光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

真夏の散歩道

2008-07-31 18:28:29 | 散策
  先ほど朝刊を見ていたら、夕立があるかも知れないという。上空に寒気もあると、ラジオでもいっていて、今外を見ると、たしかにさっきまでの青空は消えて、雲に覆われ、その雲は積乱雲のようにも思えるもので、まだ完全に夏に戻ってはいない、あるいは今年の夏は、こうゆう感じで終始するのかもと思ったりもする。

  また、何日ぶりかで、散歩道ともいえなくなった、昔に歩いていたその道を歩いてみた。これには特に問題はない。黄色いヒマワリが、まだあってそれは少し薄目の黄色をしたものと濃い目の黄色をしたものがあったと思ったが、今日見ているとほとんどすこし薄目の黄色い花が咲いていて、濃い目のものは一輪くらいしかない。
  これを植えられている方も、タネを取っていてそれを播いているような気もしてきた。去年の色の薄いヒマワリは、青白かった。今の私に似ている。しかし今年のそのヒマワリは、色は薄いが、しっかりと背も高く花もたくさん付けている。
  キカラスウリのあるところ、一時このキカラスウリの運命はどうなるか、危ぶんだが、今は形だけだがしっかりと生きている。なぜそうゆう表記になるかというと、なぜか今年はカボチャが大いに勢いづいて辺りにその蔓を繁茂させていて、今はもう実もない梅の木全体を、そのカボチャの蔓と大きな葉っぱとそれと花が覆っている。よって、キカラスウリは自分の居場所がないような状態になって、この後もここには変化がありそうである。
  ここに登場したキカラスウリの花は、もうない。これはまー空き地にあって、運のいいものは少しだけ生き残っているが、ほとんどはきれいに刈り取られた。このあとも、実がなるところまでいかないと思う。今のところ上記の梅の木にからまるキカラスウリだけが、その後に実を付ける可能性を持っているが、書いたとおりである。

  ご家庭の庭先に出されている花も見るが、今年はどうもよくない。かなりというかはっきりよくなく、その鉢も変えられたり、引っ込んだり色々。畑でもあり、花壇でもあるというところも、ことしは今はキバナコスモスくらいが咲いていて、ダリアなどもひどい状態。ここに、シジミチョウがいる。追いかけっこをしている。生存競争であり、自らの繁栄のためにこの作業が続くようだ。

  ワンちゃんはというと、もうかなりその顔を見ていない。皆、涼しいところでお昼寝をしているようだ。アスファルトの道も、ワンちゃんの感じる温度は高い。せめて、もう少し雨でも、ただし適度な量で、そう祈らずにはいられない。歩いていて、風があって、今日もさほど気温は上がっていない。その点はよかった。しかし歩いていないから、大した距離でもない散歩も疲れるもので、子供が元気よく遊んでいるのを見ていると、うらやましくもあり、あっけらかんとした笑顔を見て、しかしこの先の環境というものも心配される。


  ここにある、古木のカエデ。




  この暑いのに、特にしおれることもない。枝はニョキニョキ伸びる。この木の年齢がいつも気になる。




  この木に今は花はなく、よって水玉を作ってみた。風が結構あった。




  水玉の花を作る木があったら、そうゆうことも考えたくなる、ことしの夏の前半である。

7月の宵の最後の空

2008-07-31 16:09:15 | 散策
  7月も終わろうとしているが、どうしたもんだか。

  今日も朝から涼しげで、この3日間、秋の感触もあった。
  それも今日までのようで、また明日から真夏の日々か。

  今月は何度も宵の空を出して、それしかなかった。
  これからもこれでいってみよう。暑いときは、宵の空。




  甘い果物の缶詰のような、そうゆう色具合の空。
  ツバメがゆっくり旋回していた。




  印象派の太陽の色が出る。この感じもたぶん肉眼では
  わからないのではないか。




  日が完全に落ちたあと、その空の青はこれは思ったよりは薄い。
  なかなか濃い青に出会うことはないようである。

今日も涼しげな朝

2008-07-31 06:51:40 | 散策
  朝のお天気、晴れ。東の空は明るく西の空は重そうな雲があって、どうも安定したお天気ではないような感じ。風は少しあって、涼しい。アメダスの6時の気温、22.4℃、気圧は1013.8hPa。室温25℃。扇風機もいらない温度。

