OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

私の旅行データ 28 船中泊・機中泊

2023年12月09日 | 旅行

 1975年から1991年にかけて、船中泊が5回ある。といっても航路はたった二つだけ。まず、1975年(青森から函館)と1976年(同往復)に計3回の青函連絡船の夜行便に乗船した。これについては「旅行データ 21」で記した。もう一つは韓国との間をつなぐ関釜フェリーで、1990年10月に恐竜化石関連の出張で往復した。このフェリーは夜行とするには少し短い距離なので、下関の出国手続きを18時ごろまでに(職員の都合であろう)済ませて出港する。夜明けごろ釜山港近くに到着して待機し、明るくなってから接岸し、8時すぎに上陸が開始される。現在は下関の出港が少し遅くなっているようだ。

旅49 関釜フェリー 下関港で 1990.10.14

旅50 関釜フェリーから 1990.10.14

 まだ光が残るうちに関門海峡を出て、下関市の彦島と北九州市の馬島の間を通過する。10月14日の日没は18時ちょっと前である。47の写真の右の島は馬島、左は和合良島。

 国際線のうち3空路で機中泊をした。日本とシンガポール間(3回)、シンガポールとニュージーランド間(3回),それに日本と北米間(4回)。
 ニュージーランドへの旅行は、毎回ほぼ同じ経路をたどった。福岡空港を昼頃に離陸して夕方シンガポールのチャンギ空港に到着、21時ごろチャンギ空港を出て、機中泊、昼前にクライストチャーチに到着する。この便(1993年:SQ288、1998年:SQ287/286、2002年:SQ297/SQ298) は、周回便で、チャンギ→クライストチャーチ→オークランド→チャンギと飛ぶ。そのあと真夜中過ぎにチャンギ空港を出て(時差の関係で大変眠い。)福岡に着くちょっと前に日の出を見ることができる。それぞれのフライトにかかる時間は、時差がある上にニュージーランドの夏時間制度があるから、面倒で計算していない。

旅51 台湾付近 1998.2.25

 上の写真の時には36K席という右の窓際だったから美しい日の出を見ることができた。この時には、チャンギ空港で月に出を見た。真夜中に出るのだから半月で、赤道上のシンガポールではお皿に載せた半円状に切ったスイカのように、直線部分を水平にして出てきて驚いた。飛行するに従って少しずつ傾いて、見慣れた角度の半月になって行くことで、地球が丸いことを実感した。
 北米との間のフライトは時間も長く、横に動くから時差がたくさんあって、疲れるし翌日の体調にも異常がある。何時間乗ったのかは計算してない。この航路は西向きと東向きで1時間以上の時間差がある。これはジェット気流のためだという。

旅52 富士山 2002.3.16

 この写真は、カナダのバンクーバーから関西空港へのフライトで、富士山の北側を東から西へ飛んでいるときのもの。関西空港で、5時間ほど待って、国内線で福岡空港までがチケットに含まれていたが、大阪に出て新幹線で行った方がはるかに早く家に着く。ちょっと迷ったがその場合にはJR乗車券などを払うことになるので、我慢して空港に滞在した。前の晩のバンクーバーのホテルで、地下のディスコ?の音がうるさくてあまり寝てないから(しかも機中泊が私の体内時計とずれた時刻だったから)、眠かった。
 このあとしばらく、夜行の交通機関の利用をしていなかったが、2010年と2014年に北斗星に乗車。移動泊の回数は、詳細な記録がないもの(すべて夜行列車)を含めて 82回。内訳は 夜行列車66回 船中泊6回 機中泊10回。他に調査船の船中泊が26夜ある。

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