■≪ショパンに秘められた古典性!!!
ショパンの『バラード』をアナリーゼする≫■
08.7.10 中村洋子
★9月15日(月)敬老の日、午後1時半~午後4時
カワイ表参道2F「コンサートサロン・パウゼ」で、
「第3回アナリーゼ講座」を開催いたします。
★フレデリック・ショパン(1810~1849)は、
1831年~35年にかけ、「バラード第1番ト短調」を作曲しました。
ショパンは、その短い39年の生涯のなかで、バラード4曲を、
ほぼ10年かけて、書き上げました。
≪第2番(1836~39)、第3番(1840~41)、第4番(1842)≫
★この講座では、バラードという様式が
ショパンにとって、どういう意味をもっていたか、さらに
それが、後世の作曲家にどのような影響を与えたかについて、
詳しくお話いたします。
★バッハの音楽がなければ、現在のクラシック音楽が全く、
別なものになっていたのと同様、
ショパンなくしては、その後のピアノ音楽、
特に、フランスやロシアのピアノ音楽は、
全く違う形になっていたことでしょう。
★それらを、バラード第1番を分析しながら、解説いたします。
また、バッハを由来とするゆるぎない構成力と、
“ああ!ショパン”と、感じさせる、独特な和音の配置、
その和音をどう弾き、どう聴けばショパンの
本質を捉えることができるか、についても説明いたします。
★さらに、この第1番を、ソルフェージュの課題に、
応用することも、触れてみたいと思います。
★7小節から成るLargoの序奏は、
神秘的なナポリの和音で始まります。
この序奏の「動機」が、全曲を有機的に構成していきます。
それが、バッハの手法です。
★それまで、演奏者の即興に任されていたような
装飾的なパッセージまで、ショパンは、楽譜に書き込みました。
それは、バッハが「イタリア協奏曲」の第2楽章で、
細かく音符で、書き込んだことと同じです。
★大ピアニストのアルトゥール・ルービンシュタインは、
「ショパンの作品には、インスピレーション、
ピアノ的な構想力、さらには、古典派的バランス感覚の
絶妙な組合せが見られる。
≪ロマン派≫の代表であるべき彼としては、
これは意外なことであろうか?。
実は、作品に見られる彼の思想は、
≪ロマン派的思想≫とは正反対だった」
と、語っております。
★ブラームスも愛好しましたナポリの和音や、
バッハから学んだ保続音や、半音階を
詳しくアナリーゼしながら、
どこにショパンの独創性と個性があるか、そして、
それらを演奏に生かす方法も触れてみたい、と思います。
▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲
ショパンの『バラード』をアナリーゼする≫■
08.7.10 中村洋子
★9月15日(月)敬老の日、午後1時半~午後4時
カワイ表参道2F「コンサートサロン・パウゼ」で、
「第3回アナリーゼ講座」を開催いたします。
★フレデリック・ショパン(1810~1849)は、
1831年~35年にかけ、「バラード第1番ト短調」を作曲しました。
ショパンは、その短い39年の生涯のなかで、バラード4曲を、
ほぼ10年かけて、書き上げました。
≪第2番(1836~39)、第3番(1840~41)、第4番(1842)≫
★この講座では、バラードという様式が
ショパンにとって、どういう意味をもっていたか、さらに
それが、後世の作曲家にどのような影響を与えたかについて、
詳しくお話いたします。
★バッハの音楽がなければ、現在のクラシック音楽が全く、
別なものになっていたのと同様、
ショパンなくしては、その後のピアノ音楽、
特に、フランスやロシアのピアノ音楽は、
全く違う形になっていたことでしょう。
★それらを、バラード第1番を分析しながら、解説いたします。
また、バッハを由来とするゆるぎない構成力と、
“ああ!ショパン”と、感じさせる、独特な和音の配置、
その和音をどう弾き、どう聴けばショパンの
本質を捉えることができるか、についても説明いたします。
★さらに、この第1番を、ソルフェージュの課題に、
応用することも、触れてみたいと思います。
★7小節から成るLargoの序奏は、
神秘的なナポリの和音で始まります。
この序奏の「動機」が、全曲を有機的に構成していきます。
それが、バッハの手法です。
★それまで、演奏者の即興に任されていたような
装飾的なパッセージまで、ショパンは、楽譜に書き込みました。
それは、バッハが「イタリア協奏曲」の第2楽章で、
細かく音符で、書き込んだことと同じです。
★大ピアニストのアルトゥール・ルービンシュタインは、
「ショパンの作品には、インスピレーション、
ピアノ的な構想力、さらには、古典派的バランス感覚の
絶妙な組合せが見られる。
≪ロマン派≫の代表であるべき彼としては、
これは意外なことであろうか?。
実は、作品に見られる彼の思想は、
≪ロマン派的思想≫とは正反対だった」
と、語っております。
★ブラームスも愛好しましたナポリの和音や、
バッハから学んだ保続音や、半音階を
詳しくアナリーゼしながら、
どこにショパンの独創性と個性があるか、そして、
それらを演奏に生かす方法も触れてみたい、と思います。
▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