ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

宝箱を開ける日

2012年08月21日 | レッスンメモ
私の教室では、毎年一年に一回、生徒全員にピアノに関する自分の希望や目標を書いてもらっています。そして、その書いたものを一年間大事に箱に入れて私が預かります。

教室の一年は発表会が終わった時に終わります。発表会が教室の一年の締めくくりです。そして発表会後の最初のレッスンからまた新しい年の始まり、新年度の開始というわけです。ということで、発表会のすんだこの時期、新年度の始まりに合わせて、新たな希望や目標を紙に書いてもらって、去年の分と入れ替えるのです。去年書いてもらった分は、お返しして自分でとっておいてもらいます。こうやって、何年も積み重ねて行くうちに自分の軌跡を振り返ることも出来ます。

まず最初に去年書いた目標の紙を箱から取り出します。私はこの箱を大切に保管していて、時々とりだして見ながら、できるだけ生徒の目標が達成できるように指導しますが、生徒がその紙を見るのは丸一年ぶりです。さて、渡してみると、なんて書いたか覚えている生徒、忘れちゃった生徒、色々ですが、書いてあることを達成できたかどうか一緒に確かめます。達成出来ているとうれしいですよね。中には書いてあること以上の成果を挙げた生徒もいます。

 

そして、今年の目標や夢をまた新しく書いてその箱に入れます。書く内容は様々ですが「大きなことを書いていいよ」と言っています。なぜか、自分の希望を紙に書いたり言葉に出して言ったりしていると、いつか希望は叶うという体験を何回もしているからです。夢や希望をはっきりと言葉や文字にして表現することはとても大事なことだと思います。それ自体楽しいことだし、気持ちも前向きにもなれるし、意識が変わってきます。私もみんなと同じように、自分の指導や演奏の目標を書いています。

新年度の目標や希望を明確にして、その希望を胸に抱いて、この一年も頑張ってほしいと強く思っています。みんなの夢を、また大切にこの箱に入れて、一年間一緒に歩んで行きたいと思います。

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コメント
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