ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

発表会の変化

2012年02月01日 | レッスンメモ
ここ、大分に引っ越ししてきて教室を始めた頃の発表会は、生徒もまだ少なくて、アットホームなこじんまりとした発表会でした。今、教室で年に何回かやっている弾き合い会の延長のような感じでした。子供たちもさほど緊張もせず、発表会を特別なイベントとは思わないようなところもありました。

しかし、何年か経って少しずつ生徒も増えてきて、だんだんこじんまりともやれなくなって、内容も、ちょっと練習して暗譜しただけのような気軽なノリの発表会から、一年に一回は本気で取り組んだ仕上がりのものにしようというものに変わってきています。

数年前、うちの教室ではみんな和気あいあい、楽しければいいという発表会ではなかっただろうか?それでは、生徒の向上に発表会が役目を果たしていないのではないだろうか?という疑問が湧いてきました。私は、細々とではありますが、演奏活動もしています。本番というのは、こんな感じではありません。それが、ピアノでなくても受験の本番で、こんな風に楽しい、お気楽なことばかりでは行けないはず。一年に一度はきちんとしたものを発表して、緊張感をのり越えるという事があっていいと思い始めました。

こんな感じでいいかな・・・、気軽に楽しく発表会が出来ればそれでいいやと思っていたのは私。これではいけません。

それからは、発表会をもっと真剣に取り組むイベントにしようと思い直しました。お客様が来て下さって聴いてもらうのだから、ちゃんと練習してお客様に満足してもらえるように心掛ける事を指導しようと思いました。家族や親せきが中心とはいえ、せっかく来てもらったお客様に退屈だと思わせては申し訳ないです。舞台に立って人前で演奏するからには、そういう意識を一人一人の生徒に持ってもらわなければなりません。

もちろん、次の年からすぐに様変わりするわけではありません。それぞれ生徒にも個性があるし、あまりプレッシャーをかけ過ぎてもいけません。それでも発表会に臨む心構え、意識、これを変えるよう指導して来ました。

まだまだ、発展途上のわが教室ですが、ここ数年少しず変わって行き、特に去年の発表会は、手ごたえを感じました。ここまでくるのに、10年。今年の発表会はさらに充実した発表会にしたいと思っています。さあ、生徒の皆さん頑張って下さいね。私もそろそろ、選曲に本腰を入れなければ・・・。

クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする