ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

李承晩TV - 2 ( 李栄薫(イ・ヨンフン)教授の訂正発言 )

2020-02-23 06:49:20 | 徒然の記
  チャンネル桜の水島氏は、李承晩TVでの、李栄薫(イ・ヨンフン)教授の発言に驚いていますが、私は発言自体には驚きません。
 
 今から4年前の、平成28年に、私は氏の著作を読んでいました。平成21年に、文藝春秋社が出版した『大韓民国の物語』が、それです。読んだときは、こんな人物が韓国にいるのかと、びっくりしました。韓国政府と学者たちによる、歴史捏造や嘘の教育について、真正面から批判していたからです。
 
 李承晩TVでの講義は、この著作に沿って行われていますから、私の驚きは講義の内容でなく、よく韓国内で、YouTubeによる放映ができたものと、そこにあります。今後日韓問題を考察するにあたり、日本人も韓国人も放映された内容を無視しては、進められなくなるのではないかと、そんな気がいたします。それほど徹底した韓国批判、というより、韓国人自身による意見ですから、「歴史的動画」となるような気がしました。

 全部で38本の動画があり、次の三つのシリーズに分けられています。

  1.  日本軍慰安婦問題の真実シリーズ             (  16本  )

  2.  反日種族主義を打破しようシリーズ        (  19本  )  

  3.  批判に対する反論シリーズ                      (   3本  )           (  計  38本   )

 一連の講義が時間をかけて調査された、大変な労作であることは、シリーズ内の動画のタイトルを見るだけでも想像がつきます。参考までに、上記1. に含まれる動画のタイトルを紹介します。

 〈 1.  日本軍慰安婦問題の真実シリーズ    〉       (  16本  )

  (1)  朝鮮戦争と韓国軍慰安婦                       (2)  1950 ~ 60年代の民間慰安婦

  (3) 1950 ~ 60年代の米軍慰安婦                  (4)  謝罪、妊娠、流産 

  (5)  朝鮮の妓生 ( キーセン ) 、別範疇の慰安婦             (6)  公娼制の施行 - 身分的支配から商業的売春へ

  (7)  人身売買、公娼への道                       (8)  売春業の域外進出

  (9)  日本軍慰安婦                           (10)  ある慰安所の丁場人の日記

   (11)  盾師団の慰安婦、文玉珠                      (12)  果たして、性奴隷だったのか

   (13)  解放後の40年間、日本軍慰安婦問題はなかった

  (14)  挺対協は、日本軍慰安婦問題をこのようにして大きくした

  (15)  韓日関係が破綻するまで                        (16)   日本軍慰安婦問題の真実

 平成21年に、『大韓民国の物語』を出版した時の氏と、動画を放映した氏が別人のようになっていることも、発見しました。当時の氏は、次のように語っていました。

 「日本軍慰安婦に関する、研究の権威である、吉見義明教授は、日本の防衛庁図書館において、日本軍が、慰安婦募集に関与していたことを立証する文書を探し出したことで、よく知られています。」

 「この証拠により、教授は、日本軍と日本国家が国際法が禁じている、非人道的な罪を犯していることを、明らかにしました。」

 「慰安所の女性たちが、性奴隷である点については、すでに指摘した通りです。」「そして慰安婦の中の相当数は、21才未満の未成年者でした。未成年者の強制労働が、国際法が禁じている犯罪行為であることは再言を要しません。」

 こうして氏は主張の根拠として、吉見教授の本に言及していました。(「 吉見義明氏著 『 従軍慰安婦問題で何が問われているか』)

 「私は、以上のような吉見先生の主張に賛成です。いえ、むしろ多くのことを学びました。」「日本政府は、吉見先生の主張に耳を傾ける必要があります。」

 ところが今回は、当時の言葉をの全てを否定し、慰安婦問題の捏造を証明しています。「かって吉見氏の意見を正しいと思っていたが、研究するに従い、氏の間違いに気づき、今では吉見氏の見解から離れています。」と、正直に述べています。

 氏の行為はかって私がブログで取り上げた、敗戦後の日本での「変節した学者たち」と、同列に述べられません。むしろ氏の率直な訂正発言は、変節した学者たちが失っている「学者の良心」でないのかと、逆に教えられる気がしました。

 次回から、動画の講義を紹介しようと思います。

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クルーズ船に関する各国の批判

2020-02-22 15:54:30 | 徒然の記
<article>
 日本中をかき回した、英国船籍「ダイヤモンド・クルーズ号」については、多くの疑問が残りました。

 1.  政府の発表と対応

  ・なぜ、船籍が英国であることを公表しなかったのか。

  ・なぜ、船客の国籍と人数を公表しなかったのか。

  ・なぜ、各国との折衝状況を公表しなかったのか。

  ・船籍が英国であるのに、なぜ英国との交渉経過を公表しなかったのか。

 2.  マスコミの報道

   国民のために正義と人権を守ると、あれだけ叫んでいるにもかかわらず、マスコミは上記に関し、疑問の一言も発せず、政府への批判もせず、一体何をやっていたのか。彼らが報道を自主規制している間に、感染者が上陸し、自由に行動し、ウィルスを拡散させていたではないか。「報道の自由」と「報道する権利」は、どこへ行ったのか。

  私たちは、中国や北朝鮮が報道規制をするといい、ツンボ桟敷に置かれた、これらの国の人々に同情しますが、今回の一連の騒ぎで、自分たちが同じ立場に立たされていることを、少しは自覚する必要があります。

 「時事ドットコム」の記事を、紹介します。

 1.   英紙サン

       2月18日、ダイヤモンド・プリンセスを、「疫病船」と見出しに掲げ、「隔離計画にしくじって、中国本土以外で最大の感染拡大を引き起こした」と、日本の対応を非難した。

 2.   米紙ウォール・ストリート・ジャーナル

       2月17日、船内で感染が拡大した点を問題視し、「2週間も、船内に大勢を押し込めた、日本政府の方針に、」「日本国外の専門家からは、疑問の声が上がっている」と指摘した。

