日々・from an architect

歩き、撮り、読み、創り、聴き、飲み、食い、語り合い、考えたことを書き留めてみます。

年の瀬の一齣:ボヘミアン・ラプソディを!

2018-12-31 20:42:17 | 日々・音楽・BOOK

年の瀬・娘が来宅し、年末の今日の昼間、妻君との3人で海老名の映画館でクイーン`ボヘミアン・ラプソディ`を拝聴し、ことのほか心揺さぶられた。伝説のバンド・クイーン!そのリードボーカル「フレディ・マーキュリー」の風情に’人の生きることの根源をたたきつけられたような気がする。

起稿している今夕`大晦日(おおみそか)。TVではマレク・ヤノスキの指揮によるN饗の第九が放映されており、それに身を浸しながらの起稿。曲はベートーベンのピアノ協奏曲第4番に!ピアニストはマリアジョビレッシュ。

裏番(表番組?)では紅白歌合戦。我が家では誰も視ない!何たるコッチャと思いながらも2018年最後の僕の一齣として記載しておく。

隣の部屋では、妻君と、来宅した我が子(娘)は、N饗でも紅白でもない上記・何たらコッチャと言いたくなるこれまた不思議な画像に見入リ、時折り二人の笑い声が聞こえてくる。

昨今・ことのほか想うのは「時の過ぎる」ことの早いこと。いつものことなので特段のこととはいえないものの、やる事はやらねば・・・・・と、改めて想う。TV。なんとスメタナの交響詩`モルダウ`。そしてモーツアルトのレクエム。

さて、起稿していると年が明けた!2019年が始まる。何はともあれ、いい年になりますように!


愛知県立芸術大学 新デザイン棟建築環境専門部会に臨む

2018-12-18 13:03:44 | 自然

前稿とほんの少し重なるが、一週間前になる12月12日(水)、海老名の我が家から町田でJRに乗って新横浜に迎い、新幹線にて名古屋に行き、更に地下鉄、モノレールを乗り継いで芸大前で降りる。そしてゆるやな坂道を歩いてキャンパスをさらっと見遣り、現場事務所に設置された会議室にて、竣工間近の愛知県立芸術大学 新デザイン棟新築工事に関する「建築環境専門部会」に臨んだ。進行役は、`久しぶり!`と笑顔で挨拶を取り交わした、水津教授だった。

設計は、東畑建築事務所、施工は高柳組(建築)である。

さて、さて、幸いにも天候に恵まれてホッとする。外構、庭の工事はまだ完了していないが、建築自体はほゞ完工されており、創設期の吉村順三・奥村昭雄の設計による既存建築群との対話も,差して問題がなさそうでちょっぴりホッとする。出隅の角のピン角が、使い続ける中で大丈夫かと気になると言へば気になるが、ともあれ、そのピン角に拘った設計者の思惑が感じ取れて、それはそれで悪くない。

この校舎は、1階がピロティになっている3階建て。その3階から名古屋方面を見遣ると、眼下に密集した町並みの(名古屋市内を含めて)、その背後には連なる山脈を望むことが出来て、時代を担う若き学生に、人が生活するなにがしかの視野を与えることが出来そうだと、参画している教授連と笑顔でやり取りをした。

<付記:植栽はこれからの作業となる:更に魅力的なキャンパスになるだろうと得心している>

 


年の瀬に`南無`

2018-12-17 17:31:55 | 生きること

此処我が住い、海老名市(神奈川県)も寒さを感じるようになった。12月も半ばを過ぎての`年の瀬`という一言を味わっている。NHK・Eテレの「カルミナ・ブラーナ」を音を小さくして聴きながら此の一言を記す。

つい数日前、新横浜から新幹線で名古屋に向かい、地下鉄、モノレールを乗り継いで`愛知芸大`キャンパスに赴き、新デザイン棟に関する委員会に参加、新築なった「デザイン棟」の検証を行いその風情を味わってきた。そしてその翌日、護国寺に於いて従兄の葬儀に臨む。

父を戦地フィリピンで喪った僕達家族(既に没した母と弟、そして名古屋の近くに転居した妹・その夫も既に故人)は、従兄のサポートによって`生きてきた`とも言え、人の生きていくことの切なさをと、改めて僕達家族を支えてくれた従兄の風情を味わうことになった。葬儀の後の会食で、僕が述べたのは、既に、一昔、弐昔・半世紀になるが、その従兄に連れられて父の没したフィリピンのモンタルバン地方を訪れたこと。政府からの父死去の報は、「モンタルバン地方で死去した」との一言だけだったからだ。

さて記載する画像は、故あってお仲人をして戴いた「棟方志功」の、2019年、安川カレンダーの表紙。志功の姪からのプレゼントである。 <文中敬称略>