光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

ここはどこなのか、という風景

2008-06-12 18:49:38 | 散策
  行ったことがないと書くと少し正確さを欠くが、方角からというか道順からいうと初めて、というところに行って来た。点と点だけは、知っているし、行ったことがある。でも、その中間はほぼ初めて。

  帰りが問題だった。この道はどうなっているか、頭の中ではわかるが、まわりの景色は住宅街であったり、それから木立があったりで、視界がない。目立ちそうな丘というか、ここからも見えるその丘も見えず少し動揺。帰りに、パンフレットをもらっていて、それを出しつつ、車の運転手と話しをする。それにしても、クルクルハンドルを切られるとどこを走っているのかわからなくなる。こうゆうところも、これだけ人家があると、人も動物と遭遇することがわかるような気がした。昔の感覚はなかった。まったく新しいといっていい、そうゆう道を走り、そのまわりを見ていた。この道はあれだ、というものがあってよさそうだが、なぜかわからない。

  見かけない、当たり前であるが、かなりにきれいな公園のようなものが現われた。頭で考えているところにこんなものがあるはずがない。それがあって、これはもしかしてまったく違うところを移動している、そうゆう幻覚にもとらわれる。野球場とか、陸上競技場のありそうなところ、それだとかなり位置は違う。あちこちをクルクルまわり、しかし運転手の方はそれを理解しているようで、特に何かいうこともない。決定的だったのは、北陸本線の線路を渡ったこと。この線路のこの位置を最後に列車に乗って通ったのはいつのことか、それがいつでもよさそうで、しかしその回数は少なくないはずだ。それからしばらくする。この道はもうしっかり知っているはずだが、いったいどこの高級住宅地かと思わせる迫力がある。それにしても、私のいる辺りはあまりに変化はないようだが、この滅多に行くことのない辺りは、かなりな様変わりをしている。
  これなら、まだ普段行っている病院辺りのほうが鄙びているというか、気分的にもそちらの方が落ち着くものがある。そう思うのは、この方向には、定期的に行っていることがやはり、その変化のなさを強調しているようで、実際は少しずつ変わりつつ、人の記憶は変わらない、と思っている。

  人も人で、毎日あるいは1週に何度か接していると、あまりに変化は感じない。でも例えば、何十年ぶりというとその変化に驚くだろう。学生のときのままの顔が記憶にあるが、どこかの学校の先生になってそれからネットで見ることが出来るそうゆう偉い先生になっていて、そのお顔を拝見するが、昔の面影はほとんどない。でも、年賀状の文面とか文字を見ていると、学生のときとまったく変わらないので、これは実におかしいものだ。もう会うこともない、そうゆう人間がいくらかいるような気がするが、その実際というものは時とともに変化し、しかしその記憶は昔で止まったままだ。後者が生きているという状態で、また思うのは多くの人は昔の若かりし時の記憶を胸にしまったまま、時間の変遷を待っている。


  黄色い色の花を付ける、それの実が小さいトマトのようで、またかなりかわいいともいえる花がある。このものが、一斉に咲いているところがある。




  これだけ、たくさん咲いていると、いつ見てもこの迫力に少し負けてしまう。何にするのだろうか。





  花そのものは、3cmくらいの大きさ。でもいくらでも咲いて来る。新しい実が出来ると、また新しい花が咲く。

梅雨はどこにいったのか

2008-06-12 15:40:47 | 植物・花(夏)
  真っ青な空がある。透明。
  朝は少し血の気が引いて、青ざめていたかも。
  月が白い。
  
  皮肉。
  快晴の青空、北風が強く、暑いが心地よいともいえる。
  なんだか、晴れのお天気が続くようだ。
  でも、やはり梅雨で適度に雨が降ってくれないと、
  困るような感じもある。




  気付けによさそうな色ですね。




  シモツケ(下野)だろうと思う。シモツケソウとも違うのですね。
  この花は、カラカラのお天気で気の毒なくらい、生気がない。

  田んぼにネコかい。




  いいお天気だから、ついつい小旅行に出てしまった。

野を越え、山を越え

2008-06-12 10:43:34 | 散策
  ガタガタ揺れる車に乗った。サイレンは、中にいると聞こえないものである。

  まったく予想してなかった。でも、これはだめで、電話。
  結構ドキドキする。出来るならこの病院というのがあるが、どうも遠そうなところに向かうようで、しかしそれ以上のことはゆえないものである。
  
  昔乗った感じがよみがえるが、どうも今一つ安心感がない。
  少し揺れて、高低のあるところを越えて、急坂を登る。

  それからは、大してやることもない。特に、詳しい説明もない。
  気長に考えるしかない。

  もう今日は帰ってもらっていいです、といわれる。何回か、人が変わる。もう一りの人に聞くと、これは必要ですから売店で、ということになる。

  最後に、この辺りの地図に詳しくなく、さてどうするか頭をひねる。いい考えはない。受付にゆく。少しトンチンカンな話しになる。帰っ来た。予想より早く。
  少し気抜けする。どうするか、どうなるか、イザとなるとダメ、なタイプだから。自分でも少し緊張している。