 3.   米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長  

     2月17日、米紙USAトゥデーに対し「隔離は失敗した」と断言。「船の中でどんどん感染した。船内で隔離が甘かったからだ」と批判した。

 4.   英紙ガーディアン 

   2月17日、ダイヤモンド・プリンセスを、「感染で煮え立っている鍋だ」と語る専門家の言葉を紹介。

 5.   米・ ブルームバーグ通信

   2月17日、18日、日本が「世界で最も危険な場所の一つになりつつある」と伝えた。

 6.   カナダ・CBC 放送

   2月17日、「選択肢は限られていた分、日本政府はもっと迅速に行動しなければならなかった」と報じた。

 
 「時事ドットコム」について、私は本日初めて知りましたが、これが本当の、日本のマスコミではないかと、心強い思いをいたしました。
 
 各国による、一連の日本批判の紹介をする記事の見出しが、次の文字でした。
 
 「日本批判、次は自国へ」「対岸の火事、終わる」「新型肺炎、クルーズ船隔離」
 
 何に配慮し、政府はクルーズ船の船籍を公表しなかったのか。知っていれば、多くの国民は、「英紙サン」や「英紙ガーディアン 」の、当事者意識のない記事に、驚きと怒りを覚えたはずです。それだけ言うのなら、最も責任のある英国は、初期段階で何をしたのか。どんな協力を申し出てきたのか。言いたくなるではありませんか。

  「時事ドットコム」は、日本国民の代わりに、カナダ・CBC 放送の批判に対し、次のように反論しています。
 
 「ダイヤモンド・プリンセスには、200人以上のカナダ人が乗船していた。」「大半が、チャーター機で帰国後は、2週間の隔離だ。」「今度は、カナダの対応の迅速さが問われる。」
 
 今度はカナダ政府が、迅速に対応する番だよと、皮肉を込めています。それだけでなく、同社は私たち国民のため、「両論併記」の報道もしています。

 7. 米疾病対策センター(CDC)

   2月18日、同センターは声明を出し、日本の隔離に関して「船内の人々の間で、感染を防ぐには不十分だったかもしれない」と指摘した。一方で「隔離のための、日本政府の途方もない努力を、称賛する」と強調している。

 8.   米紙ニューヨーク・タイムズ
   2月16日に、チャーター機で米国に戻った米国人乗客のうち、14人がウイルス検査で陽性だった。「飛行機も安全でなかった」と書き、批判の矛先は今後、米政府に向かうことになりそうだ。
 
 9.   ロシアのタス通信
   2月11日に、ザハロワ外務省情報局長の発言を報道。ロシア人を含めたクルーズ船の隔離について「混乱している。問題を引き起こしている」と非難した。
 
  これについても「時事ドットコム」は、日本国民の代わりに、 ロシアのタス通信の批判に対し、次のように反論しています
 
 「しかし、各国が日本にチャーター機を派遣する中、」「ロシアに、その動きはない。」「2月に入って、中国湖北省武漢から、軍用機で帰国したロシア人の一行は、」「シベリアの都市、チュメニの収容施設に隔離された。」「暇つぶしに撮影された動画が、次々とネット上で公開され、」「限られた食事や、不自由な暮らしを訴えている。」

 「サンクトペテルブルクでは、6日から病院に隔離されていたはずの女性(33)が、」「直後に、逃げ出していたことが判明。」「意思に反して収容された。食事がひどい。シャンプーがない」「とネットで訴えていたが、」「裁判所が17日、強制収容を命じた。」
 
 「各国とも、日本を批判している場合ではなくなっている。」「日本批判は、海外メディアの報道にとどまり、ロシア以外の各国政府は、沈黙している。」 <aside></aside>
 
 そこで、安倍総理に言います。「地球儀を俯瞰する、全方位外交」は、国際社会では通用しません。今回の騒ぎで、さらにハッキリしました。総理の方針は素晴らしい理念ですが、実態は「八方美人のお人好し外交」でしかなく、日本の尊厳を台無しにしています。
 
 息子たちと、「ねこ庭」を訪問される方々にも提案します。一連のコロナ騒動につき、「時事ドットコム」の報道と、腐れマスコミの報道と、政府の発表を、是非とも比較して読んでください。
 
 「情報操作されているのは、隣国の民ばかりではありませんよ。」
</article>
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李承晩TV ( 概要紹介 )

2020-02-22 10:08:12 | 徒然の記

 昨日、テレ東ニュースで知った「護る会」の動きと言い、本日紹介する「李承晩TV」と言い、日本ばかりでなく、アジアが変化している兆しを感じさせられます。

 数年前なら自民党の議員が会派を作り、「男系皇位継承」、「外国資本よる土地買収の拡大防止」、「スパイ防止法制定」を政策目標として掲げるなど、想像もできない話でした。

 憲法改正こそありませんが、会の政策は喫緊の課題ばかりです。しかも保守を自認する安倍氏でさえ、口にしない政策を掲げています。反日左翼のマスコミと野党の議員には、我慢のならない政策でしょうが、安倍氏にとって、「反安倍」なのか、「安倍応援」の旗印なのか、私には判断がつきません。

 党内の親中派、二階氏その他に気遣いし、安倍氏が言えないことを「護る会」が代弁していると、取れない向きもありません。

 派閥を超えた議員の動きが活発化し、彼らの声が党内に広まれば、戦後74年間を支配してきた反日左翼によるマスコミ界が、終焉していくのかもしれません。日本だけでなく、アジアが変化している兆しという思いをさらに強めたのが、チャンネル桜が紹介したこの動画です。

 動画の名前は、「李承晩TV」と言い、代表は元ソウル大学教授・経済史学者の李栄薫(イ・ヨンフン)氏です。同時に氏は、李承晩学堂の学長です。動画の説明に入る前に、「李承晩TV」について紹介します。この番組も平成30年から始められたと言いますので、「護る会」同様新しい動きです。

 《「李承晩TV」とは 》

 簡単に言いますと、「韓国政府の言うの慰安婦問題は、全て嘘である」「日本統治が、韓国収奪の時代だったというのは嘘で、実際は韓国繁栄の時代だった。」など、李栄薫氏が資料をもとに説明します。氏の言葉は、確かに衝撃を与えます。

