田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

笑っちゃうな、こんなジジイになっていたのだ。

2018-12-06 10:06:06 | ブログ
12月6日 Thu. 

●夜は寝床で『本』を読む。
机にむかって、本を読んだことはほとんどない。
これはわたしが、子どものころ、病弱だったからだ。

●最近はスマホで読むようにしている。
スマホであれば枕元の明かりをつけることもない。
ところが、イヤ―なことに気づいてしまった。

●オフにしてある、暗い画面になにやらジジイが映っている。
眉は細くなり、頭髪はのこりすんなく、皺のよった目尻――じぶんの顔だと気づくまでに数秒かかった。
「えっ。こんなジジイになっていたのか」
とびっくり仰天。
怒髪天をつくような、歳月のながれの敏速さにたいする恐怖の怒りがこみあげてきた。
もっとも、つらつらスマホの画面を眺めてみると、天をつくほどの髪はもう残存していない。
細くなったよわよわしい毛髪がサザエさんのパパほどではないが、残っているだけだ。

●これはもう自虐的になるほかには、精神のバランスをとる手段はないと覚悟した。
「おい、ジジイ、きょうは何枚小説を書いた。なに、五枚しか書けなかったのか。まあ、凡才、非才、鈍才、無才の身にしては上出来ではないか」
これでは、クサシテイルのか誉めているのかわからなくなってしまう。
GGはかくのごとく、イイカゲンナ男になりさがってしまった。

●毎晩ジジイはGGとの会話、内的な声に耳をかたむけている。


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