  きのうの宵の時刻。太陽が落ちると急に涼しい風が吹いていたようで、これに驚いた。それまで、透明な大気に満たされていた光のエネルギは、一瞬にして消えて、その後は、涼しげな風だけが残った。暑気はどこかに消えてしまって、これはこの3日間のお天気のせいだろうか。
  夏は首筋に、水を浸したタオルハンカチを巻いて、暑さをしのいでいるけれどもうこれもいらないくらいになる。首筋を冷やすのは効果的だけど、これを続けるとある日突然首の辺りから肩にかけて、急に痛く重く感じられるときがある。これを経験することで、一日一回は首筋を温めることにしている。それでも、温めたあとは、また水で冷やしたりもする。冷やしてばかりというのは止めた方がいいと思う。

  星空があって、上のほうを眺める。しかしすぐに屋根がある。白鳥座辺りの半分と、それからワシ座のアルタイルなどが見えていて、それ以外にも微光星が見えていて、ようやく少し上等な夏の星空が現われた。しかし首を持ち上げているのはかなりしんどく、一番は寝転がることだが、そうゆうところもない。
  今はもし晴れると、冬のように寒くもなく、虫対策が出来れば、流れ星を見つけるのが醍醐味だと思う。いつどこに、それが現われるかわからない。それでも、あの辺りが怪しいなど思い、目星を付ける。そのまま眠ってしまいそうだ。
  その点、窓から流れ星の場合、苦しいから眠ることはなく、またその星空の見えている範囲は極端に小さくなる。さほど「どこ」を気にする必要がない。ただ、外を眺めればいい。ペルセウス座の流星群というのが、8月の星空のビッグイベントだが、これもなかなか見ることはむつかしく、そのうち8月も半ばになって、ことしも星空を見るのを忘れたということになる。

  夏の夜に空が晴れたなら、まずは灯りを消してTVも消して30分くらいは、ポカーンと星空を見る。すると首は多少疲れて、蚊にも刺されるが、しかし大きな流れ星に遭遇する可能性も高い。宝くじの一等の当たる可能性は、これはもうわかっているが、流れ星はまだ未知数が多く、大物に出会う可能性はいつもある。

薬局止まり

2008-07-30 18:36:16 | 散策
  西の空に、真夏の太陽があって、そのきびしいこと。これでは、撮像素子は焼けて、レンズに施されている処理も蒸発しそうである。

  今日は自分の病院にゆく日で、もう一度朝になって、おさらいをした。持つものを確かめる。自分の診察カードを持つ。次の予定に、特に休日がぶつかっていないことを確かめる。これは実は、もう一年分見ていて、大丈夫なのだが、しかしお医者さんの都合もある。その通りにはなかなかゆかない。病院だって、実は大変のようで、お医者さんがいないという、そうゆう状況も「もはや普通」になったようだ。こうなってはいけないので、あまり心配をかけないように、お医者さんに接するように、ときにはつとめないといけないようである。
  もう一昨日になるのか、それも少し曖昧な頭で、大きな河の様子を眺めていたが、その河の河川敷の一部に耕されている畑の野菜や、それからときに色の見える花などは、特に被害を受けた形跡はなく、もう丸二日たった河の水はさほど土砂を含むような、濁ったものではなく、普段と変わらぬ雪解けの水と、それと雨水とその他の水も流しているようで、さらにその流れ自体、ゆったりともしていて、これは、大雨がある場所で特異的に降ったということを示しているのか、とも思ったりもしたが、正確なところはやはりわからない。

  ただこれだけ大きな被害を出していて、自然は何事もなかったように、静かに日々の振る舞いを見せている。恐ろしいものがあり、また何事もなかったように見えること、それが、もう一昨日のことが、忘れ去られる象徴のようで、これは見方によっては、きびしいの一言のようにも思える。

  それで、いつもより少し早めに出たが、いつもと同じだけの時間がかかって病院に着いたようで、よって、これまでになく早い時間に、診察カードを入れて、まー受付は終了した。しかしその番号は、14という数字で、これは意外にも二桁。でも、たぶんそんなに待たされることはないだろうと思った。診察が始まるまでの時間は長い。その間は外を眺めているが、まずはお客さんが少ないから、やけに静かである。このまま時間が過ぎるか、
  そう思ったが、やはりそうではなかった。ある時間に、急に騒がしい感じの声が辺りから聞こえてきて、まるでラジオのボリュームをぐいっと上げたような感触があって、思わず振り向いてしまった。どうも耳の調子もおかしくなってきたようである。いつもの方がおられて、この次は私だ、と思った。ところが、そうはいかなくて、しかしこれには事情がある。これに対して、私も事情を話して、ほとんど時間的には問題なく、その病院をあとにすることが出来た。

