Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

陽が射すうちに一仕事

2023-10-20 | 
バルコンのガラスだけがなんとか清掃された。束の間の陽射しであったが、これだけで篭り部屋への移動即ち暖房を入れる時期を二週間は伸ばせる。経済効果は大きい。そして夜分の雨、明け方には初めてヒーターの水が動く音が響いた。階下で入れる人がいたのだろう。お年寄りも一人いるので、そうかもしれない。

予想を見ると11月中旬までは外気温3度以下になる様子はない。すると待降節まで引っ張れる可能性が出てくる。陽射しも11月初旬以降を待たなければ束の間もなさそうで、他の窓ガラスはそれ迄雨で洗うだけになる。

今回は同じ道具を使いながらも俄然綺麗になった。それで洗浄スプレーの優秀さが一目瞭然となった。界面活性剤はあまり効いていないようなのだが、傷を埋めると書いてあるようにヘンケル社のもので成分が勝れているらしい。更にノズルを二種類に使えて泡出しで塗布すると殆どシャンプー効果となった。更に化学的分解して自然に優しいとある。そして何よりも価格が2ユーロしない。流石に量は使ったので、残りをこれ一本で行けるかどうか不安にはなったが、効果は覿面だった。

専門家の作業などを観ていると如何にもの技術だと驚くことが多いのだが、その多くは道具や使用薬剤とかの差ということが儘にしてある。どうも窓拭きもこれだと気づく様な結果となりそうである。

雨の前に走った。時刻日没までまだあったので年寄りグループが坂を上がっていて、それに追いついて戻って来た。温度も低く、目標があったお陰で何時もよりも早く走れた。久しぶりに心拍数も174まで上がり、歩数も分191を越えた。平均心拍数が138なのでまだ若干負荷は軽いが、いい傾向ではないかと思う。もう少し早ければ足の故障以前のスピードに戻る。裸で走れるうちにどこまでスピードを戻せるか?

九月のバムベルクでのシーズン初日演奏会の録音が流された。ヤナーチェックのグリゴールミサを中心としたプログラムだった。バッハの「オー、リーベゼーレ」でシーズンテーマの「ゼーレ」をオルガン独奏ではじめとプログラミングの工夫もしてあって、新しいチェコの作品「スタバートマーテル」を挟んでの気が利いたものだった。楽団の前身ボヘミアとモラヴィアの独語圏楽団を起源とするその遺伝子は、野卑な弦楽や管などに表れていたのだが、最近は薄れてきたとされていた。しかしこうしてチェコの指揮者が指揮するとやはり本場もので良かった。

最近のミュンヘンでの演奏会でもBR交響楽団では聴けない質の高さの演奏会をヘラクレスザールで披露して、ラトルが辞める迄待たなければいけないと地元紙に絶賛されていたのだった。確かにヤナーチェックなどのイントネーションは素晴らしく本物ではなかったか。現音楽監督の指揮者フルーザは東京などでも活躍していたが、次期ロンドンのコヴェントガーデンの音楽監督となって、更にボストンなどの東海岸のビッグファイヴのデビューコンサートで大成功している。一度リハーサルだけは聴いたのだが、その拘りがおかしなマーラー室内楽団と全く合わなかったので評価は出来なかったのだが、バムベルク交響楽団での興味深いプログラムで一度は聴いておきたいと思っている。



参照:
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