 今回は「李承晩TV」の概要にとどめ、次回から具体的な内容を紹介します。

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批判より、支援が大事ではなかろうか

2020-02-21 13:41:52 | 徒然の記

 2月17日のYahooニュースで、鳩山由紀夫元首相が、コロナウイルスの感染が続く中国へ、100万枚のマスクを送ったことを知りました。鳩山氏は、「日本のマスクの流通に、影響が出ることはないのでご安心下さい」と、説明したそうです。

 金権腐敗の自民党への怒りのため、かって自分が投票した民主党の総理ですが、この人物について語る時は、嫌悪感以外にありません。マスク報道の以前には、日本統治期に、刑務所として使われていた韓国の施設を訪問し、慰霊碑の前で膝をつき、日本の統治を謝罪したりしています。韓国からは、良識のある日本人元首相として称賛されています。

 どうしてこのような人物が、日本の総理になれたのか。こういう奇怪な人間の周りに集まった、当時の民主党の議員たちの人間性への疑問が、今でも解けません。今回のマスク送付についても、どういう風に、日本の流通に影響がないのか知りませんが、日本でも不足している時期に、わざわざ中国へ送るという無神経さに、怒りを覚えます。

 ところが本日、偶然に、2月14日付けのテレ東ニュースと言う動画を見て、鳩山氏に劣らない、自民党の政治家を確認いたしました。

 二階幹事長が、「自民党の国会議員の歳費から、一律5000円を天引きし、中国への支援金とする」と言い、10日の役員会で、これを決めたそうです。海千山千の氏は、安倍総理を支える最強の派閥の長として、ずっと働き、首相4選の強力な支援者です。親中派の筆頭と言われている氏ですが、ここまで常識の欠けた人物とは、思いませんでした。

 総理が中国へ傾き、習近平氏を国賓招聘する裏には、氏の働きかけがあるのだろうと、私は見ています。中国国民に反日教育をし、愛国無罪と暴徒を肯定した、あの江沢民主席に傾倒し、日本各地に江氏の銅像を建てると公言した氏ですから、5000円の寄付の話も、驚きはしません。驚くのは、総理がいつまでも氏を重用し、やりたい放題にさせていることです。つい先日まで、是々非々で接していた私ですが、今は80%が非で、是は20%しか無くなりました総理です。二階氏こそが、自民党に巣食う獅子身中の虫の親玉の一人です。

 話が少しそれましたが、東テレニュースのメインは、二階氏でなく、自民党議員の三氏です。青山繁晴、長尾隆、山田宏の三氏が、「護る会」を代表して、二階氏の提案に異議を唱えたというものです。

 青山氏がインタビューに答え、「特定の国だけ支援するのは疑問だ」と述べ、「議員の報酬は、税金で賄われており、」「歳費は国民から預かったものであるから、一律に決めるのでなく、議員の任意に任せるべき。」と、語っていました。インタビューしている廊下は、自民党の会議室前なのか、数分前に二階氏が入ったそうです。青山氏ら三人は、入室する二階氏をとらえ、5000円の一律天引きに反対する「要望書」を手渡し、二階幹事長から、「もともと任意のつもりだ」という回答を得たと説明していました。

 青山氏は、多くのネット番組に登場する政治家で、自民党保守議員の一人です。多弁で、自信に満ちた話し方をし、誠実に見えるので、支持者も沢山いると聞いています。

 「二階幹事長が、お見えになった時、」「要望書を、受け取っていただき、」「任意だという趣旨のお言葉を、頂き、」・・その氏でさえ、かくも丁寧にへり下り、二階氏との一問一答を説明するところを見て、政界の力関係の凄まじさを教えられました。新聞やテレビでしか見ないので、私など、二階氏もそこいらの親父の一人くらいにしか思わず、決して敬語など使いません。

 しかるに、青山氏が、ここまで丁寧に語るのですから、一介の議員が、幹事長という役職議員に異を唱えることの難しさを、初めて見せられた気がしました。青山氏ら三人の行動について、辛辣な意見もあります。

 「たったこれだけのことをして、国士気取りでアビールするな。」
 「やっとことといえば、一律徴収を任意にしただけでないか。」

 パフォーマンスにすぎないと、切り捨てる意見もありました。しかし私は、本日初めて「護る会」なるものの存在を知り、そちらに興味を持ちました。ネットで調べてみますと、昨年の6月に発足したばかりの会でした。

 息子たちはもちろんのこと、「ねこ庭」を訪問される方の中にも、知らない人がいるのではなかろうかと、お節介ですが、ネットの情報を紹介いたします。

 1.  名称 「日本の国益と尊厳を護る会」

 2.  略称 「護る会」「JDI

 3.  設立年月日  令和元年6月12日

 4.  政策  「男系皇位継承」「外国資本よる土地買収の拡大防止」「スパイ防止法制定」

 5.  所属議員(令和元年)7月10日19時現在

  代表幹事  青山繁晴  幹事長 山田宏   

  副代表幹事 鬼木誠 長尾敬 

  事務局長  高木啓

  幹  事  大西宏幸  加藤寛治  杉田水脈  谷川とむ  長坂康正

        三谷英弘  務台俊介  山田賢司  有村治子  磯崎仁彦

        小川克巳  小野田紀美 小鑓 隆史(こやり たかし)

                    山谷えり子

  会  員  青山周平  石川昭政  上野賢一郎  上野宏  神谷昇

        木村弥生  高村正大  原田義昭  石田昌宏  宇都隆史

        大野泰正  北村経夫  鶴保庸介  和田政宗

  元会員   塚田一郎 ( 平成31年落選 )   中野正志 ( 平成31年不出馬 )  

 青山氏の説明では、令和2年2月現在、所属議員数は衆参両院を合わせ52人ということです。私は知りませんでしたが、今回の「要望書」の提出だけでなく、次のような活動もしていました。

  1.   習近平氏を国賓として迎えることに反対する「緊急アピール文」を、官房副長官に手渡す。( 令和元年年11月13日 )