  涼しい風を期待する。外はギラギラ太陽だが、まだ完全な真夏のそれではなく、次に薬局へ。ここは、問題はなかった。いつもなら、ここからもう少し街中へ繰り出すのだが、それは止めた。なんでもそうだが、これから色々なことがあって、少しだけいつもと違う空間にあることが出来る。でも、それは今回は見送った。それでいいと思う。その後も、涼しげな風のある、でも真夏の太陽が照り続けている。


  タネで播いた、ヒマワリの一番大きいのが、ようやく少しだけ黄色いものを見せてくれる。




  ちょっとだけ黄色い花弁があるでしょ。これは咲いたっといっていいのではないか。でも、同じ方向を向いていて、やりにくいったらありゃしない。





  お日様と反対の方向を向いてこの花はある。露光の調節も反対になってしまった。




  色々試してみて、まだマッ黄色とはいえないヒマワリだけど。ただタネを播いて後はほったらかしという、そうゆうズボラな性格のところでも咲いてくれた、このヒマワリに大いに感謝をしないといけない。

飴色のハムシと、カマキリ

2008-07-30 15:55:18 | 虫、その他
  夏空であるが、北東の風がかなり強い。

  海が近いが、例えば、この海、海岸に行ったとする。
  すると、これだけ風があると、少なくても30cmくらいの高さの波はあって
  これが押し寄せては、引いてゆく。50cmクラスだとちょっと
  その波が砕けるときは迫力があって、1mだと怖い。

  日焼けは止めたほうがいいので、テントの影か木陰で、
  裸に近い格好でいる。涼しい風が吹いてきて、それから砂が
  それと塩が体にこびり付く。この風も30分くらいが
  ちょうどいいようである。


  飴色というか赤茶色のハムシがいた。
  この虫も割と敏感で、すぐに動いてしまう。




  お尻の辺りに、二つの黒い斑紋がある。




  少し離れて、こんどはこちらを向く。ここは寄れるものを使用。
  どうもハムシの顔は、はっきりしない。




  かなりの回数ボタンを押したので、もう一枚。やはり、ハムシの顔は
  むつかしい、というか、手に負えない。

  カマキリは大きいと、割にその顔はうまく撮れるようだ。




  穏やかといっていい顔。その顎やら、カマは強そうである。




  睨まれた。カマキリは、大体何かが接近すると、睨み返すのは本当のようで
  またその顔付きは明らかに普段と異なる。  

涼しげな朝

2008-07-30 06:41:08 | 散策
  朝のお天気、晴れ。今日はこれから気温が上がりそう。先ほど外に出ていたときは、かなり涼しい風が吹いている。今はその風も止みそう。アメダスの6時の気温、23℃。気圧は1011.0hPa。室温26℃、きのうよりもこのときは涼しげ。

  宵の空に明るい、夏の星星が出ていて、それから、西側のお隣の街の灯り。これがなかなか美しい。しかし、空はどうも湿っぽいらしく、その星も雲に隠されてしまう。
  あっさりと起きる時間になって、もう眠くもないが、なんとなく疲れた体を起こす。温度計を見て、26℃でよく見ると26℃にすこし足らない。そういえば、きのう同様毛布をかけた。これをやらないと風邪をもらうことになる。いつでも風邪を引きそうで、それは緊張の糸が切れたときのようだが、それもまた結構な感じ。
  先に朝のTV、北海道は羅臼町。ここはPCの辞書を信じて、それで気温は15℃。昆布漁の映像。見ていると爽やかで、しかし実際はかなり寒そうである。オホーツクの海をこの目で眺めることはないだろうが、日本海とは違った海のような気がする。

  外は意外と涼しい。出てみてよかった。北東の風がかなり涼しく、これだけでも冷えそうである。少しアジサイを見る。アジサイの茎のまわりに白いクリームのようなものが出ている場合があるが、これは茎の中にもあって、よってこれはアジサイが作っているもののようである。相変わらず、この正体はわからない。道の反対側のアジサイに、同じだと思われる、少し背の短いカマキリがいる。体を180度回転させて、よってちょうどそれを真正面から見ると、三角形の顔を見ることが出来て、これは見方にもよるが、なかなか愛敬のある顔に見える。カマキリも餌に苦労しているようだ。それでも、あるものは一人前になって、その辺りを跋扈している。人にも苦労があり、虫にも魂が存在するようだ。

