田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

顎さげて杖つき桜盗み見る

2024-04-20 04:49:51 | 俳句
4月20日土曜日
桜もちり蕊桜(しびざくら)の季節。
ことしは妻が同伴してくれなかった。
花見はできなかった。それで一句。

顎さげて杖つき桜盗み見る
顎さげて杖つき横目みる桜

杖をつきそれでも足元に注意を集めなければならない。
うつむいて歩いている。
諭吉さんでもありはしないかと路面注視の歩行だ。
杖をついているからだ。
杖の先が歩道にあいた穴にでも入ると、そのために転んでしまう。
転ばぬ先の杖とたよりにしているのに、かえつて危険をともなう。
道の向こう側の桜を観たいのだがままならぬ。
横眼でうなだれたまま彼方の桜を……見る。
鑑賞とまではいかない。
これが年寄りの現実だ。
そのうち桜に興味がなくなるかもしれない。
そうなったら、おわり。
人生卒業だ。

こっちとら、いよいよ31歳。文学青年。まっただなか。
わかりますか? 
得意のアサヤ流自虐です。
還暦とは十二支を五回繰り返したからもういいだろう。
赤ん坊にもどりなさい、ということと心得ている。
されば、小生は30と一歳にもうじきなる。
あと20年は生きてみせる。
そうでないと、書きかけの数ある小説をかんせいできない。
まだまだ新作にも取り組みたい。
31歳になんなんとする青年のこころいきでいまが満開のハナミズキをみにいきたいものだ。
こんどこそ、歩道のわきにあるベンチにすわって赤と白のハナミズキの花を観賞したい。
ハナミズキ通りにはさいわいベンチがある。
それよりも、なによりも、ベニマルに買い物に行く通りなのでカミさんが同伴。
うれしいな。
うれしいな。
はい。今朝は、これで、おそまつ——。


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