 2.   習近平氏を国賓として迎えることに反対する「決議文」を、官房副長官に手渡す。( 令和2年年2月10日 )

 正直なことを言いますと、山田宏氏を除けば、青山繁晴氏と長尾隆氏に、私はあまり良い印象を持っておりません。しかし、52人もの議員を集めた行動力と、目標としている政策は、私の悲願とすることばかりです。こうなりますと、外野席で批判するのでなく、支援する方がずっと日本のためになります。私情を捨て大道に立つのが、まっとうな庶民の姿でないかと、即座に変身いたしました。

 私がいくら「ねこ庭」のブログで、頑張っても、二階氏に要望書を渡すような影響力には、逆立ちしても及びません。それを考えるだけでも、「護る会」の議員諸氏には、批判より、支援をし、必要とあれば、敬意を表すべきではないかと、考えました。議員諸氏の活動に、反日・左翼やグローバリストの人間たちは、当然反対します。

 あるいはまた、保守を任じる人々の中にも、青山氏らを批判する人がいます。保守の中にだって、多様な意見が必要ですから、私はそれらの人々に異を唱えません。安倍総理や、青山氏や、長尾氏を批判する意見も、大切です。皆が皆、私のように肯定していたら、彼らが自惚れてしまいます。特に安倍総理は、厳しい賛否両論の強風の中で、自己満足せず、日本丸の船長として、切磋琢磨すべきです。

 ( 最後の文章を追加したため、少し長くなりました。 )

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安倍内閣の支持利率を上げる野党

2020-02-19 07:58:13 | 徒然の記

 毎日、コロナウイルスの報道で、国民の間に不安が広がっています。10代の中学生の患者まで出ました。発生源は、武漢から来た観光客に接触した男性が、屋形船の宴席に出席し、ここで病院の女性看護師に移し、彼女から医師へ、医師からその細君と息子へ感染したと言うのですから、感染の広がりに驚かされます。

 しかも全国のあちこちで、新たな患者が見つかり、一向に衰える気配がありません。手洗いを励行し、人混みを避けてくださいと政府に注意されても、一体どこまで感染源が特定され、保菌者への対処が適切になされているのか。検査そのものは、正しく行われているのか。一次、二次の検査で陰性とされても、しばらくすると陽性だったと言う、報道があります。関わっている医師や、看護師の感染も出ていますから、検査体制が大丈夫なのかと、これも不安になります。

 本当に私たちが、手洗いや、人混みを避けるだけで、感染は防げるのか。心許ない限りです。国内ではいろいろなイベントが、中止され始めました。オリンピックの合宿のため、日本を訪れる予定の外国選手団のキャンセルも、入りました。

 それなのに、昨夜のテレビでの国会報道では、バカ議員の辻元氏が、相変わらず花見の領収書のことで、総理を居丈高に追及していました。領収書に、宛名が書かれているか、いないかにつき、総理の答弁が食い違っていると、勝ち誇った顔で迫っています。「総理は、嘘ばかりついています。」「総理の嘘は・・」これまたバカ議員の安住氏が、自分のやったマスコミ採点の愚行を棚に上げ、安倍氏の批判をしていました。

 「こう言う人って、コロナウイルスのこと、なんて考えているの。」

 「こんなことより、病気の対策をどうして優先しないの。」

 「こんな国会は、おかしいって、どうしても誰も言わないの。」

 一緒にテレビを見ていた家内が、珍しく腹を立て、私に向かい、まるで安倍氏を追及する辻元氏みたいに、攻め口調で質問してきました。

 「質問されても、わからないよ。」「こっちの方が聞きたいくらいだ。」「政治家が、国民のことなんか考えていないって、」「これで分かっただろ。」

 「安倍さんも安倍さんだけど、立憲民主党って、バカねえ。」「花見の話なんて、コロナウイルスが収まった後で、まとめてやればいいじゃないの。」

 これまで妻は、野党を批判する私を、偏見が強すぎると宥めていたのに、昨夜は率先して野党に不信感をぶつけていました。私は、怒りを新たにするとともに、普段は大人しい家内を、ここまで言わせた野党に対し、新しい発見をいたしました。

 「これでは、野党に投票する人間がいなくなる。」「大切なことを後回しにし、国民を軽視する野党に、政権が渡せると思う国民がいるだろうか。」

 「野党は毎日、自らの政権担当能力の無さを白状し、」「安倍自民党内閣の支持率を、上げる協力をしている。」

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日本人と中国人 - 6 ( 中国と台湾の留学生 )

2020-02-18 18:26:37 | 徒然の記

 久しぶりに、汪洋氏の著作『日本人と中国人』に、戻りました。119ページです。

 「20年前、その時、僕は日本に来た。」「そして、台湾の留学生と出会った。」「生まれて初めてだった。」「しかも、台湾生まれの台湾育ちの人々である。」「当時は、中国からの留学生はほとんどおらず、」「同じ民族の留学生と言えば、中国系のマレーシア、」「シンガポール、そして台湾の留学生だった。」

 しばらく、氏の回想文を転記いたします。

 「学生寮で、不安と好奇心の入り混じった気持ちで、」「台湾の留学生と、初対面をした。」「わずかな対話だけで、互いに共通の文化を持つことを、痛感させられた。」「そして、親しみを覚えた。」「警戒心もあった。」「しかしそれは、台湾の留学生に対してではない。」「それは、両方の政権に対してであった。」

 ここからが大切な部分です。私は自分が学生だった頃、このような経験をしたことがありません。同じ民族でも、国が分断されると、目に見えない、厚い壁ができるのだということ・・・。

 「過度の親しさを持てば、台湾当局に利用されはしないか、」「また、台湾に利用されていると、」「中国政府に疑われはしまいか、と言う恐怖感だ。」「確認しているわけではないが、噂では、台湾の留学生も、」「中国の留学生以上に、同様の恐怖感を抑えていたと言う。」「どちらにしても、命がけとまではいかなくとも、」「一歩間違えば、一生を棒に振る。」「いわば、一生がけだ。」

