日々・from an architect

歩き、撮り、読み、創り、聴き、飲み、食い、語り合い、考えたことを書き留めてみます。

「女川海物語」を`折々のことば`で見遣る

2018-01-28 16:15:20 | 建築・風景

朝日新聞のコラム)1月20日(土)`折々のことば`(鷲田精一の稿:「天声人語」の左上欄に連載)に、盟友・小岩勉さんの写真集「女川海物語」の`あとがき`のなかの一節が取り上げられた。

 『誰かがいつも側にいて、黙って、あるいはうなずきながら聴いているのだった』 。その一文である。

 女川は周知の通り「原発(原子力発電所)」が設置され、1984年に稼動したまち。その27年後の2011年3月11日、`東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に見舞われた。仙台に在住している小岩さんは、地震の起きた19年前に此の著作を刊行している。僕との出会いは此の著作、写真に触発されたが、その`あとがき`に目を通し、僕の中の何かが触発されたのだ。

 「3・11」という自然災害は僕に何をもたらしたのか!と改めて自問自答するが、2011年の翌年から毎年3・11の前後に女川を訪れてその`まち`の変容に目を向けている。と同時に仙台近郊の変化にも目を向けることにもなる。そして小岩さんや、東京女子大から東北大学に赴任した森一郎教授と、教授に紹介した小岩さんと共に女川を訪れた後、仙台に戻って軽く一杯やりながら四方山話(かなり深刻な、とは言え笑いを含んだ)を楽しんでいる。

 さて今年も!例年の2月中旬の沖縄紀行の後、此のお二人と共にの女川行き、まだやり取りしていないがさて・・・・

 

 


新春の一齣・雪景色

2018-01-24 11:11:08 | 日々・音楽・BOOK

 雪に見舞われた新春・1月22日月曜日の朝の我が家、交通状況を放映しているTVの画面と4階の窓から小田急線運行の様子を見ながら、どうやら通勤に使っているロマンスカーが走っていないことを確認する。TVでは小田急の様子がはっきりしないが、妻君がいつも使う急行が動いているようなのでと言うので、一緒に厚木駅へ向かった。

 各駅停車に乗り厚木から一駅、海老名で降りて急行の最後尾の車両に乗り込む。二人とも空いている席に座ることが出来た。

 その新宿、空は晴天、地面は真っ白、人の足跡をなぞるようにヨチヨチと事務所に向かう。<写真:早めに事務所を出て帰宅する帰り道・通り抜けた新宿中央公園の一齣です>


新春、晴天の日曜日に・グレゴリー・ペックを!

2018-01-15 15:13:09 | 建築・風景

TVでは、嘗て観たことのあるモノクロ(白黒)による「ナバロンの要塞」が放映されている。

懐かしき`グレゴリ-・ペック`が何とも格好よく、アンソニー・クインなど懐かしき名優等が登場する。バックの音楽はこれもまた懐かしきディミトリー・チオムキンの作。でも俳優の声が吹き替えで、グレゴリ-・ペックの生の声が聞けないのが残念でもあり興をそぐ。製作されたのは1961年、おそらく僕が学生時代に映画館で観たなんと56年も前の作品。それでも話しの進め方がモタモタしていないのにちょっと驚いた。

 それにしても、ここに登場する俳優の様は、グレゴリ-・ペックは無論のこと、今すぐそこにいるようで時を経ても、人の容貌とその味わいは、さして換わらないものだと得心する。いい(そして味わい深い)男は・・・と付記したくなったが、僕を含めて我ら庶民は如何なものか?

 と、ここまで書いてきて急いで出かけなくてはいけなくなった。運転免許証更新のための、なんと!「認知機能検査・高齢者講習」の受講である。さてさて、車の教習所から帰宅して、軽く一杯やりながら妻君の心尽くし(だよね!)の夕食を・・・

 ところでグレゴリ-・ペック。オードリー・ヘップバーンと競演した「ローマの休日」が深く僕の心に留まっているが、このナバロンの要塞のグレゴリ-・ペックもまた味わい深い。いい男はやはり時を越えていい男なのだ。では俺は!なんて、無粋なことをちょっぴり付け足したくなった!           

                                           <2018・1・14起稿>  写真:枯れ枝が魅力的な都庁の通り

 

 


新春の一齣:新宿

2018-01-13 14:47:59 | 建築・風景

 晴天が続く此の新春、新宿の事務所への初出は1月5日。郵便受けから賀状を取り、拝読する。自宅へ送って下さる方も沢山いて、そのどちらも嬉しいが、久しく逢っていない友人、知人からのを拝読してホッとし、こないとどうしているのだろうかとちょっぴりふあんになる。何はともあれ新しい年が始まった。今年もよろしくお願いします!


有賀神社へ初詣: 追記

2018-01-04 17:36:13 | 日々・音楽・BOOK

 北国は雪模様、札幌の一族(失礼、我が盟友連のこと)はその雪に瞑目・愛でていることだろう。さて、晴天に恵まれた今年のお正月、娘は今朝が初出勤とのことで昨日東京に帰宅。でもこの週末再度来宅し、小・中・校の仲のいい同級生連と飲み会だそうな!

 ところで此の新春。バックに繰り返し流しているのは、毎度お馴染みのキース・ジャレットの`Melody・At・Night・With・Youと、ジョン・コルトレーンの`Ballade`である。ついつい昨年に思いを馳せ、いやこの年の行く末(ちょっと大袈裟です!)を想いやるにふさわしいバラードである。まずキースを・・・

 そのキースのCDのジャケットの一文「難病からの復活に合わせて、1999年に発表されたソロアルバム。純粋無垢なタッチとハーモニィー、芳香が漂うようなスタンダード・・・とあり、正しく!と呟く。呟きながらその僕のこのデスクには味わい深いCoffeeが!・・・何時ものことです。このCoffeeが4時間ほど経つと、` 無ろ過生酒`千代光′か、八海山絞りたて原酒`越後で候′に変わる。西日の夕焼けが沈んだ頃に!

 新春の一齣、書き記してきたら、キースのこのアルバムの最後の曲,「1`m Through With Love」が流れてきた。しみじみと味わう。我が帰しこし方に思いを馳せながら・・・・・

 <写真 有賀神社初詣の一齣>


初詣で・有鹿神社へ・・・そしてMYUSEを!

2018-01-02 15:09:16 | 日々・音楽・BOOK

元旦。晴天に恵まれた此の地、妻君と暮れに来宅した娘と共に`有鹿神社`へ・・・「御神符・元旦祭・家内安全・有鹿神社祈祷御璽」を戴く。

 一夜明け、さて此の一文を起稿しながら聴いているのは、娘が持参したMUSEの「ABSOLUTION」である。わが音楽聴学暦にはない不思議な音階についつい我が若き日への思いを馳せる。更にそのジャケットにも惹き付けられた。TVでは箱根駅伝往路が放映されているが、我が母校明大が予選落ちして登場しないのでなんともつまらない。とは言いながらやはり眼が放せないのはなぜなのだろう・・・

 ところで、ついつい箱根、箱根と呟いてしまうのは、若き日、箱根で仕事をしたことがあるからなのだろうか!TVでは一号線の上り坂・箱根の山を、若き走者が必死で駆け上がっている。彼らとMUSEが同調しているような不届きな想いがふと沸いてきたりする。

 何時ものことだが集中力がままならず、エイッと此の稿UPする。