ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

クルーズ船に関する各国の批判

2020-02-22 15:54:30 | 徒然の記
<article>
 日本中をかき回した、英国船籍「ダイヤモンド・クルーズ号」については、多くの疑問が残りました。

 1.  政府の発表と対応

  ・なぜ、船籍が英国であることを公表しなかったのか。

  ・なぜ、船客の国籍と人数を公表しなかったのか。

  ・なぜ、各国との折衝状況を公表しなかったのか。

  ・船籍が英国であるのに、なぜ英国との交渉経過を公表しなかったのか。

 2.  マスコミの報道

   国民のために正義と人権を守ると、あれだけ叫んでいるにもかかわらず、マスコミは上記に関し、疑問の一言も発せず、政府への批判もせず、一体何をやっていたのか。彼らが報道を自主規制している間に、感染者が上陸し、自由に行動し、ウィルスを拡散させていたではないか。「報道の自由」と「報道する権利」は、どこへ行ったのか。

  私たちは、中国や北朝鮮が報道規制をするといい、ツンボ桟敷に置かれた、これらの国の人々に同情しますが、今回の一連の騒ぎで、自分たちが同じ立場に立たされていることを、少しは自覚する必要があります。

 「時事ドットコム」の記事を、紹介します。

 1.   英紙サン

       2月18日、ダイヤモンド・プリンセスを、「疫病船」と見出しに掲げ、「隔離計画にしくじって、中国本土以外で最大の感染拡大を引き起こした」と、日本の対応を非難した。

 2.   米紙ウォール・ストリート・ジャーナル

       2月17日、船内で感染が拡大した点を問題視し、「2週間も、船内に大勢を押し込めた、日本政府の方針に、」「日本国外の専門家からは、疑問の声が上がっている」と指摘した。

 3.   米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長  

     2月17日、米紙USAトゥデーに対し「隔離は失敗した」と断言。「船の中でどんどん感染した。船内で隔離が甘かったからだ」と批判した。

 4.   英紙ガーディアン 

   2月17日、ダイヤモンド・プリンセスを、「感染で煮え立っている鍋だ」と語る専門家の言葉を紹介。

 5.   米・ ブルームバーグ通信

   2月17日、18日、日本が「世界で最も危険な場所の一つになりつつある」と伝えた。

 6.   カナダ・CBC 放送

   2月17日、「選択肢は限られていた分、日本政府はもっと迅速に行動しなければならなかった」と報じた。

 
 「時事ドットコム」について、私は本日初めて知りましたが、これが本当の、日本のマスコミではないかと、心強い思いをいたしました。
 
 各国による、一連の日本批判の紹介をする記事の見出しが、次の文字でした。
 
 「日本批判、次は自国へ」「対岸の火事、終わる」「新型肺炎、クルーズ船隔離」
 
 何に配慮し、政府はクルーズ船の船籍を公表しなかったのか。知っていれば、多くの国民は、「英紙サン」や「英紙ガーディアン 」の、当事者意識のない記事に、驚きと怒りを覚えたはずです。それだけ言うのなら、最も責任のある英国は、初期段階で何をしたのか。どんな協力を申し出てきたのか。言いたくなるではありませんか。

  「時事ドットコム」は、日本国民の代わりに、カナダ・CBC 放送の批判に対し、次のように反論しています。
 
 「ダイヤモンド・プリンセスには、200人以上のカナダ人が乗船していた。」「大半が、チャーター機で帰国後は、2週間の隔離だ。」「今度は、カナダの対応の迅速さが問われる。」
 
 今度はカナダ政府が、迅速に対応する番だよと、皮肉を込めています。それだけでなく、同社は私たち国民のため、「両論併記」の報道もしています。

 7. 米疾病対策センター(CDC)

   2月18日、同センターは声明を出し、日本の隔離に関して「船内の人々の間で、感染を防ぐには不十分だったかもしれない」と指摘した。一方で「隔離のための、日本政府の途方もない努力を、称賛する」と強調している。

