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イタリアにカンパニリズモ(郷土愛、campanilismo)という言葉があるそうです。
もともと教会の脇にそびえるカンパニーレ(鐘楼)から派生した言葉といいます。
その町の鐘の音の良さ、味わいは、その町の出身者にしかわからない。
そこから、郷土への帰属意識、郷土愛を示すこの言葉が生まれたといわれているそうです。
(小川光生『サッカーとイタリア人』光文社新書382、2008.12)
この本ではイタリアのサッカーチーム30チーム近くを取り上げ、
チームの歴史や地域(都市)との結びつきをひも解き、
なぜ“地元チーム”の応援にそこまで燃えるのかを解き明かそうとしています。
メディア王の支援によってヨーロッパクラスのチームへ復活したミラン。
創設後セリエA初昇格まで99年もかかったシエナ。
人口2,000人弱の村の半同好会チームから出発したキエーヴォ。
89-90シーズンにはマラドーナ、カレカ(!)らを擁して
セリエAを制覇するも、04年には破産。
セリエC1から再出発して07年にA復帰したナポリ。
同じ地盤を持つ二つのチームが戦うダービーマッチの中でも
いちばん熱いのがローマとラツィオの試合。
ラツィオがブルジョア階級のチームなら
ローマは庶民のチームという棲み分けがダービーマッチの
村祭り的な心理状態をより強めているといいます。
今年の元日、レイソルは一つの伝説を作りました。
イタリアでも百年の時間がかかっています。
レイソルもまだまだ伝説を積み重ねていかないと。
もともと教会の脇にそびえるカンパニーレ(鐘楼)から派生した言葉といいます。
その町の鐘の音の良さ、味わいは、その町の出身者にしかわからない。
そこから、郷土への帰属意識、郷土愛を示すこの言葉が生まれたといわれているそうです。
(小川光生『サッカーとイタリア人』光文社新書382、2008.12)
この本ではイタリアのサッカーチーム30チーム近くを取り上げ、
チームの歴史や地域(都市)との結びつきをひも解き、
なぜ“地元チーム”の応援にそこまで燃えるのかを解き明かそうとしています。
メディア王の支援によってヨーロッパクラスのチームへ復活したミラン。
創設後セリエA初昇格まで99年もかかったシエナ。
人口2,000人弱の村の半同好会チームから出発したキエーヴォ。
89-90シーズンにはマラドーナ、カレカ(!)らを擁して
セリエAを制覇するも、04年には破産。
セリエC1から再出発して07年にA復帰したナポリ。
同じ地盤を持つ二つのチームが戦うダービーマッチの中でも
いちばん熱いのがローマとラツィオの試合。
ラツィオがブルジョア階級のチームなら
ローマは庶民のチームという棲み分けがダービーマッチの
村祭り的な心理状態をより強めているといいます。
今年の元日、レイソルは一つの伝説を作りました。
イタリアでも百年の時間がかかっています。
レイソルもまだまだ伝説を積み重ねていかないと。
スタンドに通いはじめたのが十数年前。
その子がまた自分の子を連れていくというようなことが何度か繰り返されて、
レイソルの歴史と家族の歴史がリンクした時に
地元チームになるのかもしれません。
レイソルが柏に誕生して、まだ十数年です。チームも市民もこれから、ということですね。三十数年後位にどのようになっているか?は、今の時代の状況が影響するはずです。
レイソル後援会も、少しずつ旧態からの変革を進めています。よろしくお願いします。