8月の24日金曜日、今日の干支(えと)は`友引`である。
`友引` 良い日だとのイメージがあるが、なんとなく気になって広辞苑を検索してみた。すると思いがけない記述に戸惑う。「歴注の六輝の一つ、相引きで勝負なしという日」そして『朝晩は吉、昼は狂とする』とある。昼は凶? えっ!と驚いたが、次の一言には得心する。「俗信で、友を引くとして、この日葬式を営むことを忌む」。まあこういうことだろう、干支は!
なぜこんなことを記しておきたくなったのか?と戸惑うが、此の秋は母の十三回忌、妻君は、離れた地に住む僕の妹や、死去した弟の妻と相談すると言う。僕の妹は夫を亡くして遠隔地での一人暮らし、働き盛りのその子供達は仕事に忙殺されていて、日程調整が必要。この様な私事、ブログに記載することでもないが、前項が頭に浮かび、覚書のような感じで起稿した。雲の間からの日差しが戻ってきた。事務所から表に出てみるとムッとした熱気、そうだまだ8月なのだと改めて実感する。とは言え雲が高い。
我が住まいの近辺では蝉の音が聴こえなくなった。新宿の並木通り、欅の木で喚(わめ)いていた蝉が居なくなり、新宿中央公園の樹々からの`ツクツクボウシ`と`みんみん蝉`の声も、心なしか元気がない。秋の気配が何処からか漂ってくる。