日々・from an architect

歩き、撮り、読み、創り、聴き、飲み、食い、語り合い、考えたことを書き留めてみます。

大田昌秀元沖縄知事の訃報を聞いて・大田氏の一言

2017-07-05 13:43:01 | 沖縄考

 6月13日の朝、朝日新聞に記載された「大田昌秀元沖縄県知事」の訃報(12日午前11時50分に死去)」を目にし、NHKのTVでの報道に目を凝らした。そして沖縄の建築家`根路銘安史`さんに沖縄での様相を聞いたところ、「沖縄タイムス」と「琉球新報」の6月13日に旧暦(旧5月9日・大安)を付した朝刊を即送ってくれた。

 いずれも第一面一杯に、白抜きの大田知事の死去の文字と共に大きな顔写真、そして『社説』と共に、沖縄タイムスでは8面にわたって、琉球新報でも7面に渡って、大田氏の軌跡などを取り込みながら弔意を表明している。 そして我が家の新聞「朝日」の`天声人語`のような「大弦小弦」と「金口木舌」欄に、起稿した記者(新聞社)の大田氏への(大田氏の沖縄への)思いが込められていて、僕はこの二紙を僕の終生の宝物として保管していく。 

「大弦小弦」(沖縄タイムス)の中での大田さんの一言。基地の代理署名を拒否する大田さんに、閣僚からが来て翻意を促した。話を一通り聞くと穏やかな表情が一転 『沖縄は日本ですか』。目を見開いて反論した。

「金口木舌」(琉球新報)。生前最後の著書となった鉄血勤皇隊の記録集・・『私の生は、文字通りあえなく死去した多くの学友たちの血で以って購われたものに他ならない』。 

6月23日(土)。`沖縄慰霊の日`である。糸満市の平和記念公園での追悼式。埋葬された「平和の礎(いしじ)」に供え物をする遺族の姿」が伝えられた。 

時の経つのが早い。6月中にUPしようと思ったこの一文、7月になってしまった。時はすぐ過去になり、即座に新しい時が訪れる。この当たり前のことが妙に愛おしくなる。

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ところで、平和の礎を見遣る丘の上の平和祈念資料館は、僕の盟友・建築家`福村俊治の設計による。平和の礎も彼がかたちにした。



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