剱岳遠望

2008-07-29 18:19:36 | 散策
  秋風が吹いているような、そんな勘違いをさせるような風が
  ときに吹いていて、これで少し救われている。
 
  どうも身近で、ずいぶんときのうの朝の豪雨の被害が起きていて、
  先ほど朝刊を広げて、その雨のすごさ、被害の深刻さを知る。
  北陸本線が、信号系統の故障で、かなり長い間、不通になったことは、
  これはきのうに知っていたが、公共交通機関を利用しようとする方々が
  増えてきている今、残念なことである。これが、北陸地方の大雨と
  何か関連性があるのか、疑いたくなるが、今の機械、コンピュータによる
  制御に頼りきっている時代の脆弱性が、ここに現われている感じもする。

  夏山が珍しく姿を見せた。
  東に、剱岳、それから、順に奥大日岳、大日岳、大汝山、雄山を
  あおぐことが出来る。
  ただし、いつも、電線を伴う、遠景である。





  いったい何日ぶりの、剱岳であろうか、と思うくらいに、久しぶりの姿で
  これはもうかなり夕刻に近い。夏山の緑が澄み切って見えるのは、雨の後
  だから。



 
  左側が、剱岳。それから右に向けて別山へと続く。




  一番奥の尾根が、さらに真砂岳、大汝山へと続いているのだろう。
  手前中央が、奥大日岳、手前右側の大きな山が、大日岳であると思う。




  中央手前が、大日岳の雄姿。この位置からだと、ちょうどこの大日岳の
  ピークの奥の峰が、雄山辺りに相当する、と思われれる。
  黒い筋のようなものが頂上に見える。




  弥陀ヶ原辺り。夏山散策にはぴったりのところ。
  今日くらいだと、かなり涼しく感じられるだろうか。
  ただ、きのうの雨のことも心配になってくる。  

続・夏空は変貌する。

2008-07-29 15:28:05 | 散策
  朝は少しだけ雨。

  午後からは、またまぶしい夏の光がある。
  まぶしくて、暑い。

  空を見ると、これが青い。白い雲と、青空。
  ここに幾つの風があるか、それを探してみたり、
  それはやらないか。
  どうも「天の風」はありそうな気はする。しかし、数字で表わせる風は
  ないのではないか。




  アチチという空であって、太陽の左右に虹色に分解されている
  太陽光がある。




  輝く西の空。夕日の沈む位置が明らかに、西側に移動している。




  緑色の光の柱?が出ているようで、
  もう少し上には、一条の白い直線が伸びていて、やがて消えてゆく。
  天の風に消えてゆくようである。

回転する低気圧

2008-07-29 06:46:34 | 散策
  朝のお天気、曇りで、ときに太陽も出ている。風はまだなく、ジメジメしている。アメダスの6時の気温、24.0℃、気圧は1010.9hPa。これって、熱帯夜ではなかった、ということになるのか。よくはわからない。室温、26℃。

  夜中はまだ少し暑く朝方になって、毛布を引っぱり出してちょうどよかった。手と足のだるさが感じられて、これが不快。ただの感じだけだろうけれど。こうゆうのがあるとないのとでは大違い。夏の暑いときに、左の上の奥歯が痛んで、泣くに泣かれぬときがある。今年は、こうゆうことはまだない。ということは、まだまだ大して疲れも出ていないという風にも考えられる。

  きのうの天気の不思議なところ、低圧帯がグルーリ回転して、朝の位置に戻ったようなこと。これはTVの、天気情報の雨雲の様子を見て思っていた。
  午前の早くに北陸の一部、海岸側に強い雨雲。それが時間とともに東に移動するかにみえて、しかし東に移動しつつ、南にも方向を変えて、午後には東海、あるいは近畿まで移動している。東の関東辺りにぬけて行くものと思ったが、そうではなかった。夕方には、もとはその辺りにあったと思われる、近畿、それも北部に強い雨雲があって、京都地域のアメダスを見ていたが、これまたひどい雨の降りかたで、降雨量を見て、目を回すことしきり。よくもこれだけの雨が降るな、と絶句。

