日々・from an architect

歩き、撮り、読み、創り、聴き、飲み、食い、語り合い、考えたことを書き留めてみます。

もの想う季節

2017-06-23 14:55:51 | 自然

ふと思いたって前項にボブ・ディランを記したものの、お前の想いはJAZZにある!と僕の何処かで囁く奴がいる。 

嘗ての若き日、ピート・シーガ―にしびれたものの、フォークは(まずは)彼一人だけ、銀座にあったJAZZのライブハウス・JUNKを見つけて入りびたり、村上寛・鈴木良雄・峰厚介・そして菊池雅章等の演奏にのめり込んだ。我が人生の一端をJUNKに預けたようなものだった。ところが!妻君と出会ってJUNKとは縁を切る。とは言えJAZZ!沖縄に飛ぶとJAZZのライブハウス「寓話」に浸り込み、演奏の合間にJAZZ menとの懇話にのめり込む。 

ところで、いま何故ディランなのだろう。前項を振り返ったりしながらディランのNOT DARK YETを流し、いつの間にか寝てしまう!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

写真:沖縄の聖クララ教会。ここで神に捧げるJAZZを!


ボブ・ディランのNOT DARK YETに打たれて!

2017-06-16 13:41:31 | 日々・音楽・BOOK

“闇が迫ってきた。私は一日中此処に居た。眠るには暑すぎ、時間は去っていく“ 

このディランの一言、ボブ・ディランのNOT DARK YET(ノット・ダーク・イエット)の冒頭の語りかけである。このスローバラードから、我が人生を振りかえってみて、なにがしかの共感を得る。ところでこの時のディランは55歳だった。僕と同世代、僕が一歳年上になるものの、いまから20歳以上若かった55歳の時、このような心境にあったのかと己の生きることを考え併せて、フッとため息が出た。

CDの解説文には、この曲のこんな一節も記されている。「私はここで生まれ、自らの意思に反してここで死んでいく/まるで動いているように見えるだろうけどじっとしたままなんだ・・・」 

さて僕は ! と振り返る。20年ちょっと前の ! 僕。JIA(日本建築家協会)の保存問題委員会の委員長を担い、その後JIAの理事として活動を開始して、DOCOMOMOに関わることになるのだが ! と、思わず溜息が出た。

此のCD。カバーのタイトルの下のこんな一言。

「友よ、答えはこの中にある」。

 


梅雨の前に:親和銀行大波止支店

2017-06-06 11:17:17 | 自然

一週間前に起稿した一文を掲載する。

昨今時の経つのがあまりにも早く感じられるのはなぜか!などとぼんやりと考え込んでいるうちに、時が経ってしまう。こんなボヤキはともあれ、一読ください。

6月、水無月である。

今日の東京は薄曇り、新宿超高層街の欅並木が緑濃く群れ上がり、風が吹いているので蒸し暑くもないが、早晩梅雨の季を迎えることになる。水無月、古くは`清音`と言ったのだそうで、古人はうまい捉え方をするものだと、その季節感に遥かなその昔に思いを馳せる。いずれにしても「水の月」。忙殺されたこの一週間に目を向ける。 

24日(水)には東海大学病院での定期健診、その夕刻、超高層の食事処で僕の喜寿の祝いを妻君の兄貴連と。25,26両日は依頼された築地に関する原稿をとりまとめてバタバタと送付。 

27日は土曜日なのにゆっくりと休む間もなくご午後からの築地市場でのシンポジウムにパネリストとして参画。その後の懇親会に参加、それはそれで楽しい一時でもあった。日曜日、夕食をのんびりと一杯やっていたら錦織がやってるよとの細君の一言、そうだったとチャンネルを全仏に、うつらうつらとしながら錦織の勝利にうなずいてベッドへ。 

さて29日の月曜日、建築ジャーナル誌に掲載している`建築家模様`に起稿したロンドンに在住している建築家南雲さんと校正に関してのやり取りを行い、京王プラザホテルでの、大学時代の同級生連6人との1年振りの会食。老けたのはお互い様と何となくニンヤリとしながらの楽しい一時を味わった。 

そして月末、長崎の、親和銀行大波止支店に関する寄稿のために、撮った写真の検索。なんとなく開き直ってこんな一文を書き綴った! 

<写真:これから原稿を取りまとめる長崎の親和銀行大波止支店の一齣>