Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ゆっくり休めた宿

2024-06-12 | 雑感
シュヴァルツヴァルトの友人のところを15時前に出た。レーラッハの宿には16時に入る予定だ。ワイン街道を出たのも遅れて、そこには13時過ぎに着いていたので二時間近く滞在していた。もう少し時間があれば山道を通ろうと思っていたが、急いで最短距離を走るよりもアウトバーンに向かった方が早く燃費もいい。宿には時間前に着いたが、鍵明けの連絡が入っていなかったので電話をして鍵を受け取った。上階で部屋を掃除していたらしい。

回りには葬儀屋があり、建築のガラなどのコンテナが積んであった。生活ごみ廃棄上も裏側で喫煙所で火をつけると夢洲の様に爆発するかもしれない。なるほどこれで55ユーロでも84点しか評価されていなかった理由が分かった。更に宿はボーディングハウスと名乗り、長期の滞在者も受け入れている様だった。またそこのオーナーが「サイコ」のアンソニー・パーキンスのような物腰で、一寸人見知りするタイプで、如何にもで、上階には母親の骸がロッキンチェアーで揺れているのではないかと思わせた。

しかし友人が想像したような古い建築物でもなく部屋も清潔で日当たりのよい部屋も機能的だった。霊柩車を望むだけでなくイタリアからの霊柩車も道に停まっていた。それでも景色はシュヴァルツヴァルトへの遠望も効いて中々であった。

スイスとの国境でもあり、近くに安いアパートメントがなければ一泊ぐらいならば又泊まってもよいと思わせた。夏場は知らないがハエが跳び様なこともなく、夜中も窓を薄っすら開けていても静かでよかった。チェックインも12時からアウトも12時迄と使い甲斐がある。掃除の清潔度もベットもやタオル類も冷蔵庫も綺麗で、隣の葬儀屋で送り人でもしているのではないかと思わせるぐらいである。コーヒーも二回分を飲んで、クリームも持ち帰った。

そこからの帰宅も快調で、月曜日の午前中でトラックは多かったのだが、久しぶりに飛ばせた。よく眠れたからだろうが、乗用車は少なかった。アウトバーンも地域によって速い車の比率が変わってくるのだが、平日のバーゼルからバーデンバーデンはあまり速い車は少ない。

トップで時速230kmを出せば余り抜かれることはない。そして一台だけ白色の発注した車の一つ前のタイプのようなのを見かけたが余り飛ばせていなかった。現在の車を発注する前はその時の車で抜かれる車として眼をつけていたのだが、今回はそういう明らかに足の速い車の認識はなかった。

一時は時速200kmを越える車が増殖していて、嘗てのようにエリートの高級車だけではなくなっていたのだが、最近は制限速度領域が増えたからなのか、はたまたSUVのような余りスピードの出ない車が増えたからなのか、250kmリミットで飛ばすような車もあまり見かけなくなっている。恐らく30年ほど前の時速200km超えに似ていて、数パーセントのエリートとなっている。実際にアウトバーンでもその速度で使い切れるかどうかが考慮されるところなのだろう。

こうして230kmほど迄は飛ばしつつ薄くなっているディスクを保護する為にブレーキを殆ど踏まない運転に慣れてくると、電気モーターの加速度と自動運転機能で巡航速度を時速平均140km超えまでは目指せると予想している。



参照:
全く動じない森の住人 2024-06-10 | 料理
年間20ユーロの倹約 2024-06-08 | 文化一般

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