ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

一日コンペに缶詰

2012年06月18日 | レッスンメモ
昨日は、コンペに出演の生徒たちの演奏とお世話を兼ねて、朝から会場にいました。帰り着いたのは8時半なので、随分長い時間会場にいたことになります。それでも出演者の皆さんの真剣な演奏が続いていたので、あっというまに時間が過ぎて行ったように感じました。

私の教室の生徒も自分の力を出してよく頑張ってくれました。もちろん結果はそれぞれです。嬉しかったり、残念だったり、それぞれの生徒がそれぞれの思いを抱いて会場を後にしたことと思います。嬉しかった生徒も、残念だった生徒も、それぞれ、これを通過点として前を向いていてほしいと思います。コンペはそれがすべてということではなく、その時々の成長の過程での自分の力試しという位置づけでいてほしいのです。

もちろん、コンペですから、私も生徒も一生懸命取り組むし、結果がでたら嬉しいです。でもそれは、ほとんどの場合、練習に裏打ちされていたり、それまでの何年かの積み重ねが裏打ちされています。コンペに出るのは、それまでの過程が大事。コンペに向かって頑張っただけでもすでにその生徒の力はぐっと向上しているのです。そして、コンペに出演することは、精神力も養います。みんなが見ている前でピアノが置いてある舞台の中央まで、たった一人で歩いて行くとき、どんなに長い道のりと感じることでしょう。私もコンサートのステージでそう感じる時がありました。最近は、さすがにずうずうしくなって、「う~長い」とは感じなくなってきましたが(笑) とにかく皆さんが見てる前で、しかも点数をつける審査員の先生方の前で、一人で弾くということが、どれだけ、人間を鍛えることか・・・。

みんなそれぞれに結果を受け止めて、さらに大きく成長してくれることを願っています。

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コメント (2)
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