のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

御法度の旧家もあると聞く囲碁が相手思いやる対話ツールとは

2007年04月16日 | わが家の時時
「へぼ将棋」とはいいます。「へぼ囲碁」というのかどうか、とにかくその程度の囲碁しか知らないのですが、一気に形勢逆転の場面に出くわし、思わず熱くなったことは経験しています。人を刺すこともあるかもしれないから囲碁は御法度の旧家があるという話には妙に納得させられていたものです。

ところが、囲碁が対話ツールとして社会づくり、地域づくりに生かせるというのです。「ふれあい囲碁」と呼ぶ非言語コミュニケーション・プログラムとして開発されていると伺いました。

ふれあい囲碁の実践と人材育成を目的とする団体の代表を務めるYさんによると、コミュニティセンターで8年ほど実践を積み上げてきたある地区の犯罪被害が、周辺地区が比較的高い数値になっている中で、突出して少ない数になっているそうです。1600あまりの世帯数の地区で火の用心の夜回りに100人も参加してくるとも。ふれあい囲碁の効果ではないかというのです。

その場に集まった人たちが、同時に、「石取りゲーム」に参加できることにより、‘居心地の良い距離感’、‘安心できる距離感’が生まれ、問題の対症療法ではない、問題の起きにくい社会の“体質改善”をめざすといいます。

全国のあちこちで実践が重ねられているようです。なんとなく居心地の悪い地域社会が少しでも明るくできたら。Yさんたちの活動に期待したいものです。

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