モーツァルト、この作曲家の作品はあまりにも身近であり、あまりにも遠い。かつて私も感じた事があるように、わが教室にもそう感じている生徒が一人と言わず何人かいるようです。
ピアノやクラシックに関心をもっていなくても、モーツァルトの曲を耳にしたことがないという人はほとんどいないと思います、ましてピアノを習っていれば最低でもその小曲のうちいくつかは必ず練習します。
私も小さい時からモーツァルトを練習してきました。初めてソナタを弾いたのもモーツァルトのものでした。でも、ある時期モーツァルトは、どんなに練習してもなんだかちっとも魅力的ではないと感じ、だんだん練習しなくなった時期があります。ロマン派以降の素敵なハーモニーに魅了されてモーツァルトが物足りなく感じる時・・・。
生徒がもしそんな状態になった時は、どうしたらいいのか?
そこで、若い頃の自分の経験を振り返ってこう思ったのです。しっくりこない曲、しっくりこない作曲家の音楽に出遭ったら、その作曲家の音楽のどこがいいか、どこが素晴らしいと感じるかを意識して探る、そしてその良いところを見つけたらその良さをもっともっと引き出すという視点からの練習が出来る。そうすると、その曲としっくりいって、表現、演奏などに少し光が見いだせるということだと思いました。
「この曲の好きなところをいくつか挙げてみて」「この作曲家のすごいところは?」「どこをこの作曲家は大事にしていると思う?」「その部分をこの曲の中で、一つだけ言うとしたら?」などなど。
何もモーツァルトに限ったことではないと思います。その曲のいいところを探してその良さを聴く人に分るように表現しようとしているうちに、その曲が素晴らしいものだと感じるようになって、生徒の演奏も生き生きしてくるものだと思います。
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