西新宿関連(こじつけっぽいが・苦笑!)の一齣ということとして、時折余話を差し込むことにしました。
まずは角川書店発行の「俳句」2月号(2019年)。でもこの書を手に入れたのは新宿ではではなくて自宅から近い本厚木の書店だったが、読み説いているのは新宿の我が事務所。本稿タイトルに沿っているので!
本号の特別企画は `100人が読む!金子兜太の100句`。
俳人金子兜太さんは、第2次世界大戦でトラック島に赴任し、多くの戦友が餓死したことを綿々と伝えてきた。僕の父がフィリピンのモンタルバンで戦死したことと時折重ね合わせて考えることもあるが、何はともあれ帰国できてよかったですね!と我が心に秘めておく。一度だけお会いする機会があり、そんなことを話し合ったことがあるが、その時の様相は生涯忘れえない。金子兜太さんが亡くなって1年を経た。
一文を起稿しながらつくづく想いをはせる。弟は既に亡く、僕自身もそれなりの歳になった。