ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

審査員のお仕事

2009年10月16日 | レッスンメモ
私の仕事は、ピアノ演奏とピアノ講師に加え、コンクールやグレードの審査員という仕事があります。

私が携わっているコンクール審査は、ピアラピアノコンクールで、秋から冬にかけて九州あちこちの会場を回ります。

審査員の仕事は、出演者の演奏を聴き、点数をつけるのですが、それといっしょに一人一人にコメントを書きます。このコメントがとても重要だと思っているので、力を注いで書きます。もし、自分や自分の生徒がコンクールを受けたなら、この点数はいかなる理由でそうなっているのか、あるいは、今後どんなことに注意をして勉強したらいいのか、などの言葉を聞きたいと思うからです。素晴らしい演奏には、素晴らしかったと感じたことを具体的に書きます。そこに自信を持ってもらい、ますます伸びて欲しいからです。

コンクールは、賞をとるためだけでなく、今後、伸びていくために、「とにかく本番の舞台を経験する」ということが大事だと思います。緊張感の中で日ごろの成果が出せるかどうか、自分との戦いです。この経験がまちがいなく生徒さんを成長させてくれます。もちろん、頑張ったご褒美で賞がついてくることもあります。

それぞれの出演者がドキドキしながら、一生懸命に演奏するので、こちらも真摯に公平に一生懸命、審査をします。

コメントを一生懸命書いていると、審査が済んだ夜は肩と手がこりこりです。多い時は一日で40~50人分の審査を行い、一人一人のコメントを書きます。聞きながら見て、書いて・・・というのを課題曲の演奏時間の中でやっているので、かなり大急ぎで書きます。書きたいこともたくさんあり、制限時間の中で書くので、どうしても字が乱れます。それを、繰り返し繰り返しやると、肩が・・・となるのです。

でも、このお仕事大好きです。なぜって、みんなが本当に一生懸命チャレンジしているのが伝わるから、気持がよいのです。

「第14回 PIARA ピアノコンクール地区予選」では、
下記の各会場で行われる地区予選の審査員を担当します。

 11月15日(日)、筑豊地区予選、タートル楽器「リンクホール」
 11月21日(土)、佐伯地区予選、「和楽」
 11月22日(日)、日田地区予選、日田文化センター
 11月23日(月)、鹿島地区予選、鹿島市学習センター、「エイブルホール」
 12月13日(日)、北九州Ⅰ地区予選、「コミセンわじろ」

 
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