7月も多くの植物に出会い、大発見がありました。
特に、「カリガネソウ(雁金草)」には驚かされました。

菅平植物園の入り口に、楚々とした淡紫色の花が、まるで舞うように咲いていました。
カリガネソウといい、近年の研究で、クマツヅラ科からシソ科に編入された植物です。
カリが飛ぶ姿に見立てた名前だそうですが、ホカケソウ(帆掛草)の別名もあるそうです。
茎を揺らすと、この清楚な花を咲かせる植物のイメージとはほど遠い臭気を漂わせます。

花冠は淡紫色で、長い筒の先が5裂し、下側の花弁には濃い紫色の斑点が入ります。
花の中心からは、雌しべと雄しべ4本が、昆虫の触角のようにスクッと伸びています。
この独特の配置を見て、昆虫による受粉をしない植物なのか、と思ってしまいました。
通常、植物は花色や蜜で昆虫をおびき寄せ、受粉しやすい花の構造を工夫しています。
この花の構造では雄しべも雌しべも高すぎて、吸蜜の際に触る可能性が低くそうです。

そんな疑問を、一匹の昆虫が実演によって教えてくれました。
カメラを向けしばらくすると、花に昆虫がとまりました(1枚目の画像の右側の花)。
静かに写真を撮りながら見ていると、なんということでしょう。
花弁が動き、吸蜜中の昆虫に雄しべや雌しべが近づいてきたのです。
クマバチのような大きい昆虫なら、背中に花粉がついたり受粉が十分可能です。
家に帰って調べたところ、これがカリガネソウの受粉の妙技と知りました。
体を開いて昆虫を受け入れ、蜜をご馳走したり飛び去る間に受粉を済ませるのです。

菅平自然園に自生する「オオマルバノホロシ」も大変印象の深い植物でした。
ナス科のナス属で、花がそっくりのナスやジャガイモなどの仲間です。
画像の実は、まだ青色ですが熟すと真っ赤に染まるそうです。

名前が、植物分類学のリンネ博士に由来する「リンネソウ」です。
木陰を淡く照らす小さなやさしいピンクの花が、大きな岩を覆って咲いていました。
茎のてっぺんに左右に花が一つずつ咲くことから、メオトバナとも呼ばれています。
特に、「カリガネソウ(雁金草)」には驚かされました。

菅平植物園の入り口に、楚々とした淡紫色の花が、まるで舞うように咲いていました。
カリガネソウといい、近年の研究で、クマツヅラ科からシソ科に編入された植物です。
カリが飛ぶ姿に見立てた名前だそうですが、ホカケソウ(帆掛草)の別名もあるそうです。
茎を揺らすと、この清楚な花を咲かせる植物のイメージとはほど遠い臭気を漂わせます。

花冠は淡紫色で、長い筒の先が5裂し、下側の花弁には濃い紫色の斑点が入ります。
花の中心からは、雌しべと雄しべ4本が、昆虫の触角のようにスクッと伸びています。
この独特の配置を見て、昆虫による受粉をしない植物なのか、と思ってしまいました。
通常、植物は花色や蜜で昆虫をおびき寄せ、受粉しやすい花の構造を工夫しています。
この花の構造では雄しべも雌しべも高すぎて、吸蜜の際に触る可能性が低くそうです。

そんな疑問を、一匹の昆虫が実演によって教えてくれました。
カメラを向けしばらくすると、花に昆虫がとまりました(1枚目の画像の右側の花)。
静かに写真を撮りながら見ていると、なんということでしょう。
花弁が動き、吸蜜中の昆虫に雄しべや雌しべが近づいてきたのです。
クマバチのような大きい昆虫なら、背中に花粉がついたり受粉が十分可能です。
家に帰って調べたところ、これがカリガネソウの受粉の妙技と知りました。
体を開いて昆虫を受け入れ、蜜をご馳走したり飛び去る間に受粉を済ませるのです。

菅平自然園に自生する「オオマルバノホロシ」も大変印象の深い植物でした。
ナス科のナス属で、花がそっくりのナスやジャガイモなどの仲間です。
画像の実は、まだ青色ですが熟すと真っ赤に染まるそうです。

名前が、植物分類学のリンネ博士に由来する「リンネソウ」です。
木陰を淡く照らす小さなやさしいピンクの花が、大きな岩を覆って咲いていました。
茎のてっぺんに左右に花が一つずつ咲くことから、メオトバナとも呼ばれています。
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