Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

全てを食う赤い奴

2024-05-20 | 料理
連休である。久しぶりに時間が出来る。休み明けに片付けておくことを見通しておきたい。

バーデンバーデンに出かけたので、食料は確保できてよかった。19時ごろまでスーパーが開いているので、国境を越えて多くのドイツからの買い物客である。いつも同じようなもの買うので、おばさんも覚えてしまうかもしれないが、流石に連休前の土曜日で人が多くて売り子やレジも知らない人が結構いた。

しかし危惧していたように並ぶ人は平日よりも少ないぐらいで、流石にプファルツにも近いと言ってもフランス語で買い物する人が少ないからだと思う。売り子も少々のドイツ語は出来るのだがお互い様である。

少しづつでも新しいものを物色している。今回はリレットの知らないものを購入した。普通はシュトラスブルク風と称して地元でもカモのものは買える。しかしデュマンというのがあった、調べるとあの24時間耐久自動車レースで有名なルマン風らしい。中世の街テュールの名産が、ルマンでは豚煮込みから作られるようになったもののようである。レストランなどでは出たことがあるのかもしれないが、カモのものと比較して全然安くなかった。

早速朝食にそこで購入したバケットにつけて食してみる。ドイツのそれのように塩が強くてあくが強くなく、やはりフランスの味である。脂気が多いのもフランスらしい。もう一種類廉いのがあったが、考えられるのは鶏か?

魚類ではホタテ貝を三つほど購入した。一つ1,30ユーロ程なので質は良さそうで、どうして食すか。調べると、赤い部分を剥がして、貝柱と別に焼いて食するのが一番手早く美味そうである。オードブルに三つも食せればよい。

メインはヌードルやパエリアにはエビが大き過ぎるので、これまた大きい方から半分ぐらいを炒めようかと思う。串刺しグリルもした事があるのが、それ程今迄上手く行ったためしがない。直火のバーベキューでないとかさかさしてしまうからだろう。夕方でもそれだけ残っていたのはやはり大き過ぎると料理の仕方が限られるからだろう。

今回は30分ほどの短い時間で済ましたので、ワインは見なかった。それにチーズとキシュ類で十分な収穫があった。次回はバーゼルから復路なので三週間後である。但し、宿泊がただの部屋で冷蔵庫がないので余り生ものは買えない。そこからワイン街道まで30分以上は掛かる。

帰路も明るく尚且つ交通量も少なかったので久しぶりに飛ばした。しかし、やはりもう車輛の限界である。

「突撃服」も徐々に着こなせるようになってきていると思う。あれだけ目立つ服は先ずは自身が小恥ずかしいので、あまり平素は気にしない身嗜みには気を遣うようになる。手洗いなどでちらっと見ても大分慣れて来て、次はバーゼルのブッシュ四重奏団などが活躍した最も伝統的で保守的なホールにそれで行く勇気が生じて来た。指揮者が一番、どうしたのだろうと思うだろうが、決して場違いにはならないであろう。それでも帰宅して鏡に写ると自ら驚く。やはり自宅でどんな大スターでもああいう格好をしている人はいまい。




参照:
11月の古い鎮魂歌 2022-11-23 | 暦
吟味すべきCPは如何? 2024-04-02 | ワイン

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2 コメント

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だいぶ収穫があったようですね。 (Saar Weine)
2024-05-20 22:57:32
pfaelzerwein様、こんばんは。

普段ワイン街道の辺りでは入手しにくい食材を堪能されたのですね。

キッシュも購入されたようですが(エルザスのではなくて)ロレーヌ風のは召し上がることはあるのでしょうか。
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ロレーヌ風 (pfaelzerwein)
2024-05-21 21:59:09
普通はキッシュロレーヌで、その他は地中海風とか野菜とか、サーモンとか他数種類あります。

アルザスはタルトフラムベですが焼き立てでないと食せないので、生売りはないです。
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