ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

調律

2007年11月21日 | Weblog
先日、ピアノの調律をしてもらいました。
終了後に弾くと、ふわ~っと香りがひろがるように、響きが心地よく広がります。
まるで、おいしいコーヒー店のドアを開けた時のように一瞬で、香りにつつまれる感じです。あるいは、アロマなどの香りの専門店のドアを開けた時のような感じ。

私たちは、たいていコンサートの時も、家での練習ピアノも調律師さんという、ちゃんと免許を持った方にピアノを調律してもらいます
ピアノが大きくて複雑な楽器のせいもあるかもしれませんが、演奏する楽器を自分で調整、調律しないのは、ピアノの人くらいじゃないでしょうか。もちろん、ピアニストの中には、調律に詳しく自分でも調律できるピアニストもいますが。

ピアノの音は、自分の持っている感性と技術と良い耳などで、どんな音になるか決まってきますが、それだけではないと思っています。やはり、ピアノの機種やそのピアノが入っている箱(ホールや部屋)、そして、なんといっても調律師さんの感性と腕と良い耳。

ピアニストと調律師さんの合作でよい音というのは生まれると思っています。職人であり、芸術家の調律というのは最高です。でも、どんな優秀な調律師の方でも、ピアニストと音楽的なところで、共感できないと感性が違って、目指す音、求める音が異なります。

私は、幸運にも調律師さんに恵まれ、どんどん我が家のピアノがよくなっていくのが嬉しいです。
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