 8.   米紙ニューヨーク・タイムズ
   2月16日に、チャーター機で米国に戻った米国人乗客のうち、14人がウイルス検査で陽性だった。「飛行機も安全でなかった」と書き、批判の矛先は今後、米政府に向かうことになりそうだ。
 
 9.   ロシアのタス通信
   2月11日に、ザハロワ外務省情報局長の発言を報道。ロシア人を含めたクルーズ船の隔離について「混乱している。問題を引き起こしている」と非難した。
 
  これについても「時事ドットコム」は、日本国民の代わりに、 ロシアのタス通信の批判に対し、次のように反論しています
 
 「しかし、各国が日本にチャーター機を派遣する中、」「ロシアに、その動きはない。」「2月に入って、中国湖北省武漢から、軍用機で帰国したロシア人の一行は、」「シベリアの都市、チュメニの収容施設に隔離された。」「暇つぶしに撮影された動画が、次々とネット上で公開され、」「限られた食事や、不自由な暮らしを訴えている。」

 「サンクトペテルブルクでは、6日から病院に隔離されていたはずの女性(33)が、」「直後に、逃げ出していたことが判明。」「意思に反して収容された。食事がひどい。シャンプーがない」「とネットで訴えていたが、」「裁判所が17日、強制収容を命じた。」
 
 「各国とも、日本を批判している場合ではなくなっている。」「日本批判は、海外メディアの報道にとどまり、ロシア以外の各国政府は、沈黙している。」 <aside></aside>
 
 そこで、安倍総理に言います。「地球儀を俯瞰する、全方位外交」は、国際社会では通用しません。今回の騒ぎで、さらにハッキリしました。総理の方針は素晴らしい理念ですが、実態は「八方美人のお人好し外交」でしかなく、日本の尊厳を台無しにしています。
 
 息子たちと、「ねこ庭」を訪問される方々にも提案します。一連のコロナ騒動につき、「時事ドットコム」の報道と、腐れマスコミの報道と、政府の発表を、是非とも比較して読んでください。
 
 「情報操作されているのは、隣国の民ばかりではありませんよ。」
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李承晩TV ( 概要紹介 )

2020-02-22 10:08:12 | 徒然の記

 昨日、テレ東ニュースで知った「護る会」の動きと言い、本日紹介する「李承晩TV」と言い、日本ばかりでなく、アジアが変化している兆しを感じさせられます。

 数年前なら自民党の議員が会派を作り、「男系皇位継承」、「外国資本よる土地買収の拡大防止」、「スパイ防止法制定」を政策目標として掲げるなど、想像もできない話でした。

 憲法改正こそありませんが、会の政策は喫緊の課題ばかりです。しかも保守を自認する安倍氏でさえ、口にしない政策を掲げています。反日左翼のマスコミと野党の議員には、我慢のならない政策でしょうが、安倍氏にとって、「反安倍」なのか、「安倍応援」の旗印なのか、私には判断がつきません。

 党内の親中派、二階氏その他に気遣いし、安倍氏が言えないことを「護る会」が代弁していると、取れない向きもありません。

 派閥を超えた議員の動きが活発化し、彼らの声が党内に広まれば、戦後74年間を支配してきた反日左翼によるマスコミ界が、終焉していくのかもしれません。日本だけでなく、アジアが変化している兆しという思いをさらに強めたのが、チャンネル桜が紹介したこの動画です。

 動画の名前は、「李承晩TV」と言い、代表は元ソウル大学教授・経済史学者の李栄薫(イ・ヨンフン)氏です。同時に氏は、李承晩学堂の学長です。動画の説明に入る前に、「李承晩TV」について紹介します。この番組も平成30年から始められたと言いますので、「護る会」同様新しい動きです。

 《「李承晩TV」とは 》

 簡単に言いますと、「韓国政府の言うの慰安婦問題は、全て嘘である」「日本統治が、韓国収奪の時代だったというのは嘘で、実際は韓国繁栄の時代だった。」など、李栄薫氏が資料をもとに説明します。氏の言葉は、確かに衝撃を与えます。

 今回は「李承晩TV」の概要にとどめ、次回から具体的な内容を紹介します。

コメント (2)
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