ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシのバレエとオペラ 5

2013-06-19 | ベラルーシ文化
 これはリムスキー・コルサコフ作曲の「シェヘラザード」です。
 この作品がバレエ・リュスによって上演されたとき、舞台美術を担当したのがレオン・バクストという画家なのですが、この人はベラルーシ出身なのです。
 私はバクストの絵が昔から大好きだったのですが、バレエ・リュスが上演したときの舞台美術をベラルーシ国立オペラアバレエ劇場でそっくり再現することになり、どちらかと言うと、バレエより舞台美術が見たくて行ってきました。

 舞台美術だけではなく、衣装もバクストの絵を元にかなり忠実に再現していました。ベラルーシ国立バレエ劇場の熱意を感じましたよ。

 「シェヘラザード」はアラビアが舞台のお話ですが、一幕のバレエなので、グルジアが舞台の「タマール」(ミリイ・バラキレフ作曲。これもバレエ・リュスによりバレエ化されています。)と合わせての上演でした。こちらもバクストが舞台と衣装を担当。1912年の初演のようすを再現していました。

 バクストのファンの私としては本当に見に行ってよかったです。(でも話の内容は・・・子ども向きではないかも。)(^^;)
 とにかくこれが100年ぐらい前のパリで上演されたのかと思うと・・・パリっ子もびっくり仰天の作品だったと思います。

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