ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年12月25日。ウクライナ侵攻から306日目

2022-12-25 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年12月25日。

 昨日も今日もウクライナにロシア軍が攻撃し、何十人もの民間人を含む死傷者が出ています。
 クリスマスにも関わらず・・・という報道が日本でされると、ロシアやウクライナでは12月25日はクリスマスではないので、ロシアが戦闘状態を維持するのは当然だという意見が出ています。
 ベラルーシではカトリックのクリスマスという位置づけなので、カトリックのベラルーシ人にとってはお祝いの日ですが、正教のベラルーシ人にとっては通常の土日です。カトリックがずっと少ないロシア人からすると、祝祭日ではないので、ロシア軍が休まず攻撃するのは当たり前という感覚です。
 正教のクリスマスは1月7日なので、イブの6日と合わせて2日間は、ロシア軍も休みになるのではないかと期待していたのですが、ロシア大統領報道官は、「クリスマスでもロシア軍は戦う」予定であると発言したので、がっくりしました。
 一方で、ウクライナは伝統を変えて、正教徒であっても12月25日を今年からクリスマスとして祝ってよいということにしたので、日本の報道「クリスマスに関わらず攻撃」という表現は正しいです。


 今日の午前10時ごろ、ベラルーシ北部のノボポーロツクにあるナフタン製油所で火災が発生しました。 
 死傷者はなく、すでに鎮火していますが、原因は調査中です。
 このご時世、エネルギー関連施設で火災が発生といったニュースを聞くと、どきっとします。


 本当かどうか分かりませんが、ベラルーシ駐留しているロシア軍が今夜から明日にかけての夜間にウクライナ北部への攻撃を開始する予定だそうです。噂で終わってほしいです。


 今年9月1日に大統領自らお披露目されたベラルーシ製のラップトップ。とうとうベラルーシでもPCを製造するようになったんだとニュースになりました。そのとき大統領が手にしていたのは完成品第1号だったようですが、その後大量製造されるようになったらしく、今月22日に華々しく販売が開始されました。
 と思ったら、今日、そのガレリヤ・ショッピングセンター内部にあった売場そのものが消えていることが判明。
 売り場は移動したとのことです。しかし、それ以外のことが全く分からないという状態です。移動先の売り場がどこなのかも分かりません。
 

 12月25日、国営放送ロシア1で放送されたインタビューでロシア大統領は、
「ほとんどの──99.9%の国民は、すべてを祖国のために犠牲にする心構えができている。」
と述べました。
「それ自体は異例のことだとは思わないが、私は改めて、ロシアが特別な国であり、その国民は特別な存在だとの思いを新たにした。」
とも語りました。
 日本で国のトップが同じ発言をしたらどうなるでしょうか。

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