撮った写真を検索していたら、単に露出不足だとも言い切れない気になる一枚が目に留まった。何処で撮ったのだろうと眼を凝らすと、微かに`道の駅おがち`という看板の文字が読み取れる。
データを検索すると6月12日の撮影。秋田県湯沢市で行われた「白井晟一」の設計した`旧雄勝町役場`を何とか保存したいというシンポジウムに、パネリストの一人として招聘されたその帰り道で立ち寄った秋田県最南端の`道の駅`だった。
シンポを聴講しもらい、車で送ってくれた仙台の建築家西村明男さんが、この地で採れる珍しい野菜を選んでお土産にとプレゼントしてくれたときの一枚。行き道は仙台の建築界の一翼を担う針生承一さんに、帰りは西村さんの車でという贅沢な旅、その道中、やり取りした建築談義は、僕が言うのも変だがこれもまた得も言われぬ面白さ、録音して於けばよかったと思ったことが心に留まっている。
更にこの「おがち」という街は、なにやら懐かしい平安時代の歌人「小野小町」の生誕地。パネル化された小町の案内板などに見入りながら、ホー!と溜息をつく旅になったものだ。
データを検索すると6月12日の撮影。秋田県湯沢市で行われた「白井晟一」の設計した`旧雄勝町役場`を何とか保存したいというシンポジウムに、パネリストの一人として招聘されたその帰り道で立ち寄った秋田県最南端の`道の駅`だった。
シンポを聴講しもらい、車で送ってくれた仙台の建築家西村明男さんが、この地で採れる珍しい野菜を選んでお土産にとプレゼントしてくれたときの一枚。行き道は仙台の建築界の一翼を担う針生承一さんに、帰りは西村さんの車でという贅沢な旅、その道中、やり取りした建築談義は、僕が言うのも変だがこれもまた得も言われぬ面白さ、録音して於けばよかったと思ったことが心に留まっている。
更にこの「おがち」という街は、なにやら懐かしい平安時代の歌人「小野小町」の生誕地。パネル化された小町の案内板などに見入りながら、ホー!と溜息をつく旅になったものだ。