ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

安倍総理と加藤厚労相を応援する

2020-02-28 17:36:05 | 徒然の記

 本日の千葉日報の一面トップ記事は、「全国一斉臨時休校」のニュースでした。総理が、全国の小中高校を、来月2日から臨時休校にするよう、要請したというものです。

 学校などでの感染を防ぐため、子供たちの健康と安全を第一とした、というのが理由です。全国各地で、様々なイベントや集会が次々と中止されている中で、総理がやっと決断したと、私はむしろ賛成しています。

 しかるに、テレビでのトーク番組や新聞の論調は、総理への批判が止みません。初動対応の遅れがあったことは、誰もが知っています。しかしまた最初の頃は、WHOを初めとし、発生源の中国でさえ、騒ぎを隠し、押さえ込み、必要な情報を日本に伝えていませんでした。

 英国船籍のクルーズ船が、第二のウィルス発生源と言われ、日本の対応が批判されていますが、それは果たして、総理や厚労大臣の加藤氏だけを責めるのが、妥当なのでしょうか。

 自民党の議員の中には、2月19日首相官邸で開かれた、「コロナウィルスの対策本部会議」に、欠席した閣僚がいました。

 1.  地元のイベントに参加 ・・・ 萩生田文科大臣、森法相

 2.  後援会の新年会に参加 ・・・ 小泉環境相

 19日の段階でも、閣僚の危機意識はこの程度のものでしたから、安倍総理のリーダーシップの甘さを、野党に追及されても仕方がありません。しかし27日に、総理が「全国一斉臨時休校」の要請を出した今、野党の議員の多くやマスコミは、なぜ批判ばかりを優先させるのでしょう。

 先日までのブログで、私は確かに、総理と加藤厚労大臣を批判いたしました。「迅速な対応」を願っての批判であり、「何でも反対」のための批判ではありません。中国や韓国の対応を見るまでもありません。コロナ騒動は、単なるデマやカラ騒ぎでなく、国の安全保障の問題です。

 野党の議員諸氏に問います。あなた方は、総理や加藤厚労相が、迅速な対応取れるように、国会でどのような協力をしましたか。20日過ぎまで、貴方たちは、「花見の領収書」で、国会を紛糾させ、昨日も今日も「検察官定年延長問題」で、国会の貴重な時間を費やしていたのではありませんか。

 「花見の問題」も、「定年延長問題」も、政府自民党の奢りだと、私も思っていますが、コロナ問題の緊急性と重大さに比較すれば、どちらに優先度があるのかと、私だけでなく、おそらく多くの国民が思っているはずです。

 政府の対応が遅れた原因の多くは、野党の議員諸氏の行動にも、あるではありませんか。いつまで経っても、自分たちだけが正義で、国民のために戦っていると、そんなパフォーマンスに、私はうんざりしています。野党に同調し、総理と加藤氏を責めるマスコミにも、私は同じ怒りを覚えます。

 「対応が遅い」というのなら、マスコミは、あるいはNHKは、どの段階で警鐘を鳴らしたというのでしょうか。今はもう、懸命に頑張っている総理と加藤氏を思えば、私はやはり、二人を応援せずにおれません。「安倍信者」と笑われても結構です。何としてでも感染の拡大を防ぎ、運悪く感染した人々を治療する、その体制を国民が一丸となって、協力する時です。

 文句を言うのは、コロナ制圧後に十分やれます。「寝耳に水だ。」とか、「子供が休みになったら、働いている母親たちは、どうなるのだ。」とか、後ろ向きの批判ばかり言わず、工夫しようと私は提案します。1、2週間が山場だとすれば、「耐えて、頑張る」のが、日本人だと思います。

  草をつみ食(く)らひ堪へつつ生きにしを 

    流氓(りゅうばう)何に懼(おそ)れむとす

 昭和25年に作られた、土屋文明の歌です。現在は、平和を願う反戦歌だと言う解釈もありますが、私が高校時代に先生から教わったのは、そう言う意味ではありません。

 疎開生活を続け、食べものがないため野草を食し、耐え忍んできた自分たちが、敗戦後の苦しみを耐えられないことがあろうかと、そんな覚悟が歌われていると習いました。土屋文明が、名も無い庶民であったとは思いませんが、氏の歌は当時の国民の気持ちを、代弁したものでもあると、私は思っています。歯を食いしばり、困難に耐え、私たちのご先祖が、敗戦の痛みを乗り越えた苦労を思えば、今の私たちに、コロナ問題の克服ができないはずがありません。

 総理や加藤氏を批判するのは、苦難を乗り越えた後で、十分やれます。今は二人の政治家に協力し、私たちが応える番でしょう。自分自身と息子たちに、そして「ねこ庭」を訪問される方々に、私は土屋文明の歌を贈ります。

コメント (6)
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