 それ以後、気が合えば、互いの部屋を訪ね、焼酎やウイスキーを飲み、夜遅くまで騒ぐようになったと言います。日大、明大、東大、中大と、異なる大学の学生と同居していた、下宿時代の自分を思い出しました。その時の私たちは、氏のような気遣いはなく、青春そのものの談笑があるだけでした。

 「もちろん、互いに気をつかっていた。」「中国、中華民国と言う言い方を避け、」「台湾、大陸を使っていた。」「政治の話題も、内戦の話も避けていた。」「権力者同士が喧嘩をしているが、僕らとは関係ない、」「そんな気持ちでいた。」「と言うか、そんな気持ちでいたかった。」

 氏の説明によりますと、九州大学には、国際親善会と言う、留学生と日本人のサークルがあったといいます。花見に行ったり、ピクニックに出かけたり、日本のことについて討論したりしていたそうです。

 「留学生同士で口論になる人もいたが、ごく稀なことで、」「互いに敵対意識もなく、楽しく共同の勉強をしていた。」「それができたのは、台湾と中国の留学生の間にいた、」「日本人の先生や学生、そして他の国々の留学生たちの存在が、大きかった。」「そう思う」

 そうしたある日、台湾の友人に、日本在住の台湾人のパーティーに誘われます。ここで初めて氏は、大きな不安を感じます。互いの政府が敵対している国で、個人同士が接触する困難さを、私はこの叙述から教えられました。私たちは無関心でも、中国や北朝鮮、もしかすると在日韓国・北朝鮮人との接触でも、これに似た猜疑心が生じているのかもしれません。

 「これまではすべて、個人的な付き合いだった。」「だから当局に、大目に見られたのであろう。」「しかし今度は、訳が違うのだ。」「他の中国の留学生に知られて、大使館にでも告げ口されたらどうなるか、知れたものでなかった。」

 だから、中国と台湾の留学生たちは、国が主催するパーテイーに、互いを誘わなかったのです。それなのに今度は友人に誘われ、断りきれずに応じます。

 「パーティーが始まるまで、彼が僕を友人に紹介したり、」「一緒に雑談をしたりして、楽しかった。」「が、パーティーが始まると、主催者の挨拶に僕は驚かされた。」「台湾の三民主義を賞賛し、大陸の共産党政権に激しい言葉で、」「非難や攻撃を浴びせたのである。」「そして、人々が挨拶するたびに、皆が皆一様に、」「中国を非難した。」

 友人はすぐに氏の気持ちを察し、こっそりと耳打ちをします。皆は必ずしも、蒋経国や国民党が好きではない。大半は演技だから、気にしないでと小さな声で言います。

 「それでも初めての経験だったせいか、僕はたちまち、」「敵意に包囲された感覚に、陥った。」「まさに針の筵に座るが如く、気が気でなかった。」「そしてその時、僕は彼を疑った。」「僕を、政治的に利用しているのではないかと・・」「以来、どちらともなく、付き合いはプッツリと切れた。」

 話が飛躍しますが、ここで私が思い出したのが、「沖縄独立論」を唱える日本人たちのことです。彼らは同じ日本人である沖縄の住民が、異民族として差別された過去があるといい、もともとは独立国だったのだから、日本から離れると主張します。アメリカの基地を撤廃し、代わりに中国の基地を誘致すると言います。

 ここでも、背後で支援活動をしているのは、次の反日・左翼の日本人たちであることが、分かっています。

   1. 日弁連    ( 会長 菊地裕太郎 )
   2. 人種差別撤廃NGOネットワーク ( 共同代表理事 武者小路公秀 )   
   3. 琉球先住民族協会   ( 会長 宮里護佐丸 )

 開かれた社会には、多様な意見があって良いとは言いますが、国を分断するような暴論まで、肯定すべきなのでしょうか。話が複雑になるので詳しく述べませんが、これらの組織は、先般立法化された「アイヌ新法」の推進団体とも、無関係でありません。アイヌ新法を政府内で進めたのが、菅官房長官ですから、総理への不信感は、ここからも生じています。

 汪洋氏が経験しているような苦しみを、自分の息子や孫たちにさせようと、私は思いません。一つに纏まっている日本の国を、何のために分断させようというのか、何のために騒動の種を撒こうとするのか、私は是非とも、総理と菅官房長官にお聞きしたい。また、周りにいる保守自民党の議員諸氏にも、なぜ反対しないのかと、問うてみたくなります。

 安倍内閣に、問題点が多々あることは理解していますが、どの本を読んでも、政権批判につながるのでは、精神衛生のために良くありません。もう少し書評を続けるつもりでしたが、本日で終わりにしたいと思います。書評は終わりにしても、日本が終わるわけでなく、人生が終わるわけでもありません。日々の暮らしは途切れませんから、やはり、めげずに生き続けなくてなりません。

 可愛い息子や孫たちのためにも、一息入れたら、また頑張るといたしましょう。

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晴天の庭仕事

2020-02-18 00:09:43 | 徒然の記

 コロナウイルスへの対応に関し、安倍総理の批判をしましたが、おかげで私の気持ちは乱れたままです。

 それで今日は一日、庭仕事に精を出しました。最近は足腰がすぐに痛むので、手抜きばかりしていますが、今回は気合を入れました。春のような陽気で、体を動かしていると汗ばむほどでした。

 メインは、バラの鉢植えの土の入れ替えです。大小四つの鉢を、綺麗にしました。一番大物は、オリーブの鉢の植え替えでした。古い土は、玄関の横に置いてある、容器に入れます。台所で発生する野菜ゴミを、畑の肥料に再利用するもので、3年ほど前から使っています。野菜ゴミを入れたら古土をかぶせ、米糠を振りかけ、1週間おきにかき回しという具合に、結構手間がかかります。何層にもなりますが、半年ほど溜めて置きますと、ちょうど手頃な再生肥料土になります。

 再生肥料土は、鉢植えにだけ使うのでなく、さらに腐葉土と牛糞を混ぜ、庭一面にも撒きます。そうすると春には、チューリップ、水仙、かすみ草、桔梗、百合などの芽が元気よく伸びます。

