日が沈みそうで、しかし雲も出て来てどうなるか、これはさほど重要でもないし、どっちでもいい。それから、蚊がいる。これは由々しき問題で、先ほど少し外に出たら、もう蚊にかまれていた。それだから、急いで蚊取り線香を炊くことにする。線香はそこにある。が、火をつける装置がない。マッチがいいが、そんなものは最近は見かけない。マッチだと一回でつかない可能性がある。それだもんで代用品で火をつける。こうゆうときに限って、そのものがない。火打石でもなければ、ほどほどの大きさのものだが、いつもあるが、そこにない。見つからない。
ライトのスイッチをひねった。電球は付いたが、その火付け装置は見つからない。あちこちを首を長くして捜すがない。ないものはないが、それが消えることはない。長く探した。それは、隙間に落ちていた。たぶん、何かの上に置いておいて、それがすべって落っこちた。それは出てきたが、こんどは、短く折った線香の方をどこにやったかわからなくなって、まったくよぼよぼになっている。先ほどまで、手に線香は持っていて、本格的に火付け装置を探したら、こんどは線香のことを忘れた。うまく出来ている頭である。
急速に雲が出て来て、空を覆い始める。先ほどまで、秋の雲、羊雲のようなものが出ていた。今は綿のようなそれで、ただ濃い灰色をしたその雲が少しずつ南に向かっている。夕日はあった。しかし8月の最後の夕焼けはないようである。
お昼に、ブラシのような、小さな花をたくさん付ける、その花が咲いているところへ行ってみた。時間もよくないが、風もかなり強く、それでその場所に着いてみると、もうブラシのような形をした、その花は半分くらい変色していた。あまりに元気がなくそこにチョウもいなくて、その他のところにはいたが、なんだか完全に調子が狂った。きのうの朝の雨に濡れて清楚と思われてた花の多くは、このいいお天気で霧のようであったらしく、弱弱しいもう花の最後の姿を見せているようであった。もう少し先の、アサガオの咲いている場所、アサガオのような花が咲いている場所のほうが正確だが、その花もみな閉じていて、きのうの朝の様子がうそのようだ。何事にも、そのときというものがある。それを逸すると、あとには何もない。
今朝は、太陽が出た。8月の最後の朝、太陽は出てかなり明るい。その後はゆうまでもなくジリジリ地表を照らす時間が続いて、しかしそれももう終わりのようだ。今出始めた雲は何なのかよくはわからない。明日も、晴れの予報が出ていると思っているが。
その朝の様子。
大きめの緑の草に、きのうの雨がまだ残っているようである。一つ手前の葉っぱの雨滴を並べたくて、ずいぶんと縦に長くなった。
これもカヤツリグサかも知れない。この葉っぱというか、イネでいう穂のようなものは、あまりに繊細でよくわからない。違う植物の葉っぱに細かい水滴がある。
太陽光が直接当たるところ。これはツツジの葉っぱ。この辺りがボウッと少し黄金色に輝いている。もう少し穏やかな様子だが、少し明暗が出るようにしてみた。
朝の植物の様子はなかなかいいが、晴れないと暗い。秋晴れであればいいが、これが残暑になるとどうもやりずらい。
ライトのスイッチをひねった。電球は付いたが、その火付け装置は見つからない。あちこちを首を長くして捜すがない。ないものはないが、それが消えることはない。長く探した。それは、隙間に落ちていた。たぶん、何かの上に置いておいて、それがすべって落っこちた。それは出てきたが、こんどは、短く折った線香の方をどこにやったかわからなくなって、まったくよぼよぼになっている。先ほどまで、手に線香は持っていて、本格的に火付け装置を探したら、こんどは線香のことを忘れた。うまく出来ている頭である。
急速に雲が出て来て、空を覆い始める。先ほどまで、秋の雲、羊雲のようなものが出ていた。今は綿のようなそれで、ただ濃い灰色をしたその雲が少しずつ南に向かっている。夕日はあった。しかし8月の最後の夕焼けはないようである。
お昼に、ブラシのような、小さな花をたくさん付ける、その花が咲いているところへ行ってみた。時間もよくないが、風もかなり強く、それでその場所に着いてみると、もうブラシのような形をした、その花は半分くらい変色していた。あまりに元気がなくそこにチョウもいなくて、その他のところにはいたが、なんだか完全に調子が狂った。きのうの朝の雨に濡れて清楚と思われてた花の多くは、このいいお天気で霧のようであったらしく、弱弱しいもう花の最後の姿を見せているようであった。もう少し先の、アサガオの咲いている場所、アサガオのような花が咲いている場所のほうが正確だが、その花もみな閉じていて、きのうの朝の様子がうそのようだ。何事にも、そのときというものがある。それを逸すると、あとには何もない。
今朝は、太陽が出た。8月の最後の朝、太陽は出てかなり明るい。その後はゆうまでもなくジリジリ地表を照らす時間が続いて、しかしそれももう終わりのようだ。今出始めた雲は何なのかよくはわからない。明日も、晴れの予報が出ていると思っているが。
その朝の様子。
大きめの緑の草に、きのうの雨がまだ残っているようである。一つ手前の葉っぱの雨滴を並べたくて、ずいぶんと縦に長くなった。
これもカヤツリグサかも知れない。この葉っぱというか、イネでいう穂のようなものは、あまりに繊細でよくわからない。違う植物の葉っぱに細かい水滴がある。
太陽光が直接当たるところ。これはツツジの葉っぱ。この辺りがボウッと少し黄金色に輝いている。もう少し穏やかな様子だが、少し明暗が出るようにしてみた。
朝の植物の様子はなかなかいいが、晴れないと暗い。秋晴れであればいいが、これが残暑になるとどうもやりずらい。