いろいろなテンポ

昨日は、2台ピアノのデュオの合わせをしました。いつもながら、合わせは本当に楽しい。

前回の合わせのときに、パートナーのSさんとテンポについて、「メトロノームいくつで」と決めました。そのテンポがかなり速いと感じて、「うわ！速い！アルゲリッチみたいに速いテンポだ」と私は焦りました。それからあわててテンポを速くする練習に必死に取り組みました。メトロノームから離れてひたすら練習を続けているうちに、テンポはどんどん上がっていって・・・。

そうして迎えた昨日の合わせ練習。私、速すぎでした（笑）。　いや、本当にこの一週間というものテンポを速くすることに必死だったんです。しかし、結果は速すぎ。　　　

そこで、今度は少しテンポを落として合わせてみると、これがなんと弾きやすいことか・・・。勘違いして速過ぎる練習をしてそれからテンポを落とすと余裕が出て来ることってありますよね。今回の私みたいに勘違いではなくても、初めからその効果を狙って速すぎるテンポで練習するというのももちろんありです。それでもあまり速いのばかりやっていると崩れてしまうので、いろいろなテンポで一つの曲を練習すると効果的です。ゆっくりから速いのまで、何種類も練習するとそれぞれに弱点が発見出来たり、コントロールがうまくなったりします。

それにつけても合わせは楽しい。午前中合わせていて気がついたら1時過ぎ。Sさんが次の仕事のためにもう我が家をでなければいけない時間になり、昨日はそこまでとなりました。それがなければ、もっとやりたい感じでした。

遅い昼食をとっていたら、隣で猫のランちゃんが「あなたたち、ピアノ部屋で仕事とか言ってほんとは遊んでたでしょ？」と横目で恨めしそうに見ていました。そのくらい楽しかったってことです。

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