 一月二月が、庭の手入れの時期ですから、鉢植えの古い土との入れ替え作業は、私たち夫婦には結構な運動になります。一連の作業は、一人でやれませんので、家内と二人で息を合わせ、時に喧嘩もしながら、頑張ります。

 1日では終わりませんので、晴れた風のない日を選んでの作業となります。以前は私の方が元気も力もありましたから、威張っていましたが、近頃は、同じへっぴり腰でも、家内の方が持続力があります。力はないのに、黙々と少しずつ片付け、いつの間にか私より広い範囲をこなしています。だから、もうあまり威張らないようにしています。

 もともと、バラの選定をしたり、伸びた庭木の枝を払ったり、指示をするのは家内で、私は力仕事の方を、分担していました。

 庭の彩や花木の配置など、工夫するのが好きな家内と、なんでも植えれば良いという、大雑把な思考の私とは意見が合いません。結果を見ると、たいてい家内の方が見栄えが良いので、何時からか、指示通りに動いています。その方が庭が綺麗になりますし、何より、夫婦が円満に過ごせます。

 恒例の作業なのですが、今回は、春の庭を想像する楽しみの合間に、安倍総理の顔がチラつきました。無心になりますと、雑念を忘れ、コロナウイルスも国会も忘れました。今は、ゆっくりと風呂から上がり、こうしてパソコンに向かっています。

 是々非々でいくべき総理を、厳しく批判しましたので、この後味の悪さは、なんとも手におえません。今日はもう、寝るとしましょう。明日からまた、「温故知新」の読書に戻ります。

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安倍総理 -2 ( なぜしない 中国滞在者の入国拒否 )

2020-02-16 20:23:30 | 徒然の記

 まず最初に、2月8日の千葉日報 ( 共同通信社の配信 ) 記事を紹介いたします。いつものように、大見出しの活字を転記します。

 「警鐘鳴らした医師死亡 中国政府に高まる不信」「原因不明の肺炎はデマと、摘発」「国民の怒り爆発で扱い一転 英雄」

 死亡した医師の写真と、雪の上に書かれた哀悼の言葉の写真が、二枚掲載されています。書き出しの部分をそのまま転記しますが、人権無視の国らしい、ひどい話です。

 「中国武漢市で昨年12月、原因不明の肺炎の存在に、」「いち早く警鐘を鳴らしていた、男性医師李文亮さん(33)が、」「新型肺炎で1月7日死去した。」

 「当局はデマを流したとして、李さんを摘発しており、」「国民の怒りが爆発。」「習近平指導部は、高まる不信に、」「一転して李さんを、英雄扱いにし、」「社会の動揺を鎮めようと、躍起だ。」

 通信アプリを使い、グループ内で注意を呼びかけた李氏らに対し、公安当局はデマを広げたとして、8人を摘発しました。記事には、その折の状況が書かれています。

 「李さんは、ニュースサイトの取材に応じ、」「臨床現場に警告するのが目的だったと、説明。」「デマを流したと認める文書に、署名を強いられたと証言した。」「報道が拡散し、理不尽な摘発に、批判が噴出した。」

 「隔離治療中だった李さんは、その後感染が確定し、死去。」「通信アプリや投稿サイトには、嘆きや怒りが溢れた。」「信じたくない。」「死ぬ必要はなかった。」「私たちには、言論の自由が必要。」「そして北京では、雪の上に、」「さようなら李文亮 ! 」「との言葉も書かれた。」

 こうなりますと、湖北省と武漢当局は、一転して李氏を称賛し始めます。新聞が写真付きで報じ、党機関紙も追悼します。しかし一方で政府の宣伝局は、報道機関に対し、緊急の指示を出しました。

 「死去を、政府系メディアの報道に沿って伝え、」「独自の取材や、独自の情報に基づき、」「勝手に報じることを厳しく禁じる。」

 党の会議では、報道や世論をコントロールすると、強調しました。関係する報道は、通信アプリでも、閲覧不可能となりました。SNSで、李さんの言葉と、感染で家族を亡くした、40代の女性の言葉が広まっていると言います。

 1.  李さんの言葉・・「健全な社会には、多様な声があるべきだ。」

 2.  女性の言葉・・「真実を語る自由を持てるようにならなければ、彼の死は報われない。」

 息子たちに知って欲しいのは、中国と日本の国内事情が、言論の自由という点で大きく違っているところです。2月4日の千葉日報には、コロナウイルスに対する、主要な国の対応が一覧表で示されています。

 1.  中国滞在者の入国拒否 

  米国、オーストラリア、ニュージランド、フィリピン、インドネシア、シンガポール、モンゴル、北朝鮮

 2.  中国人向けビザの発給停止、制限

  ロシア、ベトナム、カザフスタン

 3.  中国への鉄道や航空便の停止、制限

  ロシア、香港、北朝鮮、ベトナム、インドネシア、イラン、イスラエル

 それなのに、日本ではどうしていたのか。日本がやっていたのは、「河北省滞在者や居住者」の入国拒否だけです。中国の他地域から入国するものに対しては、ほとんどフリーパスで、観光客なら熱烈歓迎と受け入れていたのですから、危機感ゼロのバカ揃いです。

 「大騒ぎしないことが大事です。」「手洗い、マスクの着用など、一人一人が注意すれば大丈夫です。」

 NHKに出演する、専門医と称するバカ医者は、国民に何も実態を知らせませんでした。というより、彼自身が、中国の内情や、他国の動きに無関心だったのです。NHKだけでなく、他のマスコミも似たようなもので、国民の安全に無関心でした。まして国会は、バカ医者に劣らぬバカ議員が、総理に向かって魚の頭の悪口雑言でした。

 しかし私は、ここにおいて、最も厳しい批判を、安倍氏に対していたします。

 「総理はなぜ、習近平氏の国賓招聘を、延期や中止にしないのか。」

 ここが最も、重要な点です。息子たちも訪問される方々も、肝に銘じてください。国賓待遇の習近平氏に、何百人の中国人が同行するのでしょう。彼らの中に、発症していなくても、陽性の人間がいないとも限りませんが、政府は徹底的な検査ができるでしょうか。その決断力があるのでしょうか。

