日々・from an architect

歩き、撮り、読み、創り、聴き、飲み、食い、語り合い、考えたことを書き留めてみます。

晴天の初春・沖縄復帰の著作に想いを!

2019-03-24 14:50:39 | 沖縄考

 前稿に記した`日向別邸委員会`の後、同席した女性委員連と共に珈琲を味わったそのお一人から、興味深い「うるまネシア」というタイトルの冊子を戴いた。サブタイトルは、`琉球弧の自立≪特集≫それぞれの「復帰40年」という興味深いものであり、一文を起稿した方々は40名を越える。

 執筆者の一人として親しくお付き合いをした建築家`真喜志好一′さんの名があるのでオヤッ!と想った。そして訪沖し真喜志さんともども四方山話 (と言っても辛辣な!) にのめりこんだことを 此の一文を前にして懐かしく想い起こすことになった。

サッと眼を通すと、6頁に渡る起稿は10篇に分かれていて”1969年海兵隊計画の辺野古計画図”           〝オスプレイ配備を隠した日本政府″〝「お答えできない」が意味すること、などなど興味深いサブタイトルが一文の前に記載されている。

他の寄稿者のタイトルも、「帰りなんいざ、暑き沖縄へ―そして、意味が汲み取れないが、妙に心打たれる りか、やーかい とのサブタイトルが添えられていて、好奇心が刺激された。拝読するのが楽しみでもあり、僕の沖縄への想いが沸き立ってくる!

 

 

 

 


熱海市での委員会に臨んで

2019-03-21 17:15:41 | 文化考

此の3月18日(月)、熱海市の`日向別邸′で行われた委員会(平成30年度 旧日向別邸等研究委員会)に、委員の一人として参加した。

久し振りに訪れた熱海、駅前の風情は指して変わらず、何となくホッとする。参加した委員連、代表を担っている名古屋大学大学院教授の西澤教授を初め、熱海市文化財保護審議会委員の建部氏、嘗て清水建設技術研究所に所属していた松波秀子委員、そして資金サポートされ、オブザーバーとしての高川さん等々、旧交を温めることになった。

上記メンバーと共に参画されたのは、文化庁の参事官、静岡県教育委員会の主査、公益財団法人・文化財建造物保存技術強化の方々、事務局サイドとして、熱海市教育委員課からの方々などによる構成。今後ほぼ1年半ほど掛けて改修工事を行う予定。その間、本館は閉鎖される。

 この日向別邸は、1936年(昭和11年)にアジヤ貿易で活動した日向利衛の別荘の別邸として、ブルーノ・タウト(ドイツの建築家)の設計によって建てられたもの。久し振りに拝見したが管理体制が見事に成されていて、此の建築の魅力を充分に味わえる事が出来、嬉しくなった。

委員会の後、参加した委員連数名と熱海駅に隣接している店で、珈琲を味わいながら四方山話に花が咲き(桜もまだだしどんな花!)旧交を温めることにもなった。初春の一齣だが、僕の何処かに人と建築との出会いの妙に、春の一時を感じている。


此の初春・新宿の一齣 窓ガラスに映る光景

2019-03-10 18:03:11 | 建築・風景

新宿駅西口を出て左手に歩き、信号を見遣って右に歩くと出会うのは、昨今.ことに若き女性連の団体、外国の人々で一杯だとも言っておきたくなるその拠点の一つ.京王プラザホテルが現れる。

その右手前に、アプローチ(前庭)が舗装され広い広場になっている工学院大学が現れる。一階室内がゆったりとした広場とも言えるピロティ形状になっていて、そのコンビネーションには、ナカナカの風情があると言っておきたくなる。 

掲載する写真はそのキャンパス外観の一齣。我がオフィスへ向かう風情に満ちた光景の一齣だと、重ねて言っておきたくなった。


この初春・西新宿の一齣を!    2019年2月23日(土)の朝        

2019-03-04 13:09:31 | 添景・点々

朝の8時半、自宅を出て見上げた空の有様や、大きくなった樹々連を見やりながらのんびりと厚木駅へ、小田急線各駅停車に乗って町田駅のプラットフオームへ、そこでロマンスカーに乗りかえて新宿へ・・・と言うのが判で押したような此のところの僕の日常生活の朝の一齣です。

新宿駅西口の改札から我がオフィスへ。歩く路は二通り、そのまま駅前から地上を歩くか…或いは雨の降る日は時折地階に降り、地下道を歩いて西新宿中央公園へ向かい、公園の樹木の中を・・・という事も無きにしも非ず。

さて、この日は土曜日。書籍や膨大な図面や資料の整理のために我が娘が手伝う!と事務所へ来てくれる。妻君は食事の後片づけなどをしてから新宿へ。僕はいつもの時間、いつものように町の様相に眼をやりながら地上を歩いて・・・ところが右手の西口中央郵便局前の左手の路をふと見遣ってオヤッと目を見開いた。

此の街並み、人の歩く様が妙に引っかかった。一見なんでもない通りの様相なのに?・・・大勢の人々が歩いている。人の歩く路なので当たり前の光景なのだが!・・・土曜日の朝・10時少し前なのに!、Why? (その一齣を撮った写真を掲載するが、なんでもない通りなのにと、起稿しながらも、思わず瞑目してしまう)。