田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

外では秋の虫の音。わたしのおなかも鳴いている。 麻屋与志夫

2013-09-30 01:00:24 | ブログ
9月30日 月曜日

●いまは昔、商いをしていたころ、父に言われたことがある。

「商売人は忙しい。といつてはいけない。禁句だからな」

●忙しいと言うと、

だったらこの仕事を持ちかけなくてもいいだろう。

発注しなくていい。

と――ほかの人に回されてしまう……。

けだし名言だと思う。

いらい、

わたしは「忙しい」ということばは、

出来るだけ使わないようにしている。

●その頃の名刺がある。

大麻卸商。

いまどき、

このような名刺をふところに歌舞伎町あたりを徘徊していて、

職質でもくったら、

まちがいなくアウトだ。

●鹿沼地方は『麻』の一大産地で、

合成繊維が世にでるまでは、

活気のある街だった。

麻と建具の街だったのだが、

両方の特産物とも、

いまはポシャッテしまった。

悲しいことだ。

●来月は鹿沼のぶつっけ秋祭りがある。

祭りの時だけは街の若い衆も元気が出る。

はやく景気が回復してくれるといいな。

田舎町に景気回復の波が打ち寄せてくるのには、

まだ間がありそうだ。

●話は、小説のことに移る。

わたしは、小説の中では、

出来るだけ故郷の地名をそのまま、

使うことにしている。

ただ、吸血鬼と人狼のでる怪奇小説だ。あくまでも空想の世界、

イメージの世界のできごとなのだが、

これをリアリズムとおもわれると困る。

知らず知らずのうちにだれかを、

傷つけはしないかと不安になる。

●例えば今回発表する「妻の故郷」では北犬飼を人狼の故郷としている。

若いゲーム世代はよろこぶだろう。

老人は眉をしかめるかもしれない。

迷惑に感じる。

そんなことがあれば、

わたしの表現技法につたなさがある。

ことになる。書くって、むずかしいな。

●今年いっぱいは、休日なし。

もっとゆっく推敲すればいいのだろうが時間切れで原稿はPCからメールで送った。


●故郷の町のPRになると思って地名は仮名にしないで書いている。

裏目に出ないことを願っている。

現実の地名を使うには、それだけの配慮をしている心算だ。

善意が悪意ととられないとはかぎらない。

●だいぶ夜も更けてきた。

外では秋の虫の鳴き声。

空腹でわたしのお腹も鳴いている。

ここで夜食をたべたらまた太ってしまう。

我慢。がまん。ガマン。


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