 なんとしても阻止しなくてならないのは、習近平氏一行が、天皇陛下と面談をすることです。我が国で最も大切な皇室の中に、コロナウイルスを蔓延させるきっかけを、安倍氏が作ろうとしています。この戦後最大の犯罪ともいえる愚行に対し、一体、誰が正々堂々と反対しているでしょうか。

 腐れマスコミや反日・左翼の野党議員は勿論のことですが、保守を任ずる自民党議員の誰が反対しているのでしょう。私は、その名を聞いたことがありません。ここは言論の自由がある日本です。安倍氏は、反対者を追放したり弾圧したりする、独裁者ではありません。愚かな野党議員たちに、バカにされ、攻撃され、謝罪までする信念のない政治家です。

 「皇室を守ろうとする、人間が誰もいない。」・・ここにこそ、日本の危機があります。だから私は、たとえ一人であっても、「習近平氏の国賓招聘」に反対いたします。ブログでしか、主張できませんが、ここで声を上げ、総理に反対しなくて、何が日本国民でありましょう。

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安倍総理 ( 武漢コロナへの危機感の無さ)

2020-02-16 17:27:08 | 徒然の記

 汪洋氏の『日本人と中国人』の書評が、なかなか前へ進めません。いくら「温故知新」の読書と公言しましても、日々の重要事が見過せないからです。

 前回は、女性宮家の問題を優先し書評が延びました。今回は、コロナウイルスに関し、安倍内閣の対応に黙っておれなくなりました。と言いますより、総理自身への疑問と、不信感、失望などが一気に押し寄せています。

 総理に対し、是々非々の対応と言うのは、変わらない姿勢ですが、ネット上に溢れる安倍氏への悪評に、無関心で済まされなくなりました。中国では習近平氏が、コロナウイルスへの対応次第で、失脚の可能性があると言う噂があります。安倍総理も同様に、コロナウイルスへの対応如何で、地位を危うくするのではないかと、そんな気さえしています。

 順序を追って説明したいと思いますので、まずは習近平氏の噂から、述べます。2月7日の共同通信社による、千葉日報への配信記事が出発点です。

 「中国の新型肺炎」「権力集中の弊害露呈」「地方動かず 周氏に試練」

 大活字の見出しだけでも、なんとなく予想がつきますが、習近平氏のこれまでの政策は、周辺の政治家や軍人たちに、多くの不満や恨みを生じさせており、暗殺未遂事件も何件か発生しています。コロナウイルス問題が、溜まった憤懣を爆発させるきっかけになるのではないかと、そんな予測をさせる内容です。

 紙面の4分の1を占める、大きな記事なので、その一部を転記いたします。

 「新型肺炎が猛威をふるい、習近平指導部の統治能力に、大きな疑問符がついている。」「官僚の初動の遅れや、判断ミス、情報の隠蔽が、」「感染拡大に拍車をかけた。」「周国家主席が、権力集中を進めた結果、」「地方政府が、機能不全に陥った可能性がある。」

 共同通信社は、親中派だとばかり思っていましたので、ここまで踏み込んで周氏を批判するとは、意外でした。

 「河北省の武漢市で、原因不明の肺炎が確認されたのは、昨年の12月初旬。」「河北省政府は、人民代表大会を優先し、」「情報を隠した疑いが、持たれている。」「周氏が、1月中旬から下旬まで、」「外遊や地方視察で、首都北京にいなかった。」

 改革派知識人の話によると、周氏の不在時に、問題を起こすわけにはいかないと言う、官僚の心理が働いた可能性があると指摘しています。

 「周氏は、党トップの総書記に就任して以来、」「反腐敗闘争を通じて、政敵を排除。」「人権派弁護士や独立系メディア、NGOなど、権力監視を行う存在を取り締まり、」「一強体制を構築してきた。」

 その結果、地方政府の中央への忖度や、ミスを恐れる官僚のサボタージュが、深刻化したといいます。不都合な情報を、指導部に届ける仕組みはなく、新型肺炎問題は放置されてきたと言います。

 「中国紙記者は、指導部が連日のように、」「中央の権威を守れと唱えているときに、」「実情を報告できる、地方官僚がいるだろうか。」「肺炎の事実上の感染源は、中国の指導体制だ、と憤った。」

 権力を全て手中にし、反対派を次々と失脚させ、強引に政策を進めているように見えますが、実情はどうやら違うようです。普通なら、このような記事を書いた特派員は、即刻国外追放となり、記事が破棄されたはずです。共同通信社が、政権トップを批判しても、何も咎められないところに、氏の権力基盤の脆さを垣間見ます。

 中国と日本は、政界の状況とマスコミのあり方が違いますから、そのまま比較できませんが、安倍総理に関し、私は似たような批判の空気を感じます。つまり、

 1.  コロナウイルスに対する、危機感のなさ。

 2.  対応の遅さ。

 3.  取り巻く政治家と官僚の不決断と無責任体制

 日本のマスコミは、コロナウイルスへの対応のまずさを、中国のマスコミと歩調を合わせ、政権トップの責任にしようとしているようです。上記の3点について、私は安倍総理の責任を強く主張しますが、周氏と同様には考えません。理由は次の4点です。

 1.  独裁者である周氏は、反対者の追放、処刑等、自分の意思で出来る。

 2.  周りの者は、恐怖感のため、自由に意見が言えない。

 3.  安倍氏は、反対者の追放、処刑など、たとえ思ったにしても、実行不可能である。

 4.  周りの者 ( 政治家、マスコミ、評論家、学者、一般国民 ) は、なんの気兼ねもなく、言いたい放題、安倍氏の批判ができる。事実やっている。

 辻元氏と総理の国会でのやりとりを、今朝動画で見ましたが。ひどいものでした。もし私が辻元氏にあそこまで言われたら、我慢できません。普通の人間なら、総理のように反論をして当然です。しかし、あのような、無意味で愚かな質疑が、与野党の論戦として、国会で習慣化していると言う事実を知れば、総理の軽率さは免れません。全体主義国中国との違いが、ここにあります。