  この感じだと、低気圧は、見た感じでは、ぐるり回転してまた北陸辺りに戻って来そうで、そうならないことを祈って、ばたんと布団に倒れた。どうも、朝になっても雨はないようなので、まずは安心しているが、こう激しくお天気が変わるとなると、その辺りにちょっと遊びにゆくのも大変である。夏山、3000m級の山に登るのと同じ装備を持たないといけないなー、半分冗談のようで、半分は本気で考えたりする。なんで、こんなことになっているのか、よくはわからないが、地球もずいぶんと小さくなったというか、悲鳴をあげていると考えられなくもない。

花よりダンゴ虫

2008-07-28 18:42:33 | 植物・花(夏)
  暑くて、今日はすこし涼しいが、やはり暑くて、花もこの暑さに悲鳴をあげている。
  まったくといっていいほど、ミニを持っていつもの散歩道を歩くことはなくなった。いったい最後がいつだったか覚えていない。手ぶらだと、少し前にあった。このときは十分に暑さ対策をして、しかしそうすると、からだ中というか、体の表面ならびに衣服も、まーオーバにいえば水浸しで、そんな精密機械を持って歩ける状態ではなく、またもしそれが防水機能を持って、また落っことしても多少のショックに耐えうるとしても、もうボタンを押す気にもならない。
  そうゆう状態ではあるけれど、まったく歩かないわけでなく、最短コースを往復している。それから、近くの、こっちの方はあまりよくは知らない、そうゆうところをある時間気分も高揚し、暑さにも耐えうると判断したとき、ちょっと出かける。あー、それ以外は窓から外を見るくらいしかない。
  歩かないと、その効果は、反効果と言うべきか、すぐに出る。なんだか足がだるいし、また体が曲がったまま。背骨が伸びない。血がすぐに下がってくる感じもある。疲れやすい。それで、臥せっていると余計に血を押し上げる力は弱ってくる。ろくなことがない。でも、無理は出来ず、最小限動くことが出来る状態を維持するための、最小限のやることをやっているつもりだが、さてどうなるか。誰にもわからない。

  今日のお昼はすこし様子が違った。さほど暑くないので、シャツに水を含ませることは止めた。これで、大丈夫だった。曇り空でもあった。傘は持ったが、これを差していたが「ダテ」だったかも知れない。同じような距離を歩いているような方が向こうから近付いて来る。どう見ても、私よりはすこしお歳を召している。この方を眺めていて、どうもやってること、言ってることが大仰な風にも思えた。そういえばもっとお元気な人は暑いのにお寺の鐘を撞いていた。体力といい、気力といい、ずいぶんと落ちているようで、これは自慢にもならない。
  それで、ときどき花を見る気力はあった。また、ヒゲナデシコに花が咲いていて、これで花の数は4つになった。この花というか、植物の葉はさほど虫に食べられる運命にはないようである。ここに、まずは、セマダラコガネがいて、それからもう一匹、茶色い、あるいは飴色のハムシがいたが、どうも葉っぱはそのままである。若い葉っぱも少しずつ大きくなっているが、虫が食べた形跡はなく、その鉢の、それ以外の植物の葉を食べているようである。

  植物というと、それにふさわしいのは虫という感じがするが、これはあまり受け入れられない考え方のようだ。もっともだと思う。花は高価だし、ものすごく高い花もある。これらが虫に食べられるのは、とてもじゃないが耐えられない。まったくもって、虫は気に入らない。その点、
  ここにあるのはほとんどが雑草で、タネを買ったというのは、ヒゲナデシコと、もう少しで咲くかも知れないヒマワリがあるくらいだ。これだと、虫のことはあまり気にならない。もう少し虫を引き寄せてくれてもいいような気もする。よその高級な植物も、この辺りの雑草もおいしさに変わりはないはず。と思っていたら、虫には食草というものがあることを思い出した。虫も、ある特定の植物が好きなようで、これはどうしようもないようだ。もっとも、どんな植物でも食べてしまうというものもいるから、話しはまたややこしくなる。

   
  非常に少なくなってきた、花ファイル。




  こんな色の、アサガオが咲いていたらいいだろうな、と思って昔に撮った。このクレマチス、今見ても非常にいい。




  ウーン、いい色。クレマチスは、しかし今は花はお休み中。アサガオの花も、なかなか咲かない。




  夏の匂いのする夏の花。




  夏の花に、少し淡い色を追加させる花。