前稿とほんの少し重なるが、一週間前になる12月12日(水)、海老名の我が家から町田でJRに乗って新横浜に迎い、新幹線にて名古屋に行き、更に地下鉄、モノレールを乗り継いで芸大前で降りる。そしてゆるやな坂道を歩いてキャンパスをさらっと見遣り、現場事務所に設置された会議室にて、竣工間近の愛知県立芸術大学 新デザイン棟新築工事に関する「建築環境専門部会」に臨んだ。進行役は、`久しぶり!`と笑顔で挨拶を取り交わした、水津教授だった。
設計は、東畑建築事務所、施工は高柳組(建築)である。
さて、さて、幸いにも天候に恵まれてホッとする。外構、庭の工事はまだ完了していないが、建築自体はほゞ完工されており、創設期の吉村順三・奥村昭雄の設計による既存建築群との対話も,差して問題がなさそうでちょっぴりホッとする。出隅の角のピン角が、使い続ける中で大丈夫かと気になると言へば気になるが、ともあれ、そのピン角に拘った設計者の思惑が感じ取れて、それはそれで悪くない。
この校舎は、1階がピロティになっている3階建て。その3階から名古屋方面を見遣ると、眼下に密集した町並みの(名古屋市内を含めて)、その背後には連なる山脈を望むことが出来て、時代を担う若き学生に、人が生活するなにがしかの視野を与えることが出来そうだと、参画している教授連と笑顔でやり取りをした。
<付記:植栽はこれからの作業となる:更に魅力的なキャンパスになるだろうと得心している>
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