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此処我が住い、海老名市(神奈川県)も寒さを感じるようになった。12月も半ばを過ぎての`年の瀬`という一言を味わっている。NHK・Eテレの「カルミナ・ブラーナ」を音を小さくして聴きながら此の一言を記す。
つい数日前、新横浜から新幹線で名古屋に向かい、地下鉄、モノレールを乗り継いで`愛知芸大`キャンパスに赴き、新デザイン棟に関する委員会に参加、新築なった「デザイン棟」の検証を行いその風情を味わってきた。そしてその翌日、護国寺に於いて従兄の葬儀に臨む。
父を戦地フィリピンで喪った僕達家族(既に没した母と弟、そして名古屋の近くに転居した妹・その夫も既に故人)は、従兄のサポートによって`生きてきた`とも言え、人の生きていくことの切なさをと、改めて僕達家族を支えてくれた従兄の風情を味わうことになった。葬儀の後の会食で、僕が述べたのは、既に、一昔、弐昔・半世紀になるが、その従兄に連れられて父の没したフィリピンのモンタルバン地方を訪れたこと。政府からの父死去の報は、「モンタルバン地方で死去した」との一言だけだったからだ。
さて記載する画像は、故あってお仲人をして戴いた「棟方志功」の、2019年、安川カレンダーの表紙。志功の姪からのプレゼントである。 <文中敬称略>
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