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S.T.A.L.K.E.R.最高齢プレーヤーHalのゲーム日記 4040 野々村病院の人々

2020-11-04 08:53:00 | ゲーム S.T.A.L.K.E.R.

野々村病院の人々 その1

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野々村病院の人々は、1994年にエルフの姉妹ブランドのシルキーズから発売されたアドベンチャーゲームである。

企画、シナリオ、ゲームデザインは蛭田昌人氏、キャラクターデザインと原画は横田守氏という豪華ラインナップ。

主人公は私立探偵の海原琢磨呂、タカビーでトンマなおっさんだが、探偵としての能力は充分ある。

ある日大家から滞納した家賃を催促され、バイクで逃げ出す途中事故を起こし、野々村病院に入院する。

その入院先の野々村病院でのお話である。

同室の漆原という青年にこの病院のことを尋ねると、院長は自殺したが、警察では他殺の線も捨て切れていないらしい。

海原豚麿は知り合いの編集部に電話して、院長のことを聞いてみた。

漆原のいう通り、院長はやはり自殺のようだが、多額の保険金をかけていたそうだ。

これは院長夫人にも聞いてみねばと思っていると、院長夫人から会って話をしたいとのことである。

院長夫人は亜希子という、氷のように冷たい美貌の女性だった。

夫人の話は、野々村が自殺でないことを証明してくれ、というものである。

院長が自殺では保険金がおりないから、当然の依頼だろう。

実際他殺の線も、普段は用心深い院長なのに、窓やドアには鍵がかけられていなかったなどの点からも、ある程度は可能性もありそうだ。

屋上に行くと、タバコの吸い殻を見つけた。

ヴァージニアスリムだが、ゲーム中では「バージンスリム」とされていて、口紅がついているところをみると、吸ったのは女性らしい。

近くにはパッケージも落ちていて、中には「3月21日の夜、10時50分に屋上に行く事」というメモが入っていた。

3月21日の夜とは院長が死んだ日である。

梨恵にそのタバコとメモを見せて問い詰めると、後で話すという。

そして深夜1時、彼女はやってきて、空いている部屋で話を聞くことになったが、その空き部屋の前で、豚麿は人声を聞きつけ、すばやく部屋に入って聞き耳をたてた。

その声は美保と栄作のものだった。

豚麿は梨恵との話は後回しにして、美保と栄作の後を追った。

院長室で聞き耳をたてると、中には美保と栄作と亜希子がいるようだ。

そして美保は「私、知ってるんだ。 院長はヘンな薬をやっていたのをね。

だから医療ミスが多かったんだ」と言うのだ。

そして豚麿が眠りに落ちて目を醒ますと、手術室にいる。

そして亜希子と栄作がいて、彼に注射をした・・・

これがエンディング3である。

ヒントコーナーでは、最後の選択肢が悪いと言われたが、これは自室で盗聴器を発見して「ステーキが食いたい」と言った件だろう。

次は「他殺の線が強いらしい」を選択し、無事翌朝となった。

翌朝病室にはキザな男がいる。

そ奴と共に、あの事故の相手の凉子という女もいる。


凉子は商売敵の探偵事務所の所員だった。

「主任」と凉子はキザ尾のことを呼んでいるので、探偵事務所の上司なのだろう。

こ奴らは結局何をしにきたのかわからぬまま、追い出してしまったが、いざ捜査に行こうとすると、亜希子から貰った鍵の束がない。

そうこうしていると、勉造が警察での聞き込み情報を持って訪れてきた。

第一発見者は亜希子夫人、部屋の中は荒らされておらず、院長の身体にも争った後はない。

推定死亡時刻は、3月21日20時頃、死因はシアン化水素の注射と、これまで聞いたことと変わりない。

しかし、野々村病院の経営状態は決して悪くない。

牧野梨恵の両親は交通事故でこの病院に搬送されたが、死亡した。

それも医療ミスではないかと、勉造は言うのだ。

どうやら輸血のミスらしいが、結局事故そのものが原因ということにされてしまった。


野々村病院の人々 その2へ続く



S.T.A.L.K.E.R.最高齢プレーヤーHalのゲーム日記 4039 殺しのドレス3

2020-11-04 08:37:00 | ゲーム S.T.A.L.K.E.R.

殺しのドレス3 その5

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本田は、千尋の家で見つけたナイフには、血痕がついていたが、それはO型だったと言う。

千尋はO型なので自殺に使ったというのは、本当らしい。

しかし本田はカナ事件でも被害者にはO型がいると言うのだ。

自宅に戻ると萌子から電話がかかり、話したいことがあるからすぐ来てくれとのことである。

萌子の家に駆けつけると、自動進行となる。

萌子は侵入者に「あなた誰?」と尋ねる。

「殺さないで!」と哀願する萌子を、侵入者は嘲笑するが、その侵入者は、凝った作りのナイフを持っていた・・・

心から殺しを楽しんでいる侵入者・・・

真柴が萌子の家に入ると、萌子は死んでいた。

その腹にはあのナイフが深々と突き刺さっている。

なぜ萌子は殺されねばならなかったのか?

もし、神崎を殺したのがカナだったとしたら、カナは自分の正体を知られないために、萌子を殺したのだろう。

ということは、萌子はカナの顔を見たことがあり、それを思いだしたから殺されたのだ。

現在、カナの正体は冴子か千尋かに絞られている。

冴子は萌子の同僚だから、当然熟知している仲である。

となれば・・・

千尋の家に行くと、鍵はかかっていない。

音を立てないよう静かに中に入ると、冴子と千尋が対峙していた。

しかも二人共ナイフを手にしている。



二人は次第に距離を詰め、お互いを刺そうとする。

ここで真柴は決断しなければならない。

冴子を撃つか千尋を撃つかである。

エンディングは冴子エンドと千尋エンドの2つがあるので、部屋に入るあたりでセーブしておけば、両方楽しめる。

カナと**は、一種の二重人格のようなものだろうが、本人もどちらの人格が本当の自分なのか、わからないらしいのである。

グッドエンディングは*子だが、プレイして面白いのは**エンドである。

特にクレジットの後が・・・

殺しのドレスシリーズは全3作あるが、出来はこの3が最も面白く、続いて1、そして2という順だろうか。

かなり良く出来てはいるが、やはり千尋の設定が矛盾が多すぎて、やや興ざめという弱点もある。


次回からは野々村病院の人々の予定