 スネに傷を持つ過激派崩れの辻元氏に、あれほど馬鹿にされ、コケにされる無力な総理の、コロナウイルスへのお粗末な対応につき、一人として意見が述べられなかったとは、国民は誰も考えません。

 責任の筆頭者に総理があげられるとしましても、同列に並べなくてならないのは、政治家、マスコミ、評論家、学者、一般国民です。与野党の政治家とマスコミの不甲斐なさは、総理と同じレベルです。ましてあの辻元氏は、コロナウイルスに一言も触れず、「頭から魚は腐る」などと、国会を無意味な騒動の場所にしているのですから、真っ先に責任を追及されるべきでしょう。

 今度ばかりは、私も是々非々といかず、総理に怒りをあらわにしてしていますが、その理由については、次回にゆっくりと述べさせてもらいます。

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日本人と中国人 - 5 ( 孔子第75代目の直系子孫 )

2020-02-14 18:03:39 | 徒然の記
 3年前に、孔子第75代目の直系子孫である、孔健(コン・ジェン)氏の著書『中国人からみた日本人』を、読みました。平成4年の出版でしたから、汪洋氏の著書の丁度10年前の本です。
 
 怒りのため、頭から湯気を出しながら読み、ブログを綴った記憶がありましたので、その一部を転記いたします。汪洋氏との違いが、一目瞭然です。
 
 「自分のことは二の次で、所属する組織と集団の利益を優先する日本人は、」「3人集まれば、帰属する組織としての会社を作る。」「日本人は、集団が決定したことには絶対服従し、異議を出さない。」「この意識が、経済大国日本を作ったのだろうから、」「つぶさに分析できれば、我々にとっても大いに有益なことになるのだろう。」「しかし、果たしてニホンムラ意識で、」「人間としての生活が維持していけるのか、」「私は大いに興味がある。」
 
 山東大学の日本語学科で学び、来日してからは上智大学大学院に在学していたというのに、いったい氏は日本の何を勉強していたのでしょう。来日当時27才だった氏には、日本が見えなかったのでしょうか。10年経てば、同じ留学生でも日本の見方が変わるのか、それとも汪洋氏が特別の人間なのか、今でも私には分かりません。
 
 孔子第75代目の直系子孫と言えば、中国の名家でしょうし、博学のはずですが、こんな偏見しか述べません。
 
 「日本では昔から、官尊民卑の気風があり、」「強者や上司に対しては敬意を表するが、」「庶民や弱者の悲しみと、それゆえの非合理さを、理解できない。」「小役人思考の日本人は、一般に官僚的な気風が強い。」「自分よりレベルが高く、パワフルなものには弱いが、」「自分よりレベルの低い、弱い立場にある人間には、」「踏ん反り返る癖がある。」「これは、農耕民族の気質とも関係があるのだろう。」
 
 自分自身のことを言っているのではないかと、問い返したくなりますが、これが日本に留学経験のある者の意見かと、驚いてしまいます。あとで聞くところによりますと、中国には、孔子の直系と称する人間があちこちにいるそうですから、孔健(コン・ジェン)氏は、由緒正しい子孫ではないのかもしれません。
 
 「戦時中日本人は、" 鬼畜米英 " の指導を受けていた。 」「しかし原爆投下後、アメリカは瞬く間に、日本人の尊敬の対象となった。」「今もなおアメリカは、日本人の最も親密な友人である。」「政府の方針は180度大転換し、日本国民も、憎んでいた敵国のアメリカを、」「手本に値する偉大な兄貴だと見直した。」
 
 しかし言っていることは、まんざら嘘ではありません。戦前戦後の日本を、悪意をもって語れば、こう言う言い方ができないではありません。いかがわしい孔子の子孫だとしても、全くの無知ではなさそうです。
 
 「一見すると、日本人は無理に頭を下げ、」「腹の中で、何か仕返しをしようとしているように見える。」「しかし事実はそうでない。」「日本人には、絶対的信念がなく、」「現実に適応し、権威に服従しているのだ。」「昔は中国を尊敬していたのに、今はそうでない。」「清朝が、西方諸国から侮辱された史実を見て、」「日本人の眼中には、強大な欧米諸国の科学技術や芸術しか見えなくなった。」
 
 「つまり日本人は単純で、強い者の意見に従順で、」「知らず知らずのうちに盲従してしまう。」「日本人が盲従する権威は、だいたい相手の地位、金銭、勢力、才能などから来る。」

 よくもここまで、言いたい放題を抜かしたなと、ついつい反応する私も刺々しくなります。息子たちも、訪問される方々も、次の王氏の言葉と比較しては如何でしょう。
 
 「中国の鎖国時代を過ごした、僕のような人間は、」「映画を通して、初めて、今の日本で暮らす、普通の人々の姿を目にし、」「初めて、日本の文化を垣間見たのである。」「侵略と軍人の色で塗りつぶされた、日本人のイメージを、」「根底から塗り替えられ、大変な衝撃を受けたのである。」
 
 「同じ時期に入ったアメリカ映画と比べても、日本映画の方が、」「異質なものをほとんど感じないほど、馴染みやすく、」「親しみやすかったのである。」「後に僕は、日本で、多くの優れた日本映画を見ることができた。」「感謝の一語に尽きる。」「と言うのは、なかなか本音を出さない、日本人の現実の生活では、」「知ることのできない日本人の気持ちを、映画は僕に教えてくれたからだ。」
 
 どう言うことを教わったのか、氏は具体的に語りませんが、孔氏のような偏見ではないだろうと思わされる、不思議な安心感があります。こうして私が、氏を信頼するのは、氏が愛国者だと分かっているからです。日本を理解し、好意を抱いていても、氏は確固とした祖国への愛を持っています。たとえ大嫌いな中国政府と、政府に盲従する中国人だとしても、もし今後、彼らと付き合うことがあったら、汪洋氏のように接しようと思います。確固とした愛国心を持ちながら、中国人を理解する・・と言うことです。
 
 次回は、慎重な氏が、珍しく政治を語った文章を紹介いたします。できれば、それで書評が終わりになればと、考えています。
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