晴天に恵まれた「奈良」行き、拝顔した奈良の仏を思い起こしながら瞑目し一文を記す。
帰郷したのは一昨昨日(さきおととい)、嘗て奈良を訪れたのは何時のことだったのか!正確な年月が思い浮かばない。最後に訪れてから、なんと数十年を経ているようだ。奈良の好きな妻君は、僕と一緒になってからも数回訪れているようで、泊まったホテルも何度か一緒との事。ふと、ロビーにあった`鹿追`と関連した社寺「春日大社」巡りイベントの案内チラシに見入った。フロントの男性に奈良の社寺の様相を聞き、ルートなどの相談に乗ってもらう。ふと思い立って聴くと、妻君の何度か泊まったデータが保管されているようで、へー!と驚いてしまう。
此の初冬の奈良行き。6年目に入った建築誌に連載しているシリーズ「建築家模様」に登場戴く二人の奈良の建築家に建てた建築を案内してもらい、拝見してヒヤリング。その初日、長いお付き合いになる年配の建築家に立ち寄ってもらった「西大寺」。拝受した御朱印を観ながらその折の風情を思い起こしている。
さて取材は滞りなく終わった最終日、一日の余裕が生まれての社寺巡りである。何はともあれ好奇心が刺激されて上記社寺イベントに参加して訪れた「春日大社」。解散した後社務所に立ち寄って御朱印を戴く。そして「東大寺へ」。その威容に改めて、古都「奈良」へ来たのだと何かがストンと落ちたような気がする。日本という国の懐の深さ、と書き添えたくなった。
―東大寺の大仏の威容に心打たれたが、本稿に連記している安藤忠雄の魅力的な大仏殿に敬意を表し、東大寺大仏の写真掲載は安藤大仏殿の大仏掲載後とする: 写真・東大寺―
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