨日、無事発表会が終わりました。みんな本当に良く頑張ってくれました。ここまで来るのに、いろいろなドラマがありましたが、先生として今年ほど報われた年はないと感激しています。ロンドンオリンピックの真っ最中ですが、「チーム愛野」は全員で頑張ったという感じです。それぞれの生徒が家族や仲間のサポートを得て、励まし合い助け合って晴れの舞台に挑戦してくれました。よくぞここまでついてきてくれたと感謝の気持ちで一杯です。

会の準備や、進行、後片付けでは大人の生徒さんや、保護者の皆さんに全面的にご協力いただきました。本当にありがとうございました。おかげで会自体の運営もとてもスムーズにできました。

ステージでは男の子も女の子も張り切ってドレスアップしてくれて、気合いの入り方がこちらに伝わってきました。大人の生徒の方々も年々ピアノにのめり込んできているのが分かります。

子供も大人もどんどんレベルアップしてきていると、とても満足しています。ここまでの頑張りがわかる内容でした。技術的な上達ももちろんですが、もっと嬉しかったのは、ピアノが好き、この曲が大好きという気持ちが伝わってくる、音楽をとても大切にしながら弾いてくれている、そういうことがしっかりと伝わってくる演奏が多くて、そのことが本当に嬉しかったです。今回の発表会は、全体として一つの立派なコンサートになっていたと自負しています。もっとたくさんの、一般の観客の皆さんにも聴いてもらいたいと思えるような、そんな発表会でした。

カメラマンさんによる集合写真の前にデジカメでパチリ。みんないい笑顔です。


一夜明けて、ピアノを教えてきて良かった、自分のやってきたことは間違っていなかったと、しみじみ幸せ感に包まれています


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明日はいよいよ発表会

2012年08月03日 | レッスンメモ
明日は、いよいよ当教室の発表会です。ここ別府市に引っ越してきて教室を開いて11回目の発表会。初めて住む土地で、10年前でもすでに若い先生ではなかったけれど、一からやり直しの別府教室を始めて今日まで歩いてきました。

発表会の会場も一昨年までは本格的ホールではない小さな場所を借りてやっていました。それはそれでアットホームな感じで良かったのですが、去年は教室が10周年を迎えた区切りに、コンパルホールで発表会を開きました。終わってから「やっぱり大きなホールで弾く気分は格別」、「ピアノが違う!」、「また、ああいうステージで弾きたい」との意見が続出。というわけで、今年は iichiko 総合文化会館の「音の泉ホール」。皆さん、味をしめたってことでしょうか?(笑)

発表会に向けて、今年も様々なドラマがありました。一人ひとりの生徒と曲を目の前に浮かべるだけで胸が熱くなります。

今日までの過程が大切な時間なんです。明日は、その今日までの過程がそのまま出るんです。そして、それは一人ひとりにとって想い出深い、きっと素晴らしいものになるのだと思います。明日はいよいよ本番のステージ、思いっきり楽しんで伸び伸びと弾いてほしいと思います。

これまで一緒に歩いてくれた生徒と保護者の皆さまに感謝をしながら今日一日も過ごしたいと思います。


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オーケストラを感じて

2012年08月02日 | レッスンメモ
ピアノは、一人でオーケストラが出来る楽器と言われています。ピアノ一台のために書かれたピアノ曲であっても、ここのフレーズはトランペットのように、ここのところはティンパニのようにここはチェロのようにと、変幻自在、色んな弾き方ができるのがピアノという楽器の特徴です。

逆にいうと、ピアノ一台のために書かれたピアノ曲について、その中のいろいろなフレーズを、ここはオーケストラに編曲し直すとしたらどの楽器を使うといいかしら、と考えてみることは、その曲の解釈を深める上で、とても意味のあることです。

曲の流れに沿って、ある部分をどの楽器が鳴っているか、どの楽器を想定して弾くか、色々考えながら弾いていくと、演奏が平坦なものから立体的なものへと変わっていきます。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスなどの弦楽器、フルート、トランペット、オーボエ、クラリネット、ホルンなどの管楽器。ティンパニ、シンバルからトライアングルまでのパーカッション、そして時にはハープなども。こんないろいろな楽器の音を想像しながらピアノを弾いていく。なんてわくわくすることか・・・。

昨日はグループUNOの合同練習会で、京都大学を経て芸大に入り直して指揮者になったという森口先生にレッスンしていただきました。いかにも指揮者らしい、ピアノの専門家とは違う観点から、とてもためになるアドバイスをたくさんいただきました。
ピアノをオーケストラに置き換えて表現をするということ、いつのまにかすっかり忘れていたなあ・・・

色とりどりの音たち。質感も違う。持っている楽器の特徴が違う。それをピアノに移し直して弾く。一音一音を歌う。響かせる。たくさんの発見や再確認ができる楽しくてとても勉強になるレッスンでした。ここで学んだことを早速私の教室で生徒たちにも還元しなくちゃ!

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