日々・from an architect

歩き、撮り、読み、創り、聴き、飲み、食い、語り合い、考えたことを書き留めてみます。

夢の中で・「建築家 走る」隈研吾

2013-02-26 12:24:38 | 素描 建築の人
夢はさて覚めては現(うつつ)幻の・・などというが、目覚めるころにはこれは夢だと思い、よしこれを書き留めておこうと夢の中で思ったりすることが時折ある。しかし、目覚めてみるとそこまでは覚えていても、はて?さっぱり様子が分からないことが多い。

実は昨夜NHK・BSで、何度も観た「プレティ・ウーマン」を改めて見て涙ぐみ、善意の人を描き出した映画っていいものだと改めて感じとって、それを書いておこうと思っていたのだが、変な夢をみたので忘れないうちにそれを書き留めておきたくなった。

場所はどこかの教室のようだった。15センチ角くらいの繊維の残るわら半紙のような紙が分厚く綴じられたもの木の机の上にあり、そこには太い鉛筆で絵(図面)のある課題が無数に書いてあって、それを短時間で解けというものだ。
僕の周りでは数多くの建築家たちが真剣に取り組んでいる。こんな具合だ。数枚の四角い紙を使って立体化した様々な造形を組み立てろ!
時間も無くなって呻吟し、まあいいやと思ったら場面が変わり、僕ともう一人(それがなぜか、どうも鈴木博之さんらしい・建築家ではないナ!)の二人だけがその課題を出した建築家に指名されて別の建物に連れて行かれた。この木造の建物は僕の夢によく出てくるものだ。

いつもは2階建ての2階のようで、横長の窓の連なりの、光が注ぐ中庭を挟んだ向かい側の建物が地震によって流れるように動いてゆき、場合によっては崩れかけるのだが、そこで夢が閉じる。しかし昨夜は向かいの建物は動いておらず、二人で単に新たな課題に取り組むことになるというようなものだった。
その課題を出す建築家がどうやら隈研吾さんらしいのだ。顔が現れないのが不思議だしなぜ隈さんだと解ったのかも分からないが夢だから仕方がない。そこで目が覚めて考える。沢山の課題も周りの建築家たちの姿も覚えていたのに全ては現(うつつ)幻の。これしか思い出せない。

さてと思う。昨日親しい文筆家、清野由美さんからメールが来た。
「聞き書きを担当した隈研吾さんの語りおろし本『建築家、走る』(新潮社)が上梓の運びとなりました」というものである。
取材中のエピソードも聞いていたし、このメールにも面白い一言が書かれていてそれが僕の頭の隅に残っていたのだろう。
さてそれにしても鈴木博之教授は?沖縄の建築家とのやり取りで昨日も名の出たお名前がどこかに在ったものか?でもすべては幻だ。


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1 コメント

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何とタイムリーな! ()
2013-02-28 12:23:44
お願いしている例の件で(笑)隈研吾さんの著作を
読み始めているmです。
とは言えまだ「10宅論」と「グッバイ・ポストモダン」のみ。
「負ける建築」を読もうとしていた矢先です。
新刊の本が出るんですね!
落ち着いたら改めて例の件をご相談に伺います。
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