日々・from an architect

歩き、撮り、読み、創り、聴き、飲み、食い、語り合い、考えたことを書き留めてみます。

2019・東京西新宿の一齣・・・・余話・1

2019-01-29 16:02:09 | 生きること

西新宿関連(こじつけっぽいが・苦笑!)の一齣ということとして、時折余話を差し込むことにしました。

まずは角川書店発行の「俳句」2月号(2019年)。でもこの書を手に入れたのは新宿ではではなくて自宅から近い本厚木の書店だったが、読み説いているのは新宿の我が事務所。本稿タイトルに沿っているので!

本号の特別企画は `100人が読む!金子兜太の100句`。

俳人金子兜太さんは、第2次世界大戦でトラック島に赴任し、多くの戦友が餓死したことを綿々と伝えてきた。僕の父がフィリピンのモンタルバンで戦死したことと時折重ね合わせて考えることもあるが、何はともあれ帰国できてよかったですね!と我が心に秘めておく。一度だけお会いする機会があり、そんなことを話し合ったことがあるが、その時の様相は生涯忘れえない。金子兜太さんが亡くなって1年を経た。

一文を起稿しながらつくづく想いをはせる。弟は既に亡く、僕自身もそれなりの歳になった。 


2019 ・東京西新宿の一齣・・・・連綿(2)

2019-01-22 15:51:16 | 建築・風景

オフィスが面している道を左に少し歩き、左手の急傾斜の道を見やりながら右に曲がり、その先の新宿中央公園に目をやりながら4.5メートル歩いて左の狭い路地を通り抜ける。

ブラ歩きをして大きなコンビニや西新宿郵便局のある大通りに出る.その間の両サイドは住宅や高層ビルが密集している。この狭い路地はいわば我が道(苦笑!)、コンビニで昼飯を調達したり、時には封書を出すために郵便局に出かけたりすることもある。

この路地、特段の風情はないが、途中の家屋の外壁に描かれた「絵」、若き女性の顔が何とも気になって・・・いつものことながら・・・ついつい見やると、その筆致に心うたれる。誰が描いたのだろうか!なぜここに魅惑的なこの`絵`を!


2019・東京:西新宿の一齣・・・・連綿(1)

2019-01-16 16:19:59 | 添景・点々

オフィスのある東京都西新宿の一側面を、スケッチによって描き止めておくことにした。

ウイーク・デーの昼間の一時、長い年月をこの地で過ごしてきたが、時折気になってこの周辺を歩いてみたりしたこともあったが、スケッチは無論、写真を撮ることもなかった。

だがふと思いたっての事、観えないものが見えてくるかもしれないと、ちょっぴり好奇心が湧いてくる。まずはその一齣を!


新春の一齣

2019-01-06 16:27:34 | 愛しいもの

新春・元旦。自宅にお送り戴いた沢山の賀状に目を通し、一人ひとりとの、その出会いに想いを馳せる。

1月2日。`TOHOシネマズ海老名`で、妻君と来宅した娘と共に、`A STAR IS BORN′を拝聴(拝見!)した。箱根駅伝で、我が母校明大が惨敗してガックリしたものの、新春(お正月)にふさわしい此のミュージカルドラマに心打たれ、駅伝の惨敗など、どっかに吹っ飛んだ(と言って置きたくなった。同時に来年は頑張れよ!とも。苦笑!)

さて、`A STAR IS BORN′。製作は、監督・脚本、更に主役を担ったブラッドリー・クーパー。そのキャプション「歌って、恋して 傷ついて 私は生まれ変わる」と言う一言が、僕の心に深く留まっている。そして「男とは!」という命題、さて俺は!とふと想ったが、それはそれなりに!とすぐ修正する。

さてその2日後、新宿にある我が事務所に立ち寄って、送付戴いた年賀状を取得し、此処で我が娘子と別れて、三越日本橋本店で開催されている棟方志功展へ出向いた。そして、僕とも仲良しの志功(敬称略とさせていただく)の姪御と30分ほども四方山話、我が妻君も、興味深く聴いている。僕達は棟方志功御夫妻にお仲人をしていただいて一緒になったのだ。