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業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その114 悪魔の甘い囁き編

2009-12-20 09:24:00 | ノンジャンル

ゲームマシンにはプラットフォームごとの特徴があるようで、これが各メーカーの戦略なのだろう。 戦略というより、メーカーのャ潟Vー(少なくともそのマシンに対しての)がはっきりとうかがえて、これがうまくツボにはまると大ヒットとなるようだ。

ニンテンドーのDsやWiiがその典型だ。 いずれもメーカーの「ゲームマシンとゲームはかくあるべき」という姿勢が鮮明に打ち出されている。 キーの操作ではなく、センサーをユーザー自身の身体の一部として、身体全体を使ってゲームをプレイするというスタイルは、映画「マトリックス」ならともかく、ゲームマシンでは今までに無かったものだ。

ソニーの場合はこれが明確でない、というよりないに等しい。 「とにかく高性能」、「とにかく速い」という以外は、こちらに伝わってくるものがないのだ。 そのあたりが任天堂に差を付けられた理由の一つだろう。

もっともこのャ潟Vーやコンセプトも、時間が経つと風化するようで、任天堂も最近はやや退潮気味のようだ。

それはともかく、私個人にとってソフトのラインアップが最も魅力的なゲーム機は、ソフトがやたら大量にあるPS2以外ではDsとなる。 これはあくまで個人の好みなのだが、それ以外にも任天堂がDsの対象ユーザーとして、当初から高齢者も視野に入れていた、ということもあるかも知れない。 指先の敏捷さのみを競うようなアクションゲームだけではなく、脳トレや推理系などの大人向けのソフトなども、最初から考慮していたのだろう。

例を挙げれば、逆転シリーズ、アナザーコードなど元リバーヒルの鈴木氏の作品等々。 と書いていたら、なんと琥珀色の遺言の続篇「藤堂龍之介 亜鉛の匣舟」がDSで発売されていた! 懐かしや懐かしや、20年前にPC98で耽溺した大正浪漫の世界に、又浸ることができるとは。 早速購入。(笑)


しかしこのDSには一つだけ致命的な欠陥がある。 テレビ画面出力ができないことだ。 なにせDSには画面が二つある。 上の画面をテレビ出力するのは特に困難はないだろう。 既にドイツだかのエンジニアがテレビ出力システムの試作を発表している。

問題は下の画面である。 これは単に「見る」だけではなく、スタイラスでなぞったりつついたりしなければならない。 これを単純にテレビに出力しても、まさかテレビをつつくわけにもいかないので、結局は手元のごく小さな画面で操作しなければならない。 これではテレビ出力の意味が全くない。

このあたりの問題は、原因がハードウェアの根幹によるものなので、ソフト的に或いはサードパーティーによる改造程度ではいかんともなしがたい。 そのようなわけでDSのテレビ出力システムが存在しないのだろう。

ともあれ、あの小さな画面を見つめ続けていると、目の疲労は尋常ではない。 このところ暫くDSのゲームをやらないのは、それが唯一の原因である。 とにかく翌朝になっても目の疲労が回復しないのだ。 翌朝どころか3日たっても中々回復してくれない。 このままDSをプレイし続けると失明するのではないかと心配した程だった。 それでこのところDSは封印したままだったのだ。

ところが、ふとしたことで、Dsilというマイナーチェンジ版が発売されていることに気がついた。 早速任天堂のHPでDsiと画面を比較してみると、画面の見やすさは大変な違いである。 恐らくは高齢者ユーザーから「画面が小さくて見づらい」というレメ[トがあり、任天堂もそのあたりを考慮したのではないだろうか。

これならテレビ出力をしなくてもDSのゲームがプレイできるのではないか、と悪魔が甘やかな声で私を誘惑する。 毒喰わば皿まで、ついついそれに耳を傾けてしまったのだ。

まあ、それで逆転検事や藤堂龍之介シリーズがプレイできるのなら、悪魔にでも鬼にでも喜んで魂を売るぞ。(;´Д`)